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タイトル:Daily Drama Express 2006/07/11 ダンドリ。 (1)  2006/07/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/07/11 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ダンドリ。〜Dance☆Drill〜
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 相川要 ……  榮倉奈々
 末吉双葉 ……  加藤ローサ
 池田まゆ実 …… 森田彩華
 花上さやか …… 西原亜希
 浜田教子 ……  悠城早矢
 鈴木カルロス三郎太 …… 増田貴久
 高宮深雪 ……  菅野美穂(特別出演)
 相川ふさ江 …… 戸田恵子
 石橋渡 ……  国分太一
【さつき高校の人々】
 佐藤智子 ……  山口香緒里
 奥村重蔵 ……  斎藤洋介
 足立原一郎 …… 入江雅人
 岩壁宗吉 ……  石井愃一
 田中 ……  坂本あきら
 橋本吾郎 ……  篠山輝信
【商店街の人々】
 浦野奈美世 …… 濱田マリ
 古座野史明 …… 六角精児
 張ヶ谷久 ……  石井康太(やるせなす)
 千石孝之助 …… 金橋良樹
 千石千恵子 …… 吉村玉緒
 相川慶一 ……  小関裕太
【城東学園・キティタイフーン】
 城所麗夏 ……  金子さやか
 小杉由紀恵 …… いとう麻見
 キティタイフーン … Team ACUVUE
【浜中荘の住人】
 マコト ……  大倉孝二
【さつき高校・MAYFISH】
 渡辺かしこ …… 木南晴夏
 田島聖子 ……  松田まどか
 松平乙女 ……  ゆってん
 高嶋千寿 ……  松本華奈
 宮川葉月 ……  池田愛
 早乙女はるか ……岡西里奈
 土屋志織 ……  仁平裕子
 大川真澄 ……  山下幸乃
 黒崎えりな …… 杉林沙織
 石黒万里 ……  田野アサミ
 江本香織 ……  徳永えり
 白井麻紀 ……  神原麻由
 小澤翔子 ……  福島彩子
原  案 長谷川昌一
脚  本 横内謙介
主題歌  『UVER world』

あらすじ  Stage1「恋と受験とチアダンス!!」

 2006年、チアダンス大会ステージ奥通路。相川要(栄倉菜々)がゆ
っくりと歩いていく。

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 −半年前、まさか自分がこのステージに続く廊下を歩くことにんる
なんて、思ってもみなかった。ちっぽけな小魚が川を下って海に出て、
見違えるほど大きくなって帰ってくる。そんな魚の言い伝え、希望を
胸に夢に向かって泳ぎ始めた私たちは……
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 開かれるステージへの扉。県立さつき高校MAYFISHのメンバーたち
が元気良くステージへと飛び出していく。

 2006年早春。さつき市立さつき高校。要は親友の末吉双葉(加藤ロ
ーサ)とともに男子バスケ部の練習を見に行くところ。2人は2年生。
要と双葉はバスケ部のエース神宮寺(木村了)の私設ファンクラブを
作って追っかけをやっていた。

 神宮寺は卒業を控え城東学園との卒業試合に向けて練習に打ち込ん
でいた。「神宮寺先輩〜、ナイスシュー!」と体育館の戸口から要と
双葉は声援を送る。要も双葉も口紅を塗って気合い十分だが、当の神
宮寺は困惑した表情を浮かべる。しかし要は「効果抜群!」と意に介
さない。

 そんな要を物陰から情けない顔で窺う野球部員の鈴木カルロス三郎
太(増田貴久)。三郎太は1年から追試のたびに要と顔を合わせてい
たせいでいつしか要のことを運命の人だと思い込んでいた。しかし要
には受け入れられていない。

 要と双葉は休憩中の神宮寺を捕まえ、卒業の記念にプレゼントを贈
りたいのでリクエストしてほしいと頼む。しかし神宮寺は「そんなの
いいよ」と冷たい。要は悲しくなり「これで最後ですから。私たちの
私設ファンクラブもこれで解散です。今までうざくつきまとって申し
訳ございませんでした」と頭を下げる。すると神宮寺は「なら応援を
頼むよ、最後こそ城東に勝って卒業したいんだ」と答える。

