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=================================== 【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2006/5/22 第164号 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com =================================== 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。 =================================== ■もくじ■ 1. お知らせ 2. 最近の翻訳業界 3. 翻訳しよう 4. 翻訳者日記 5. リンクしよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1. お知らせ ___________________________________ ■□■ビデオ教材大幅割引のご案内!!■□■ 本日はビデオ教材大幅割引のお知らせです。トランスワードでは近々ビデオ版 教材の販売中止を検討しております。そこで、在庫一掃セールとしまして、本 来ならビデオ教材110,250円(税込み)のところ73,500円(税込み)で販売 いたします。また自己学習キットは31,500円(税込み)にてご提供いたしま す。数量は各コースとも限定2セットです。お早めにお申し込みください。 御希望の方は、お申込みフォームのQ.3「何か一言、お願いします」の欄に「ビ デオ教材割引」とお書き添えの上、お申込みください。 講座がビデオで見れる最後のチャンスです!ぜひお早めにお申込みください。 (教材送付までに2週間程度お時間をいただく場合がございます。ご了承くだ さい。) 詳しくはこちらから↓ http://www.transwd.com/ ■□■おすすめ書籍のご案内■□■ 新しくなったトランスワードのホームページに「おすすめ書籍」のページをア ップしました。翻訳者にはぜひ読んでもらいたい一冊から、自動車、電気関連 のおすすめ本などを掲載しています。翻訳は日頃の読書量が物をいいますので、 ぜひ多くの書籍を読んでみてください。 書籍はそのままアマゾンから購入することもできます。 詳しくはこちらから↓ http://www.transwd.com/consul/book/syoseki.htm  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2. 最近の翻訳業界(仲谷) ___________________________________ 迷ったときの判断基準 英文を作成する時、表現方法で迷うことが多々あります。 多くの人は「英語として正しいか?」、「文法に間違いはないか?」と考えます。 これは日本の学校英語教育の弊害です。 一般的に日本で出版されている英語に関する文法書や解説書は矛盾だらけです。 まじめに勉強すればするほど迷ってしまいます。特に冠詞と前置詞は厄介です。 英文を作るときに迷ったらまず、自分で作った英文を読む人のことを考えまし ょう。 「この表現で内容を正確に理解してもらえるだろうか?」、 「自分の意図した意味以外に解釈される恐れはないだろうか?」、 「楽に読めてもらえるだろうか?」。 全てOKなら良い英文です。文法のことは考える必要はありません。 しかし、上記の項目を正しく判断するには相当の英語力が必要です。大量の読 書を通じて力をつける必要があります。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 3. 翻訳しよう(荒井) ___________________________________ みなさん、関係代名詞については十分に研究済みのことと思いますが、日本語 に移す場合に、ぎこちなくなる方がいます。例題 A seasonal employee of the Company who may have actually handled any of the asbestos-related products should … これを、1. 「これまでにアスベスト関連商品を取扱った可 能性のある、会社の季節従業員」と書いて省みない方がいます。これだと「取 扱った可能性のある会社」と読めてしまいます(いくら「、」がついていても)。 では、どうしたらよいでしょうか。2. 訳し下す方法。関係代名詞で大きく反転 させず、そのまま前に進みます。「会社の季節従業員で(の中で)、これまでに アスベスト関連商品を取扱った可能性のある者」。ちょっと気をつける点は、「〜 の従業員で、〜の従業員」と繰り返すのは拙劣ですから、後者は「者、方、人」 などのうち何か適切な語を置きます。 3. 条件に訳す方法。言い換えると、関係代名詞を副詞節のように扱う方法です。 「会社の季節従業員が、これまでにアスベスト関連商品を取扱った可能性があ る場合には」。類題 Children under six years of age [who are] accompanied by an adult can enter the facilities and stay there until 16:00. 「当施設は、6 歳未満の子供でも大人の付き添いがあれば、入場して午後4時まで利用するこ とができます」。 4. カッコ書きする方法。「会社の季節従業員(これまでにアスベスト関連商品 を取扱った可能性のある者)」。