メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:直近の記事へのコメント&Res  2006/05/05


直近の記事へのコメント&Res
2006.5.5

[2006-05-04「小泉首相の靖国参拝・強行」と「共謀罪」は暗黒社会到来へのプ
レリュード]へのコメント&Res
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060504

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# tekcatです 『コメントをありがとうございます。

確かに、誰のための憲法なのか、最近はますます「主権在民」という
意識が希薄になってきていますね。
護憲・改憲を唱える以前に、現憲法の内容をもっと広く伝えていく
努力が必要だと強く感じています。』

# toxandoria 『kaisetsuさま、記事紹介&TBありがとうございます。
To → http://blog.kaisetsu.org/?eid=375209

20〜30代の若者たちの「若年性認知症」化の根本にある社会・生活情報と
機械情報(コンピュータ情報)の不調和が日本人の“論理についての致命的な
欠陥”をもたらしているのではないかと疑われることの他に、もう一つの大き
な“断絶”があるように思われます。

それは、戦争体験者(直接・間接に戦争の恐ろしさを経験できた年代層)とB層
と見做される若年層の間で拡大しつつある絶望的な断絶です。我が国は「原爆
被害のゼロ次体験」という直近の悲劇の歴史を背負うにもかかわらずです。

小泉首相(及びその取り巻き連中)の悪辣な点は、敢えてこの断絶を拡げよう
と意図してきたことにあります。

“「現憲法を現実に合わせる」ための改憲理由”と“「資する行為の段階でテ
ロや犯罪の芽を摘む」ための共謀罪”に共通するのは、この断絶を知りつつ逆
にその溝の拡大を煽る“悪意のリアリズム”です。これら“二つの言説”が大
いなる自家撞着であるにもかかわらずです。

この意味で、小泉政治は明らかに「民主主義の根本」を否定しています。』

# see-saw05 

『4/30に渋谷で起きた、メーデーデモ弾圧3名逮捕をご存知ですか?私はその
中にいてつぶさに見ました。詳しくはぜひこのHPを見てください、そして小泉
警察国家日本の〈この道はいつか来た道〉を実感してください、そして明日の
我が身を思い浮かべ、この話を隣人に伝え、一人でも多くの人に、話し、電話
し、メールして伝えてください。
http://mayday2006.jugem.jp/?cid=5』

# kaisetsu 『2006.05.05 Friday 新しい存在論の地平へ
http://blog.kaisetsu.org/?eid=375209
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toxandoria様

 コメント、ありがとうございます。

 戦争の非体験世代、戦争が実感として忘却された世代が、漫然と、その無知
に遊ぶ人間たち、つまり、「愚民」の群れ・・・が、確実に繁殖しているのは
事実です。特に、2チャンネラーや、形式的な陰謀論サイトに蔓延していま
す。これらの「愚民層」は、漫画頭と無教養を、むしろ、自己誇示して、暴れ
まわっています。

一方、前にも御紹介しましたが、真摯に、自己と周辺世界の知的危機に挑む
「若者」も少なくありません。

フィリピンと日本をむすぶビデオメッセージ・プロジェクト 
元日本兵のインタビューを戦争の傷跡が未だに癒えないフィリピンへ届けま
す。http://blog.livedoor.jp/naoko_j/

神さんのような若者への熱烈な支持こそ、現状打開の解法だと考えています。

神 直子
●NPO法人BeGood Cafe  http://www.begoodcafe.com
循環型社会を目指したNPO法人で普段は事務局のお仕事してます。
●ピースメディア塾 http://begoodcafe.com/projects.php?project=05
一人ひとりが独自の視点を持つ事が必要、とメディア塾の企画運営してます。
●オーガニックリビング http://blog.livedoor.jp/organic_living/
20代、30代の女性が集まり、環境にやさしい暮らしの勉強会やってます。
●日々の出来事徒然なるままに…  http://blog.goo.ne.jp/naoko_j/
私自身のBlogページです。』

# toxandoria 『see-saw05さま、情報&コメントありがとうございます。

4/30に渋谷で起きたというメーデーデモで3名逮捕のことは知りませんでし
た。酷い話ですね。

共謀罪についての認知度が低いという環境のなかで、この事実はあまり知られ
ていないようです。』


[2006-05-02『1439年、東西統一公会議』の現代的意味(3)]へのコメント&R
es
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060502

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# PHILOSOPHIA COSMICA 『toxandria様

ルネサンス/宗教改革と視覚的体性感覚

該博な知識による、「1439年の東西公会議」のもたらした革命的な多様な影響
を知ることができました。この「融合」は、一言で言えば、「視覚的体性感
覚」の問題になるのではと愚考します。西欧ないし欧米の「視覚的体性感覚」
は、ルネサンス/プロテスタンティズム(且つカトリシズム)の複合・混淆性
を今でももっていると思います。