 要は笑顔で神宮寺を見送る。すると早乙女はるか(岡西里奈)が神
宮寺にタオルを渡しに来るのが見える。要は呆然となり、やがて「ち
くしょー」と悔しがる。

 図書準備室。「やっぱり噂は本当だったんだ」と要は大泣きする。
はるかが神宮寺と付き合っているという噂が現実と知って要はショッ
クだった。双葉は「いいじゃん、私たちは所詮ファンなんだし。それ
より『今までうざくつきまとってすいません』てあれ何よ、情けない」
と怒る。要は「つい口から出ちゃったんだよ」と言い訳する。

 そんなところへ、渡辺かしこ(木南晴夏)が不機嫌な顔つきで「フ
ァンクラブ、終わりでしょ」と私設応援団のグッズをつめたダンボー
ルをどっかと机に置く。かしこは文芸を愛好する図書委員長。要たち
が勝手に図書準備室を私設ファンクラブの活動場所にしていることを
ずっと苦々しく思っていた。かしこはぶつぶつと文句を言うが、要は
「そうだ、今日うらなりの面談だった」と準備室を飛び出していく。

 うらなりとは、要の担任の数学教師石橋渡(國分太一)のあだ名。
気が弱く、数学準備室に引きこもって鉄道オタク仲間の足立原一郎
(入江雅人)、岩壁宗吉(石井愃一)と鉄道模型を走らせて遊んでい
るような無気力教師だった。

 面談にやってきた要に石橋は三者面談をしなくてはならないと伝え
る。要の成績は進級ぎりぎりでもあり一度じっくり話をする必要があ
るという。要は両親が離婚して母親が働いているから無理だと断るが、
石橋は決まりだからと言う。

 帰りに千石屋に立ち寄った要と双葉はたこ焼きを頬張りながら進路
のことをぼやくが、ひとまず置いといて神宮寺の応援を考える。「最
後なんだし、先輩のハートにダーンク!みたいなの考えないと」と要
は張り切る。

 要は帰宅すると、母のふさ江(戸田恵子)に三者面談の話をする。
すると近所の商店街の人たちが「要ちゃんも来年受験かぁ」「どこ受
けるの?青学とか?」などと聞いてくる。ふさ江は小さな居酒屋を経
営しており、商店街の人たちの憩いの場になっていた。ふさ江は「国
立よ、それと浪人は絶対ダメ。うちには余裕がないんだから」と釘を
刺す。

 要が自分の部屋に行くと弟の慶一(小関裕太)が勝手にあがりこん
でいた。「勝手に入らないでよ」と文句を言いつつ、要は「そうだ、
スポーツの応援で男子のハートモロ掴みって言ったらなに?」と質問
する。冷静沈着で物知りの慶一は「スタンダードなのはNBA(アメリ
カのプロバスケ)やNFL(アメリカのプロアメフト)かなあ」とチア
ダンスを勧める。要はさっそく調べ始める。

 さつき高校職員会議。低迷する学校の建て直しのため今後進路実績
の向上が課題といったような話がされて会議は終わるが、英語教師の
佐藤智子(山口香緒里)が欠員になっている男子バスケ部の顧問を決
めなくてはいけないと提議する。石橋たち部活の顧問を持っていない
教師はジャンケンで決めようとするので、智子は「ならいいです、私
がやります」とあきれ果てたように引き受けようとする。

 しかし、智子はすでに女子バスケ部に演劇部の顧問を務めているた
め、だめだという話になり保留になる。智子は石橋を捕まえ、「あな
たのような若手が熱意を持たなくてどうするんです」と強引に次の連
休の男子バスケ部の引率をさせることにする。石橋は足立原と岩壁と
ともに信濃路への旅行を計画していたが断れない。

