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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2006/06/16 (Fri) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.金曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 金曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル てるてるあした 局 名 テレビ朝日系 放映日時 金曜23時15分 キャスト 水野サヤ(木村多江) 雨宮照代(黒川智花) 溝口エリカ(さくら) 松本陽太(金子昇) 鈴木久代(草笛光子) 沢井やす子(福田麻由子) 末広大八(ブラザートム) 山田偉子(高部あい) 原作 加納朋子 脚本 成井豊 主題歌 平川地一丁目『運命の向こう』 あらすじ 第10話 「遺言」 雨宮照代(黒川智花)は高校2年生で16歳、父・信夫(福本伸一) と母・慶子(荻野目慶子)との三人家族。父の借金の額が1億円にも 膨れ上がり、一家は夜逃げをすることになった。照代は遠い親戚の鈴 木久代(草笛光子)の元に預けられた。 水野サヤ(木村多江)は照代と同じ日に、久代の営む下宿屋・笹乃 館に息子・祐介(関根航)とやってきた。 照代は笹乃館で沢井やす子(福田麻由子)という少女の幽霊に出会 う。サヤは笹乃館の住人・松本陽太(金子昇)に一瞬乗り移った亡き 夫の幽霊に会う。 照代はやす子は母・慶子なのではないかと気付く。 照代が吊り橋で会った末広大八(ブラザー・トム)と帰宅すると、 久代がまた倒れていた。診察した江頭医師(おかやまはじめ)による と疲労による貧血。高齢なので回復に時間がかかるということだ。入 院はせずに1ヶ月ほど安静にしていることになる。 久代の部屋。久代は照代にやす子と照代の母親・慶子は同一人物で あることを話す。やす子がけいこと呼び名を変えたのは、母親の死後 親戚に引き取られた時からではないかと言う。照代は久代が今まで黙 っていたのをはなぜかと問うと、照代が聞かなかったためだと答える。 照代はなぜ母が自分を久代に預けたのかと問うと、久代は最初は嫌 がらせかと思ったという。やす子は筋金入りの問題児で授業には出な い、嫌なことはしない、暴れる、あれぐらい強情な子はいなかったと 思い出を語る。 照代は母が久代のことが好きで学校へ行ったのではないか?と言う と、久代は居場所がなかったからだと素っ気なく答える。 久代はやす子に何とか話を聞いて欲しいと思ったが、その頃の久代 には力がなかったと口惜しそうに話す。久代はやす子の話をそれ以上 はしたがらない様子で、自分から話を打ち切る。 久代は照代に自分の死期が近いことを告白する。照代に笹乃館の仕 事を任せて、久代の死後の身の降り方を考えておきなさいというのだ。 ショックを受けた照代はそのまま自分の部屋へ。 照代の部屋。心配したサヤが入って来る。照代は自分には久代の代 わりなんてできないと混乱した様子で話す。サヤは照代の気持ちがよ くわかると言う。サヤも夫・俊彦が亡くなったときはどうしていいか わからなかったからと言う。サヤはすぐには無理だけど、久代のため にできることを考えましょうと提案するが、照代は「私は絶対に(久 代が死ぬなんて)認めない」と自転車に乗って出かけて飛び出して行 く。 久代の部屋。久代が編物をしている。やす子が久代をじっと見つめ ている。久代はやす子がいることに気付かない。 久代の部屋。サヤが末広屋で見つけた男の子の人形を久代にプレゼ ントしている。久代は部屋に来た照代に照代にそっくりだと見せる。 五木に頼まれて来たボート好きな男(速水もこみち)が久代を訪ね て来る。照代を見て男は「雨」と言う。照代は知らないという顔をす ると「前どっかで会わなかった?家族ぐるみで食事とかしてたじゃん」 と言う。 男が久代に届けたのは香りをかぐと元気が出るというサマートリフ だった。 照代の部屋。照代から話を聞いた山田偉子(高部あい)は、久代が 親戚でもない照代を預かってくれたことに感心する。照代は久代がや す子に何もしてあげられなかったことを悔いているようだったと話す と、偉子は照代の母が久代と対面すれば、二人はいろいろ話ができる のではないかと言う。照代は久代と慶子を会わせようと決める。 笹乃館台所。照代は久代の食事を下げて来る。照代はサヤに八つ当 たりしたことを謝り、久代と慶子を会わせたいと話する。 サヤは義父の弁護士・中津川(鈴木浩介)に、義父との面会と慶子 の消息を調べて欲しいと頼む。 照代は母の携帯の留守番電話に久代が重体だということを入れる。 久代は編物をしながら男の子の人形に触り「わかってるよ。やって るよのてるよさん」と話しかける。 久代の看病は手嶋珠子(冨士真奈美)と林夏江(大森暁美)が行う ことになる。