 そして、現代日本では、これに、東洋の「視覚的体性感覚」が入るので、い
わば、カオスモス的状態だと思います。おっしゃられるように、「体性感覚の
危機の時代」にあります。この混沌状態に対して、これまで、邪悪な「小泉劇
場」が、仕切ってきましたし、今でも、共謀罪法案等で、反動的全体主義で、
管理させようとしています。

 さて、イタリア・ルネサンスに話をもどしますと、私見では、文化史的に
は、エトルリア/トスカーナの「地霊」の「視覚的体性感覚」と古代ギリシア
の諸学芸が結合したのが、それではないかとこ思います。エトルリア/トスカ
ーナのコスモス的「視覚的体性感覚」が後者に触発され、また、キリスト教
(カトリック教会)等の衣を着ているのではないかと思います。

 さて、不連続的差異論で考えますと、「視覚的体性感覚」を、メディア界と
して捉えて、同一性的現象界的二元論的感覚から解放することが、現代必要だ
と思っています。つまり、可視的体感の世界は、不可視のメディア界のいわば
表面・表層であるというような「視覚的体性感覚」の形成です。こうなると、
いわゆる「現実」は、メディア界の一部に過ぎず、「現実」回帰による全体主
義を避けることができるようになると思います。「視覚的体性感覚」が、近代
主義的主客二元論に囚われているから、反動的全体主義へと引きずり込まれる
のではと思います。

PHILOSOPHIA COSMICA http://ameblo.jp/renshi/』

# toxandoria 『PHILOSOPHIA COSMICAさま、TB&コメントありがとうございま
す。

興の赴くままに書き進めるうち、いささか迷路に嵌ったような具合となってお
りますが、先ず一つ見えてきたのはご指摘のとおり「視覚的体性感覚」の限界
とその新たな可能性(アウラ)の問題であり、それは五感(視覚・聴覚・触
覚・味覚・嗅覚)の再評価の問題ともかかわるようです。このことは美術史の
流れを少し辿るうちに次第に強く意識するようになってきました。(生命情報
の問題/象徴・寓意・比喩などの領域)

二つ目は、「情報技術革命と意識の調和」ということです。これは、必然的に
一つ目の問題とも部分的に交差しそうです。(社会・生活情報と機械情報の調
和の問題/言語・記号・文脈・論理の領域)

三つ目は、ちょうど『薔薇の名前』の時代の頃のエポックメイキングな出来事
に象徴されるように“異質な情報と文化の滞ることのない交流”こそが「批判
知」、「客観性」、「寛容」などの理解をもたらすのではないかという観点で
す。より具体的に述べれば、それは「宗教・政治権力者によるガバナンス正統
性とアーカイブの役割の問題」です。(自由・平等・公正の領域)

最近、20〜30代の若者たちの「若年性認知症」化(歴史や憲法についての
知識と理解力の欠落)が懸念されていますが、これは特に二つ目の部分に問題
があると思われます。つまり、社会・生活情報と機械情報(コンピュータ情
報)の不調和が日本人の“論理についての致命的な欠陥”をもたらしているの
ではないかと疑われます。

政治権力者たちが格好のターゲットとして狙い撃ちするのは、まさにこのよう
な“日本国民の論理的な欠陥部分”です。このため、政治権力者たちはパフォ
ーマンスとメディアを重視することになります。そして、気の毒にもこの非論
理的な人々はB層・ショタレ・ヘタレなどと揶揄されています。このようにし
て、不埒な為政者たちにとっては、もはや政策の中身や論理性の確保などはど
うでもよいことになってしまったようです。

小泉首相は、「主権在民を掲げる日本国憲法の思想・表現の自由」(19条、21
条)を根拠にして靖国参拝を強行してきました(それを心の問題だとするのは
詭弁に過ぎない!)が、その参拝対象である靖国神社は天皇主権の国体維持を
(つまり、天皇主権の国体維持のため命を捧げた英霊を)奉る特別な宗教施設
です。例えば、このような「非常に単純な論理矛盾」すら理解できない人々が
増えていることになります。』

# toxandoria 『renshiさま、TBありがとうございます。
To → http://ameblo.jp/renshi/entry-10012109444.html

近・現代の社会は、幾つかの根本的誤解の上に構築されている“砂上の楼閣”
に見えます。

その深刻な誤解の(対象の)一つがヨハネス・ドウンス・スコトウス(http://
d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050403、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20
050404)ではないかと思っています。

キリスト教に限らず、諸宗教が一種の胡散臭さを身に纏うことにも似たような
原因があるのではないかと疑っています。

また、この点に関する“誤った寛容の精神”を見事に(意図的に)発揮してい
るのが今の日本政府であり、それを無心に支持するB層の人々です。

靖国問題にせよ、某カルト系新興宗教との蜜月状態の弊害にせよ同じ轍を踏ん
でおり、この点については民主党も同じ矛盾の深刻さに気がついていないよう
です。

このようなことからフランドル(オランダ、ベルギー)のロケーションに関心
を持ち続けています。』

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