メルマガ:異性を愛するということ
タイトル:異性を愛するということ 06/04/15  2006/04/19


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   異性を愛するということ  その1
                    発行//岡田 佐奈
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⊂⊂⊂ 異性を愛する心はいつ頃から生じるのか ⊃⊃⊃


こんにちは。
このたび、このメルマガを発行する決意をいたしました(笑)
岡田 佐奈(ペンネーム)です。

私は、ある事情で3年前に大学で教える職を辞しました。
それから2年間、鬱々とした日々を過ごしてまいりましたが、
今では元気を取り戻し、明るい未来に向かって歩んでいます。

当時は夫や子どもたちにも大変迷惑をかけました。
子どもの問題行動にも気がつかなくて悪いことをしました。

今、元気な私があるのは、私の家族のおかげだということを踏まえ、
私の専門分野であることをわかりやすくメルマガで伝えていこうと思います。

若い世代の方から、人の親となった世代の方まで、
幅広い層の方に愛読していただける読み物だと思っております。

どうぞ、末永く、ご購読のほど、よろしくお願いいたします。



⊂⊂⊂ 異性を愛する心はいつ頃から生じるのか ⊃⊃⊃


ひと口に「愛」といっても、いろいろな愛があります。
「愛」というときに、誰でもがまず思い浮かべるのが、男女の間の「愛」、
すなわち「恋愛」のことです。

それでは、異性を愛するという人の心は、どこから出てくるのでしょうか。

人間も動物の一種ですから、動物の本能からは免れないということができます。
動物のオスとメスは生殖という役割からいっても、本能的にひかれ合うものです。
ただし、人間の場合には、動物といっても、複雑です。
相手がどんな女性でもいいとか、どんな男性でもいいというわけにはいきません。

もちろん、他の動物でも自分の好みがあって、
どの相手でもいいというわけにはいかないこともあるようですが、
それでも生殖期には、オスは目の前にいるメスに発情するし、
メスもよほどのことがないかぎりは、そのオスと結び付きます。

ところが人間には、好みがあって、複雑です。
しかし基本的には、男性は女性にひかれるし、
女性は男性にひかれるというのが、本能といえるでしょう。

ですから、人間の男と女は、本能的にひかれ合う存在だと、考えていいと思います。

それでは、人は何歳くらいから、異性を愛するようになるのでしょうか。

精神分析の創始者といわれるフロイトは、幼児にも性欲があると考えています。
生まれたばかりの赤ん坊の時期から2歳くらいまでは口唇期といって、
もっぱら口で快感を感じます。ついで、3歳くらいからは、肛門期といって、
排泄のときに肛門に快感を求めるようになります。
さらに5歳くらいになると、男根期といって、性器に興味を示すようになります。
この男根期には、男性と女性の区別がはっきりとわかるようになってきます。
この時期に男の子は母親をめぐって父親とライバル関係になり、
女の子は父親をめぐって母親とライバル関係になります。
これが男の子のエディプス・コンプレックスであり、
女の子のエレクトラ・コンプレックスです。

フロイトの考え方に基づくと、この男根期くらいの時期から、
性の違いを意識するようになるわけです。
ですから、4〜5歳の頃になると、父親と母親の違い、男性と女性の違いが
わかるようになってきて、異性を愛することを知りはじめるということが
できるかもしれません。

もちろん本当の意味で、異性を愛するということを知るのは、
たぶん思春期の頃からだと考えていいと思います。
それでも、男の子が母親を愛する、女の子が父親を愛するということも、
異性愛の一種であるととらえれば、人はこのように幼い頃から、
異性を愛することを知ると考えられます。


いかがでしたか?
ご自分が小さかったとき、ご自分のお子さんが小さかったとき、
このような経験を実感なさった方が多いのではないでしょうか。
私は、自分が幼かった時も、私の子ども達が4歳頃の時にも、
父親と母親の違いについて感じた経験があります。

次回は「恋」と「愛」の違いについて、お話したいと思います。


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メルマガ名称:異性を愛するということ
岡田 佐奈 が発行しております。 saanayy@yahoo.co.jp 
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