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タイトル:Daily Drama Express 2006/06/16 富豪刑事 (9)  2006/07/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/06/16 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 富豪刑事
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 神戸美和子(深田恭子)
 鎌倉熊成(山下真司)
 鶴岡慶一(升 毅)
 布引幸四郎(寺島進)
 狐塚虎彦(相島一之)
 猿渡哲也(鈴木一真)
 西島誠一(載寧龍二)
 樋口純子(野波麻帆)
 菊池裕美(中山 恵)
 神山郁三(西岡徳馬)
 瀬崎龍平(筒井康隆)
 宮島洋子(能世あんな)
 神戸喜久右衛門(夏八木勲)
 鈴木松江(市毛良枝)
 伊東隆行(虎牙光揮)
原作  筒井康隆
脚本  蒔田光治ほか

あらすじ  第9話 富豪刑事の時効捜査

 10億円金塊強盗事件は6月17日時効を迎える。
 警察の対応は?−−「無能警察」とニュースで言われ、焦る焼畑署。

 容疑者は2名。一人は売れないコメディアンの野村(バナナマン・
日村勇紀)で、もう一人は小さな店を営むパティシェの佐藤(羽場裕
一)。
 でも、二人ともつましく暮らしていて、いくら尾行しても、ボロを
出さない。八方ふさがりのところに、美和子が「あのー、ちょっとよ
ろしいでしょうか?」と手を挙げる。
 彼らにお金を使うようにし向けていけばいいと言う。一度贅沢な生
活をすると、人間、生活レベルは落とせない.....と神戸喜久右衛門
(夏八木勲)が申していた、と。美和子自身は身の丈にあった生活が
一番と思うが、と付け足す。
 「狂ってるのはお前の金銭感覚だ」と口の中でつっこむ狐塚虎彦
(相島一之)。


 美和子は喜久右衛門に、どのように金を使わせるか相談。
 喜久右衛門は、美和子も人間をよくわかってきたと喜ぶ。それには
人間のプライドを刺激するのが一番。人間金をもっともっと欲しくな
る、と。

 そんなこと思ったことがないという美和子を、天使のような子だと
喜ぶ喜久右衛門。


 野村のステージ。今日は誰も来ていない。

 その時、拍手する女性−−美和子だった。
 野村の話はおもしろかった。才能を日本だけに埋もれさせておくの
は惜しい。祖父がラスベガスにホテルを持っているので、ステージに
立ちませんかと、と言う。

 次のステージがあると野村が出ると、大勢の観客。しかもみんな爆
笑。


 野村はテレビのお笑い番組でもグランプリとなり、ラスベガスにも
進出。


 佐藤のお店に行く美和子。そしてこんなすばらしいお菓子を食べた
ことはないという。世界レベルの味、と言う。そして祖父が持つエン
ジェルホテル210店に出店しませんか?と言う。
 そして各国大使夫人の集まるパーティーにお菓子を出してくれるよ
うに依頼。

 そこでお菓子は好評で、遂に国際紛争の席に呼ばれ、お菓子で扮装
を止める。

 ニュースになり、佐藤はパティシエとしての名誉ある賞を貰う。


 時効成立6日前。

 二人とも、今一番有名な日本人となるが、美和子がお金を使うばか
りで、二人はお金を使っていない。これでは金塊の手をつけない.....


 野村は風呂なしのアパートから、高級マンションに引っ越し。でも、
事務所は給料制。

 佐藤はローンで高級スーツを5着もあつらえていた。


 ちなみに、あの紛争は、実はとても仲のよい両国に経済援助金とし
てホンの5兆円送って、けんかしているフリをして貰ったと美和子。
 あと5日で解決できるのか?と鎌倉熊成(山下真司)に問われ、弱
気になる美和子。

 布引幸四郎(寺島進)がしょっ引いてしめるか?と言うが、美和子
が止める。布引は、あきらめの悪いのがデカだろう、と応援。


 計画の中止を伝える美和子。もう自分の金は使ってくれないのかと
がっかりする喜久右衛門。

 鈴木松江(市毛良枝)が、二人に見栄を張らせればいい。男は女性
の前では見栄を張りたがるもの、と言う。


 伊藤が婦警の樋口純子(野波麻帆)と菊池裕美(中山恵)に声をか
ける。美和子の計画に協力して貰うためだ。


 美和子は純子と一緒に、野村を待つ。
 出てきた野村に、5日後、自分の屋敷で、各国のショービジネスを
取り仕切っている人たちが集まるパーティーがある。これで成功した
ら世界の一流になれる、と言う。純子が、野村のファンだとおだてる。
 美和子が新作を披露して欲しいという。
 ネタを考えるのは大変だからと渋る野村に、考えるための環境は整
えました、と自邸に招く美和子。


