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=================================== 【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2006/5/8 第163号 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com =================================== 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。 =================================== ■もくじ■ 1. お知らせ 2. 最近の翻訳業界 3. 翻訳しよう 4. 翻訳者日記 5. リンクしよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1. お知らせ ___________________________________ ■□■ホームページリニューアルのお知らせ■□■ トランスワードでは、ホームページをより快適にご覧になれるようリニューア ルいたしました。 この度のリニューアルでは、従来のページをよりいっそう分かりやすくすると 共に、デザインも一新し、内容を充実させました。さらに新しくブログも開設 しております。 これからも皆様にとってご利用しやすいホームページとなるよう努力してまい ります。今後ともトランスワードのホームページをご利用くださいますよう、 よろしくお願いします。 ホームページはこちらから↓ http://www.transwd.com/ ブログはこちらから↓(火曜と木曜更新) http://transword.cocolog-nifty.com/ ■□■春の学習キャンペーン!!■□■ 春は新しい事を始めるのに最適な季節。あなたもこの機会に翻訳の勉強にチャ レンジしてみませんか? この春から翻訳を勉強したいあなたのためにトランスワードでは、4つのコー スをご用意しております。どのコースもDVD(ビデオ)付きで、臨場感あふれ る授業が体感できます。 今なら講座をお申込みの方にもれなく翻訳業の実態を披露した「プロの翻訳者 になろう!(\2,000)」をプレゼント。みなさまもこの機会にぜひお申込みく ださい。(5月末まで) 詳しくはこちらから↓ http://www.transwd.com/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2. 最近の翻訳業界(仲谷) ___________________________________ 四国の歩き遍路 連休中に久し振りの歩き遍路に行ってきました。 ジムでの定期的なジョギングを暫く休んでいたのでかなりキツイ旅でした。し かし、何時も思うことですが歩くと血の巡りが良くなるせいか、頭が冴えてき ます。過去の仕事上のアイデアはほとんど遍路で歩いている時に思いついたも のです。 翻訳は室内にばかり居がちになる商売ですが、なるべく運動をするよう心がけ るべきです。特に歩くのがお薦めです。気持ちが前向きになりますし、日頃考 えもしなかったようなすばらしいアイデアが湧いてきて、あなたの人生が変わ るかもしれませんよ。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 3. 翻訳しよう(荒井) ___________________________________ 久しぶりに、企業で使う表現の英訳。「今年の拡販プロジェクトは、去年の2 倍以上の工数が掛かった」。これを英訳しようとすると(いろいろな言い方がで きるでしょうが)、The promotional program this year involved (experienced) double the workload of last year. とworkloadの語を使うことが可能です。 ですが、「今年の拡販プロジェクトに、技術職を中心に十分な工数を用意してお くこと」などということがあります。私が会社に入って間もなく、このような 表現(日本語のことです)を聞いて奇異な感じを受けたことを、今だに覚えて います。「工数を要した」ではなく、「工数を割く、準備する、当てる」などと いう表現は妙な感じです(が日本語ではあり得ます)。 英語で、prepare (secure) workload, allow for more workloadなどの表現は不 自然です。「load」は「負荷」というネガティブの意味ですから、「労働負荷を 準備にする」は変です。工数とは、作業分析などでは「○○人日(mandays)」 という数字を使う厳密な概念なのですが、そうでなければ、ただ「人手、労働 力、作業員数」という以上の意味はないことが多く、したがって、For this year's promotional activities, each section should be ready to provide a sufficient number of employees, primarily engineering staff, whenever requested. な どと訳すことができます。 「6ヶ月にわたる現場研修を経ると、新人にかぜん意識が出てきた」。これもよ く聞きます。もしこれが「コスト削減を追求するあまり、安全性についての意 識が薄かった」などという具体的な文脈であれば、この「意識」はawareness あるいはattention、considerationなどで表せますが、そうではなく、形容を つけず「意識が出てきた、意識が薄い、意識づけをする」などと使うのです。 企業や組合では、こういう表現が好きなのをご存知でしょうか。 無理に翻訳して、「意識不明だった人が意識を取戻した」のような英語にならな いよう注意してください。「どのような意識か」の解釈が必要で、一例として次 のようにしてみました。The 6-month workshop training has resulted in the new employees of this year acquiring a positive and aggressive professional spirit [mind]. あるいは、After completing the 6-month workshop training, most of the new employees of this year have come to show a keen interest in business activities.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4. 翻訳者日記#53(阿久根) ___________________________________ 「ゴールデンウィーク」 今年のゴールデンウィークは天候に恵まれ、晴天が続きました。この期間、南 さつま市では「吹上浜砂の祭典」というイベントが開催され、大勢の観光客で 賑わいました。このイベントも既に19回目ということで、すっかり定着した感 がありますが、イベント期間中は自動車の長蛇の列のため、交通事情が一変し ます。普段はどこの道路もスカスカなのに、この時期だけは、時間帯を選び、 目的地までのルートを考えてから出発します。 このイベントには多くの地元の人たちが協力します。小学生なども各校のチー ム単位で砂像(さぞう)づくりに参加します。今年は娘が地元小学校のチーム の一員として参加することになっていたので、私も送迎のついでに砂像づくり を見学してきました。娘のチームは桜島を作る計画だったようですが、土台の 形状と作品のテーマがいまひとつマッチしていなかったようで、途中で砂の塊 が真っ二つに割れてしまい、最初から作り直すことになってしまいました。な んといっても砂ですから、砂の特徴を理解し、チーム全体がイメージを共有し て作業することが大切だと感じました。 砂の祭典というと、英語とは無関係のようですが、実は海外からも「砂像彫刻 家」が参加して、美しい彫刻のような砂像を作り上げます。今回も、私が気付 いた範囲では3名ほど参加していたようです。職業柄、外国人を見かけると、 どのようにして周囲の人たちとコミュニケーションをとっているのか気になり ます。今回も例に漏れず、ノコノコと外国人の作業現場を見学に行きました。 せっかくの会話の機会を逃すのももったいないので、手が空いていそうな頃を 見計らって話しかけてみました。すると、気さくに会話に応じてくれ、「屋根の あそこに小さな亀裂が入っているんだ。イベントが終わるまで持ってくれれば いいけどな...」なんて話も聞けました。 イベント開幕後に、その外国人アーティストの砂像を見に行くと、彼はその近 くで子どもたちに砂像の作り方を教えていました。うちの子どもたちも加わっ ていいか尋ねてみると、ちゃんと数日前の私との会話を覚えていてくれました。 見物人が多かったので、世間話こそ出来ませんでしたが、砂の扱い方を間近で 見せて貰うことができ、やっぱりプロは違うなと納得しました。外国人を遠巻 きにしている見物人が多い中、娘たちはその人と話をすることができて、喜ん でいました。お父さんの面目躍如といったところでしょうか。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 5.リンクしよう ___________________________________ __________________________________ 「【感動翻訳コンテスト】締め切り迫る!」 http://www.amelia.ne.jp/ アメリア主催「感動翻訳コンテスト」では、5/10まで訳文の人気投票を 受付中です。投票するだけで、お部屋で楽しめる素敵な癒し系グッズが 当たるチャンス!投票はどなたでも参加できます。下記URLからお気軽に! 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