珠子は久代の体の清拭をしながら、「墓石になっても丁 寧に拭いてあげるわよ」と声をかける。照代はそんな二人を見ながら、 老人パワーのすごさを感じる。 久代の部屋。久代は相変わらず食欲がないが、照代は久代にジュー スだけでもと飲ませる。久代は照代に根元弁護士に照代のことが相談 してあり、佐々良高校には仮入学という制度があるので、来年父の自 己破産が間に合わなくても照代は高校に入学できると話す。また、両 親を探してほしいということも頼んであるという。 照代は久代に「ありがとうございます」と頭を下げる。すると久代 は「てるてるあした。きょうはないてもあしたはわらう」とやす子が 作ったという詩を口ずさむ。 照代の部屋。照代は差し出し人不明のメールを見つめ「このメール やす子ちゃんだったの?」とつぶやく。 久代の部屋。編物をしている久代に激痛が走る。「まだまだ私には やらなきゃいけないことがあるんだ」と痛みをこらえる。 照代の部屋。照代は慶子の携帯の留守電にメッセージを入れる。慶 子からは何の連絡もない。照代は慶子がプレゼントしてくれたガラス のリンゴを思い出す。 サヤの義父の家の前。サヤは中津川から照代の両親の報告書を受け 取る。1ヶ月前までの足取りしかわからないが、中津川は引き続き調 査を続行してくれるという。 義父・泰三(綿引勝彦)は祐介と会うのを楽しみにしており、部屋 中子どものおもちゃで埋め尽くされている。泰三は祐介と楽しそうに 遊ぶ。 サヤは久代から聞いた話を思い出している。久代は自分が死んだら 笹乃館は息子の物になる。息子は銀行員だからすぐに家を売りに出し 取り壊すだろう。久代はサヤに義父の家に行くことを勧めた。 サヤは思い切って泰三に金を貸して欲しいと頼む。サヤが笹乃館を 買い取ろうというのだ。サヤは死期の近い久代に恩返しがしたいと必 死で訴える。 泰三はサヤの話を冷静に聞き、サヤに金は貸せないが自分が笹乃館 を買い取ることを約束する。泰三が死ねば遺産の一部は祐介に行く。 いずれ祐介に笹乃館を譲るために自分が買い取るというのだ。 照代はガラス工房を訪ねて、主人・栗原(山田明郷)に壊れたガラ スのリンゴの破片で部屋に飾る物を作ってほしいと頼む。それを久代 にプレゼントするつもりだ。 照代が笹乃館に帰ると久代の孫・鈴木誠一郎(浅利陽介)がいた。 見舞いに来たはずの誠一郎は久代を気遣うどころかゲームに夢中だ。 そんな中、久代は昏睡状態に陥り、江頭が病院から器材を運んで懸命 の治療に当たる。 笹乃館。久代の教え子たちが久代を次々に訪ねて来る。市場の大木 (佐藤二朗)やラーメン屋の小百合(大森美紀子)などで、笹乃館の 外には総勢100名以上の人が集まっていた。 江頭や大八は、久代には安静が必要だからと説明して皆に帰ってく れるよう促す。大八たちは久代に届くように佐々良小学校の校歌を歌 う。 見舞いに来ていた誠一郎(浅利陽介)は、久代の容態が変わったら 知らせて欲しいと言ってホテルに宿泊するからと出て行こうとする。 サヤは誠一郎に久代のためにこれだけの人が集まってくれた、そのぐ らい久代は大切な人だと説明する。サヤは誠一郎に「そのボーッとし た頭に叩き込みなさい」といつになく強い口調で諌める。 照代はやす子に母・慶子が早く久代に会いに来るように頼む。照代 が物干し台を見ると、そこにはやす子の姿があった。照代はやす子の 元に行く。 すると、照代は久代の教え子たちが帰って行く中に、笹乃館を尋ね て来た慶子の姿を発見する。 寸 評 原作では笹乃館はなく、佐々良でサヤが住んでいる家はサヤの叔 母がサヤに残したものです。だから、泰三に金の無心に行くというの はありえない話なのですが。ドラマ上、綿引勝彦を出演させたかった のか。サヤが強くなったことを際立たせたかったのでしょうか?原作 ではインパクトのある登場人物だったエリカですが、今週は久代の見 舞いに来るだけで影が薄かった気がします。その代わりに珠子の方が 目立っていて。これも婆ちゃんパワーなのでしょうか。 速水もこちみが友情出演しいていた意味を考えていたのですが、夏 ドラマのラインナップを見てわかりました。同じ局で「レガッタ」と いうボートドラマをする宣伝も兼ねているのですね。それで「ボート 好きな男」なのだと思うと合点がいきました。 執筆者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- ドラマの登場人物を見ていると同じ人の同じような役柄が多い気がします。 たとえば、綿引勝彦だと社長役、児玉清だと部下に思いやりのある上司役とか 竜雷太だと代議士役か社長役、夏八木勲だと組長または裏家業の経験者、ブラ ザートムだと喫茶店やスナックのマスターなどです。 手づくり絵本の講座に通っています。文は私で絵は夫が担当です。自分で製 本までするのですが、出来上がった喜びはひとしおです。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |