メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=157 津軽三十三観音10 深浦1  2006/04/09


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 2006ー04-09--------第157号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅 津軽三十三観音10 深浦1
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深浦 津軽三十三観音 9番札所【見入山観音堂】 真言宗  17−5−16

五能線と平行して国道101号線を走る、右手に日本海の美しい姿を眺め、
途中名勝「千畳敷」を径て深浦に向かい追良瀬駅近くで
左折し追良瀬川に沿って上ると見入山観音堂への上り口がある。

麓には「魚藍観音」「千手観音」「馬頭観音」「聖観音」の石像が祀られ、
慈母観音と吉祥天が安置されたお堂と地蔵堂がある。

津軽九番霊場の石柱を右に見て鳥居を潜ると、
左に「慈心」右に「浄心」の石碑に迎えられる、ここから山道にかかる、
落ち葉を踏みしめる感覚を懐かしみながら昇る、
途中「法印供養塔」過ぎると「ケッパレ」と呼びかけてくれる観音像、

山道は次第に険しくなる、
木の根に足を取られそうになる頃「あとすこし観音」が励ましてくれる、
木の間から追良瀬川が見えせせらぎが聞こえてくる、

「熊注意」の看板にびくつき岩窟の中に「すぐそこ観音」
にほっとするも道は益々厳しくなり、
やがて懸崖造りの「観音堂」にたどり着く、この間20分。

洞窟にはめ込まれるようなお堂にご本尊如意輪観世音菩薩、
左脇侍に聖観音、右に地蔵菩薩が祀られている。お堂右手の洞窟に薬師如来、
毘沙門天、愛染明王、弁財天、お稲荷さん、山神を祀る諸堂が並んでいる。

観音堂は無住で深浦町の円覚寺が管理している。

所在地 青森県西津軽郡深浦町大字追良瀬字初瀬山草分28
管理者 青森県西津軽郡深浦町大字深浦字浜町275 円覚寺 0173−74−2029

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               『険しいが登り甲斐がある』
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