「ダ・ヴィンチ・コード」ブーム
「ダ・ヴィンチ・コード」――今、日本でこの映画ほど公開が待たれる作品はないのではないだろうか。ダン・ブラウン原作の同名小説の映画化である。今週の土曜日からの上映開始に先立ち、 関連 イベントが森アーツセンターギャラリーで開かれ てい る。映画の場面をデジタル映像で表現した特設「デジタル・ミュージアム」で、『ダ・ヴィンチ・コード』の名画を巨大スクリーンで見ながら、原作者ダン・ブラウンの描くキリスト教最大のスキャンダルを考えるのも良いかも知れない。パリの仏国立図書館で発見された秘密文書「シオン修道会総長リスト」のレプリカが展示されるという。また、巨大な「デジタル・シアター」では、ミラノのサンタ・マリテ・デッレ・グラツィエ聖堂と同じ原寸大の《最後の晩餐》が見られる。
全世界のキリスト教徒を震撼させたといわれる問題作をじっくり味わうためには、まず本、この展覧会、そしていよいよ本編映画といけば完璧だろう。
各地の本屋には、洋書の原作が用意されるほか、角川書店が出版した日本語版(上・下、計2冊)と文庫の(上・中・下、計3冊)及び大量の「ダ・ヴィンチ・コード」関連出版物が集まって陳列されている。
去年9月13日〜11月15日まで開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ展〜直筆ノートレスター手稿日本初公開」の混雑を考えると、今回も人気イベントになることは間違いなさそうだ。 (Nyanya執筆)
【会期】4月27日(木) 〜6月23日(金) 会期中無休
【会場】森アーツセンターギャラリー(森タワー52F)
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