 要と双葉が調べたところ、NBAやNFLのチアリーダーを呼ぶには3万
ドル必要だということがわかり途方にくれる。そこへ三郎太が現れ要
に「神宮寺先輩は同じバスケ部でミスさつきの早乙女はるかさんと交
際を始められました。けれど君には僕がいます。17年前ブラジルのサ
ンパウロに生まれた僕が日本へ来たのはあなたに会うためでした。ど
うか僕の胸に飛び込んできてください!」と熱烈な告白をする。

 が、神宮寺の話を持ち出された要は傷つき「今度あたしの前に現れ
たらぐるぐる巻きのサンバにしてやる!」と三郎太の顔面に雑誌を投
げつけて立ち去ってしまう。三郎太はこれで通算して6度目の告白失
敗に終わった。

 要は苛立ち、川原で石を投げて気を紛らわせていたが、ふと「そう
だ、こうなったら自分らでやろうよ、チアダンス!」と双葉に提案す
る。双葉は驚くが、要は「やるったらやるの!」と速攻で決めてしま
う。

 要はチラシを作るが、コピー代がないのでかしこに印刷を頼む。か
しこは図書準備室にガリ版を所管していた。かしこはぶつぶつ文句を
言いながらもわら半紙にチラシを刷ってくれる。

 要と双葉はそれを持ってメンバーを募る算段を考える。双葉が調べ
たところ、石黒万里(田野アサミ)、江本香織(徳永えり)、白井麻
紀(神原麻由)、小澤翔子(福島彩子)の4人が駅前でストリートダ
ンスをやっているという情報があったので、4人の下駄箱にチラシを
忍び込ませる。

 だが4人はチラシを見るや「なに、チアダンス?ありえねえ」と不
快がって丸めて捨ててしまう。だが、それを池田まゆ実(森田彩華)
がおどおどしながら拾い上げる。

 要と双葉は図書準備室で参加希望者を待つが1人も来ないまま下校
時刻を迎えてしまう。しかたないのでコスチュームをどうするか話す。
双葉が中学時代の知り合いの花上さやか(西原亜希)に聞いてみっか
と提案する。そこへまゆ実が、少し遅れて浜田教子(悠城早矢)が入
ってくる。まゆ実はガリベン、教子は空手部とチアダンスとは縁のな
さそうなタイプだった。

 要と双葉は帰り道なんで2人が来たのか意図を測りかねていた。駅
前を通ると万里、香織、麻紀、翔子がダンスの練習をしているのを見
かける。なかなか切れ味のいい動きに「あんなの入ったら私らかすむ
よ」と要はホッとする。

 要と双葉はさやかと合流する。さやかは20歳と偽ってバイトしてい
るキャバクラに連れて行き、そこの衣装のひとつであるチアガールの
コスチュームを出してくる。要と双葉はお礼を言うが、さやかは「で、
私センターでなくていいから」と自分も参加することを付け加える。

 要はふさ江とともに石橋の面談を受ける。石橋は要が実力テストで
311人中287番であることを話し、国立大学に入るためには100番以内
に入らなくてはならないと話す。ふさ江は要の成績の惨状に驚き、な
んとかしないとと頭を痛めるが、当の要は黙ったままでいる。

 面談後石橋は要を呼び止め、ふさ江の希望はわかったが、要本人が
どう思っているのかを聞いておきたいと言う。「相川さんの将来の夢
はなんですか?」と。しかし要は「そんなこと急に言われても」と口
ごもる。石橋は「進路というのはやはり」とくどくど言い始めるので、
「それは私なりにちゃんと」と遮ってその場を足早に立ち去る。

 要が図書準備室へやってくると、双葉たちが練習を始めていた。が、
振り付けはパラパラなので、要は「チアダンスはそんなんじゃない」
とやめさせる。さやかは「ならあんたが手本を見せてよ」と文句を言
い出し、要は思いつきで踊って見せるが、「なにそれ、幼稚園児のお
遊戯?」と笑われてしまう。すると、まゆ実が「あの、これ」と一本
のビデオテープを差し出す。それはダンスレッスンを収録したもので、
チアダンスも含まれていた。要たちはそれを見ながら練習を続ける。