 美和子は裕美と一緒に佐藤の店へ行き、自分の屋敷で5日後、各国
のホテル王たちが集まるパーティーがある。これで成功したら世界一
のパティシエだ、と言う。
 「裕美を味わいたい.....」と下心を抱く佐藤。
 美和子が新作を披露して欲しいという。そのための環境は整えてあ
るので、自邸に来て欲しい、と招く。


 純子や裕美におだてられながら新作を考える、野村と佐藤。


 6月16日 パーティー当日。

 みんなが二人を絶賛する。

 純子と裕美は、すっかりセレブ夫人を夢見ている。
 美和子は二人に、本当のセレブ婚には、愛が必要。その愛の証とし
て、金のペンダントをおねだりしてみては?とささやく。

 純子が野村に、裕美が佐藤に、それぞれおねだり。それぞれ彼女た
ちに夢中な二人は、金策を考える。

 野村が、いつも首から提げている鍵を取りだし、まだ解約していな
かった、以前住んでいたアパート・あすなろ荘に駆け込む。

 そこには大きな金庫。
 野村はその金庫を開けようとする。

 そこに布引たちが駆け込んできて、鍵を奪おうとする。
 鍵を飲み込む野村。
 でも、取り押さえられ、はき出させられる。
 金庫を開けると、中には金塊!?


 野村を追いかけるときに、純子も裕美も美和子も、警察の人間だと
佐藤にばれた。
 佐藤は美和子に、コンクールでかすったこともない自分が、こんな
に評価されるのなんておかしいと思っていた。これでせいせいした、
と言う。

 美和子はお詫びに、佐藤のほかの新作も試食したいと言い、佐藤の
店に行く。


 野村の金庫の中身。金色に輝く直方体は、ビデオのケースだった。
 なんと、自分の没ねたを取りだめたビデオテープで、これの中に売
れるねたがあるのではないか、と取りに来たのだ。鍵を飲み込んで抵
抗したのは、ねたを見られるのが恥ずかしかったから。


 佐藤の店。もうすぐ午前0時になる。

 美和子は店の壁の煉瓦の一部が金色に輝いているのに気付き、そこ
をほじってみる。
 なんと、煉瓦に見えたのは、金の延べ棒に貼り付けた、茶色の壁紙
だった。

 いつのまにか背後にお菓子を持った佐藤が来ている。

 0時を回る。佐藤は壁の金の延べ棒を見せると、美和子には死んで
貰うという。
 美和子は、時効が成立したら、関係ないのでは?と言っても、こう
しなければならないと美和子の首を絞める佐藤。

 そこに鎌倉たちが駆けつけ、美和子を助ける。野村のところの金庫
の中身がビデオとわかって、では犯人は佐藤、ということで駆けつけ
たのだ。

 佐藤は、時効が成立しては捕まえられないだろうと開き直るが、今
はまだ時効成立の24時間前、と美和子。

 なんと美和子が二人を自邸に呼んだのは、二人を閉じこめている間
に時計を進めることにあったのだ。彼らは5日経っていると思ったが、
本当は4日間しか経っていないのだ。

 佐藤は逮捕される。美和子はたった10億ぽっちで、と哀れむ。
 みんな「10億ぽっち!?」とつっこむ。

 そこに伊藤が呼びに来て、美和子は帰る。

 帰りの車中、美和子がつぶやく。
 −− 人生はケーキのように甘くないのですね、おじいさま。


寸  評  佐藤の、金塊を壁に埋めて煉瓦に見せかけたのは、アイディアで
すね。
 でも、野村の金色のビデオ・テープのケースはどっきりさせるため
だけで、強引すぎるように思います。

 美和子が、時効が迫ったとき、何で自邸に呼んだのか、最後の種明
かしまで、わかりませんでした。これはやられた!と言う感じでした。
 このドラマ、時々、使い古されたトリックではあるが、ここで使っ
ていたのか!と膝を打ちたくなる展開があり、はまります。

 あと、時々、「時効警察」や、「トリック」を思わせる笑いのツボ
が挟まれていますね。通受けですね。

執筆者  鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 春ドラマで、主題歌に心惹かれるドラマ。
 一番は「特命!刑事どん亀」です。
 つぎは「弁護士のクズ」。そして「クロサギ」といったところです。

 今回、あらすじはお送りしておりませんが、個人的にはまったのが、「弁護
士のクズ」です。あの脱力感がたまりません。でも、内容的に、22時ではま
だちょっと恥ずかしいかな?とも思いますが。
 是非、シリーズ化して欲しいですね。(鈴木)

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