少し硬い文調になりますが、意味は正確に取れ ます。原文にカッコがないのですが、必要があれば訳文にカッコをつけてくだ さい。こういうことは、大胆にやって構いません。 他のパターンもありえることでしょう。このうち、必ずどれにせよと決めつけ るわけにはいきません。どれを選ぶかは、文書の全体の流れを考えて決めてく ださい。ただ、もし1. しか頭にない方がいらっしゃったら、ぜひもう少し柔 軟になっていただきたいと思います。1. の行き方は、日本語としてかなり不自 然です。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4. 翻訳者日記#54(阿久根) ___________________________________ 「電子工作?」 最近ギターの練習に熱心になっていることは、前々回のこのコラムで書きまし たよね。下手くそなりに、毎晩30分程度練習を続けています。ギターは数本し か持っていませんが、一番高価だったのは大学時代にアルバイトして買ったも のです。でも、このギター、Randy Rhoads(Ozzy Osbourneバンドの初代ギタ リスト)モデルというちょっと変わった形(Heavy Metalファンにお馴染みで すけど)なので、ずっと実際の倉庫にしまったままでした。 練習をきっかけに、このギターを実家から持ってくることにしたのは10日ほど 前。久々にハードケースを開いてみると、やはり結構ひどい状態でした。弦は 錆び付き、何本かは切れていました。そこで、ギターのメンテナンス開始です。 錆び付いた弦を外し、ポリッシュを吹き付けて掃除し、ネックの調整をして弦 を張り直しました。ところが、悲しいことに音が出ないのです。チューナーを 接続しても妙な反応ばかり。「こうなったら!」と一大決心でギターの配線や電 気部品をほぼすべて交換することにしました。確かに、脱着作業の英文を和訳 する仕事が多いとはいえ、あまり自分で電気系統をいじることはないのですが、 楽器屋などない地域ですから、背に腹は代えられませんでした。 メンテナンス関連の書籍を購入し、配線とにらめっこして、交換部品をオンラ インショップで注文しました。実際に交換作業を開始した日は、床の上で作業 したので、はんだ付けがやりにくく、かなり時間を使ってしまい、何時間もか けて作業したものの、結局完全には直せませんでした。でも、これくらいで諦 める性格ではないので...。 数日後には仕事場の机の上にギターを載せて、もう一回やり直しました。はん だ付けもだいぶ慣れ、作業は思いの外スムーズに進み、いよいよギターアンプ につないだときは、祈るような気分でした。えっ、結果ですか?アンプからは、 かなり深みのあるディストーションサウンドが「ジャーン」ときれいに鳴り響 きましたよ。 回路を考え、はんだ付けしてみて、電気回路のおもしろさに触れられた気がし ました。そのうち、電子工作キットでも買ってみようかな、なんて考えていま す。新しいことに挑戦するのはおもしろいですよね。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 5.リンクしよう ___________________________________ __________________________________ 「翻訳者の強い味方【レーティングステーション】!」 http://www.amelia.ne.jp/ 「優良な企業と翻訳者が結びつき、翻訳業界の発展に貢献できるシステム」を コンセプトに「レーティングステーション」がアメリアWebサイトで始動しました。 個人翻訳者の強い味方となるこの取り組みの趣旨をぜひ下記でご覧ください。 https://www.amelia.ne.jp/userCompanyRatingList.do __________________________________ ※このスペースに載せる広告(リンク付き)を募集しています。発行部数は約 7000部で、1回の掲載料金が7000円(税別)です。ご希望の方は、 book@transwd.comまでお問い合わせください。  ̄■発行■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |株式会社 トランスワード | 〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F | Tel:082-506-3233 Fax:082-506-3234 | URL: http://www.transwd.com | e-mail: book@transwd.com |  ̄■配信解除■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。 | |代表的な配信サイト | まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017511.htm |  ̄■お問い合わせ・投稿先■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | book@transwd.com |  ̄■免責事項■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご |了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手 |続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで |ご相談ください。 | |