 練習は熱を帯びはじめ、動きも激しくなるので、かしこは激怒し
「お前ら、いいかげんにせえよ!隣は図書室なんだぞ」と追い出す。

 要たちはしかたなく校舎内の敷地で腹筋などの筋トレを続ける。三
郎太は相変わらず要に愛想を振りまいてくるが、要は無視する。要た
ちは授業中もポンポンを作りと着々と準備を進めていく。さらに要は
神宮寺用のリストバンドも用意し、やる気満々な様子をうかがわせる。

 こうして試合前日を迎え、最終調整も無事終了する。要は「いよい
よ、明日だし、ファイトー、オー!とかやる?」と気合いれを提案す
るが、さやかは「いいよ、かっこ悪い」とのってこない。要は物足り
ない気分だが、「じゃあ、また明日」と解散する。

 要は神宮寺に渡すリストバンドを持って神宮寺を待つ。しかし神宮
寺ははるかと一緒に歩いてきて、しかもおそろいのリストバンドをつ
けていたので、シュンとなってしまう。双葉は「要って思い込みが激
しくて、負けず嫌いで、根拠のない自信ですぐアクセル全開になるの
に、肝心なところでブレーキがかかる。それでいいの?」と問いかけ
る。双葉は要が神宮寺に対して本気だと思ったのだが、要は「別に、
私はファンだし、とにかく明日頑張ろうよ」と本心を隠す。

 ふさ江は予備校のパンフレットを出し、要に申し込んでくるように
言い渡す。ふさ江は大学に行って自立して生きていける大人になって
ほしいと告げる。そのため商店街の浦野奈美世(濱田マリ)に借金し
てまで予備校に通わそうとしたのだ。離婚して女手ひとつで苦労して
育ててきたような自分の人生を要には味あわせたくなかったからだ。
要は正直気が重いが、ふさ江の気持ちを知るだけに何も言えない。

 さつき市立体育館。智子は石橋を待ち伏せして強引に卒業試合の引
率に引っ張っていく。

 要たちは準備万端で2階席ギャラリーで待機する。ところが、試合
開始前に相手の城東学園のチアダンス部キティタイフーンがダンスを
披露する。その本格的な演技に要たちは圧倒されてしまう。

 三郎太が要目当てに現れるが、要はいない。すっかり自信喪失して
ロッカールームに引きこもってしまったのだ。双葉たちが懸命に説得
するが、要は恥をかくだけだからとふんぎりがつかない。だがさつき
高校が負けているという知らせに、神宮寺を応援しなくてはという思
いがこみ上げ、なんとかギャラリーに戻ってくる。

 要たちは応援を始めるが、ぎこちない上にバラバラで盛り上がらな
い。おまけにまゆ実が緊張のあまり腹痛を起こしてバタバタしてしま
い、ポンポンをコートに落としてしまい、レフリーから厳重注意を受
けてしまう。

 要はすっかりしょげ返って踊るのをやめてぼんやりと試合を見続け
る。ハーフタイムに入ると、またもやキティタイフーンが見事なパフ
ォーマンスを繰り広げ、要たちは肩を落とす。

 後半が始まっても、さつき高校は劣勢で点差は開いていく。さらに
プレー中に神宮寺が膝を強打してしまい倒れてしまう。それを見た要
はいても立ってもいられなくなり「ファイト!ゴー、神宮寺!ファイ
ト!ゴー、さつ高!」となりふりかまわず応援を始める。つられて双
葉、さやか、まゆ実、教子が加わりやがてさつき高校全体に広がって
いく。これに呼応するかのように神宮寺のプレーも冴えわたり、点差
をつめていく。

