メルマガ:異性を愛するということ
タイトル:異性を愛するということ 06/04/29  2006/04/29


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   異性を愛するということ  その2
                    発行//岡田 佐奈
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⊂⊂⊂ 「恋」と「愛」の違いとは? ⊃⊃⊃


こんにちは。 岡田 佐奈(ペンネーム)です。

私は、ある事情で3年前に大学で教える職を辞しました。
それから2年間、鬱々とした日々を過ごしてまいりましたが、
今では元気を取り戻し、明るい未来に向かって歩んでいます。

当時は夫や子どもたちにも大変迷惑をかけました。
子どもの問題行動にも気がつかなくて悪いことをしました。

今、元気な私があるのは、私の家族のおかげだということを踏まえ、
私の専門分野であることをわかりやすくメルマガで伝えていこうと思います。

若い世代の方から、人の親となった世代の方まで、
幅広い層の方に愛読していただける読み物だと思っております。

どうぞ、末永く、ご購読のほど、よろしくお願いいたします。


⊂⊂⊂ 「恋」と「愛」の違いとは? ⊃⊃⊃

「愛」という言葉は、とても広い意味を持っています。
宗教的な意味でも使われ、キリスト教では神の人類に対する愛もあれば、
人類愛のような愛もあります。
また仏教では、師や目上の人を敬う気持ちや真理を尊ぶ感情を愛と呼んでいます。

さらに一般的には、あるものを慕い、いつくしみかわいがる気持ちを愛ともいいます。
親子愛や友情、あるいは動物に対する愛や祖国愛なども、こうした広い意味での
「愛」と考えていいでしょう。

このように、ひと口に「愛」といっても、実に様々な形態がありますが、
「愛」というとき、基本的には異性の間の感情の交流が愛だと、私は考えています。

それでは、異性愛といっても、「愛」と「恋」とは違うものなのでしょうか。

基本的には、「愛」と「恋」とは同じものだといっていいと思います。
ただし、「愛」は「恋」をも含めた広い意味を持っているものと考えて
いいのではないでしょうか。

「恋」というときには、これは「恋愛」と同じ意味だととらえていいでしょう。
「恋」には性愛的なものがどうしても入り込みます。

しかし、異性の問であっても「愛」には性愛的なものが入り込まない場合もあります。
ですから、まだ幼くて、大人の異性愛にならないような場合には、ただ単なる
「愛情関係」といえるでしょう。

それに対して、「恋」の場合には、多かれ少なかれ大人の性的な関係に目覚めた
男女の間の「愛情関係」といえます。

さらに異性間であっても、「愛」の場合には、ある程度自分でコントロールできる
感情も含められます。
「恋」の場合には、これは恋愛ですから、もはや自分で自分の感情をコントロール
することはできません。

つまり、「恋」は一時的で、かなり異常な心理で、理屈はつけられないものですが、
「愛」という場合には、もう少し普遍的な心理といえるでしょう。

「愛」は理性でコントロールできるのですが、「恋」は理性のコントロールがききません。

自分の意志から恋に陥るのではなく、ある日突然、そうした感情の嵐に巻き込まれる
といったものです。
しかも、ある日気がついてみたら、相手に対するそんな激しい感情が醒めていた、
というものでもあるのです。
自分の中から起こってくる感情でありながら、まるで外から強制的にそんな感情に
させられるといった感じなのです。
だから、「恋」は長年の付き合いで積み上げることができないといえます。

それに対して、「愛」はある程度自分でコントロールして育てることができます。
つまり「愛」は積み上げることができるのです。

どうでしょうか。「愛」と「恋」の違いはおわかりになったでしょうか。
広い意味での「愛」は「恋」をも含めるのですが、狭い意味で、その違いを捕らえると、
「愛」は理性のコントロールのきくものであり、
「恋」はまったくコントロールのきかない感情なのです。

次回は、結婚すると「恋愛」は「愛」にかわるのか?ということについて、
お話したいと思います。


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メルマガ名称:異性を愛するということ
岡田 佐奈 が発行しております。 saanayy@yahoo.co.jp
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