 終了直前、3点差を追って神宮寺がスリーポイントシュートを放つ。
しかし惜しくもはずれ負けてしまう。試合後、神宮寺は部員を集めて
応援席に向かい、「すばらしい応援ありがとうございました」と頭を
下げる。神宮寺にお礼を言われて要は胸がいっぱいになった。

 帰り道、要たちは公園でジュースを飲みながらささやかな打ち上げ
をする。要は「私の勝手な思いつきに付き合ってくれてありがとう。
私今までなにやってもイマイチで、でも今日はいい思い出になった」
と笑顔を見せる。教子も「私夢だったんだ、女の子らしい衣装着て踊
るのさ」と打ち明け、一体感を深める。

 さやかが「カッコつけてみる?」と手を前に出す。要たちは笑顔で
次々と手を合わせ「明日からそれぞれの道頑張ろう、ファイト、
オー!」と気合いを入れる。

 同じころ、石橋も「何事もいやいややってちゃダメだ」と今日の試
合のことを思い返していた。そこへ高宮深雪(菅野美穂)から電話が
かかってくる。石橋は硬い表情で「今の僕はただの教師なんです」と
告げる。石橋は日本舞踊の師範の家の息子で、深雪は元婚約者だった。

 要が家に帰ってくると、三郎太が待っていた。三郎太は要に謝りた
いと言い、「神宮寺先輩のことを言ったのはデリカシーに欠けていた。
でも思ったことやらないと後悔するし、つまんないから」とだけ伝え、
立ち去ろうとする。要は「あのさあ、夢ってなんだろう?」と呼び止
める。三郎太はきょとんとし「夢といったらドリームジャンボでしょ」
とおどける。要は「あんたらしいねえ」と笑う。

 要はポンポンと神宮寺用のリストバンドを押入れにしまい、予備校
の申し込みに向かう。だが、要の心は揺れていた。頭の中は昨日のチ
アダンスのことが離れなかった。要は申し込みするのをやめ、一目散
に双葉のいる皐月神社へと走る。

 要は双葉に「ねえ、双葉の夢って何?」と尋ねる。驚く双葉に、要
は「私も先のことはわからないけど、今やりたいのはチアガール!あ
んなに楽しくて熱くなったのはじめて。今でも音楽が鳴り響いていて
消そうとしても消えないの。今やらないときっと後悔する。ねえやろ
う、チアガール!」と熱っぽく話し、双葉も頷く。そんな2人に桜の
花びらが舞い落ち、春の訪れを告げていた。 


寸  評  まず要の性格付けが気になりました。とても素直で明るい女の子
ですが、家庭環境は複雑です。両親は小学生のころ離婚し、母親は居
酒屋という夜の仕事をしていて、かつ自分に負い目を感じています。
このような環境がこどもの性格に影響しないとは考えにくいです。母
親が苦労して耐えての姿を見ていれば、自分の欲求を表に出すような
ことはしなくなるでしょうし、やりたいことも諦めるようなネガティ
ブな思考の持ち主である方が自然な気がします。母親がどんな環境で
も底抜けに明るい思考の持ち主というなら話は別ですが。主人公の性
格や環境はドラマの行方を左右する重要な要素ですのでここを疎かに
するとドラマがバラバラになりかねません。
 ストーリー自体はチアリーディングという新しい設定を持っていて
期待できます。敢えて3年生という時点を持ってきた辺り、受験とチ
ア、それに付随する母と娘の葛藤があります。いわゆる親と子の考え
方の違いによる衝突は誰もが1度は通るものですから興味深いものが
あります。それだけでもストーリーは濃くなる気もしますが、さらに
石橋と深雪のエピソードを盛り込む必要があるのでしょうか?何とな
くストーリーが薄くなるような危険性をはらんでいるような気がして
なりません。純粋に青春ドラマでよい気がします。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 夏ドラマは、『ダンドリ。』に加えて、『レガッタ』『下北サンデーズ』な
どを見ましたが、どれもなかなか面白く豊作といった状態です。また各局がプ
ロ野球中継の延長を取りやめているため、録画時間の調整の必要がなくなり、
助かっています。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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