メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2006/04/01


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  2006/04/01
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第151)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員
が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●屋久島 自営生活 『いぬい整体』の場合・・・

大阪から屋久島に移住して早5年目、『いぬい整体』を自営始めて、丸4年経ちま
した。
思い返せば、あっという間でした。
まず屋久島移住のきっかけは、友人から「屋久島っていいところよ、一度旅行し
てきたら」と、声をかけられたことです。
まさに「一目惚れ」状態で「すぐに住みたい」と思い、移住を決意しました。
そう決めてから1年ほどで、実際に移り住んできました。

移り住むまでに「整体スクール」に通い、また中国大連へ「気功合宿1週間コー
ス」に参加しました。
その時点では、それぞれが結びつくとは想像つかずに、整体と気功は別々だと思
っていたのです。
整体スクールは、1ヶ月程で見切りをつけ通わなくなりました。
気功は「自分の感性のみ」だと確信していたし、「誰かのまねや亜流」にはならな
いと決めていたので、それ以降は習いにいくことはなかったです。
そして、奈良の方で「チャネリングカウンセリング」をされている方と出会うこ
とがありました。

チャネリングとは「魂との交流」を通して、「内なる自分の本心や本質に気づく機
会」なのですが、まず私が「自分自身に気づく」きっかけになったのです。
これらは、今現在は「整体(これは後ほど野口整体を知ったことで、自分なりの
整体術が確立しました。)」、「気功講座」、「チャネリング(私なりにはスピリチュ
アルセラピー)」の三位一体となって、現在に至るのです。
今は、気功整体・気功講座・スピリチュアルセラピーの三位一体が、私の自己表
現であり、仕事となっています。

まず、一番安上がりの整体の立て看板を作成し、新聞折り込みをいれました。
地元の人達が、物珍しも手伝って、受療に来てくださいました。
当初の代金は、「1回2000円・初回無料」としていたのですが、1ヶ月後には
初回無料はやめにしました。
その夏には「集落の夏祭り」に「整体屋さん」として出店をしたこともあります。
1回10分500円でした。
地元の素朴なお祭り。
子供のころに食べた、懐かしい綿あめの香り。
ちょうど、隣で綿あめ売っていました。
意外と好評で、ある祭りでは「10人連続息つく間なし」という体験もしました。 
汗だくになりながらも「働ける喜び」を実感したのです。

といって、そのまま順調かというと、売り上げもお客さんも毎月変わるという状
況です。
あるとき、農協系スーパーの敷地内に「座るだけで楽になる」という、うたい文
句の健康器具の体験セールがありました。
しかも、無料体験です。
そのうえ、器具の値段は何十万とします。

ところが、体験者はイスに座りきれない程集まるし、「あれ買ってみたよ、ローン
で買ったんだ。」という声も聞こえてきました。
自宅のすぐ隣のおじちゃんまで、その会場で見かけました。 
私の整体には全然来てくれなかったのに・・・ちょっとショックでした。
そのセール期間中、私はとてもヒマでした。

あるとき「気功講座をやってみよう、ここでも公民館講座って、誰でも無料参加
できるのがあるじゃないか」と思い至りました。
それは、役場が予算を組んで、各集落の公民館で講師を呼んで、文化的な勉強の
機会を設けましょうというコンセプトのもと開催されていました。

さっそく、開業当初からの「お得意様」にその話をしたら、あっという間に口コ
ミで、参加者が30人程にもなり、毎週1回90分で5回開講することが出来ま
した。
今でもその時の感動、皆さんの「気功を感じていく様」を目の当たりにした喜び
を思い出します。
その調子で、あと数回も公民館講座を開講し、その後はサークルとしてグループ
で、気功を習いたい人達を対象に開講していました。

ところが、いよいよ仕事がなくなってきたのです。 
自分としても、仕事に行き詰まりを感じていたこともあり、他の仕事をしなけれ
ばならないと、覚悟していました。
やっぱり、屋久島で自営業は厳しいのかなと、ちょっと弱気になった時期でした。
しかし、ここであきらめては、男がすたると思い直しました。

新聞折り込みをいれ、民宿やホテルに「出張しますのでお客様に紹介してくださ
い」と、ポスターを手に頭を下げてお願いに伺ったのです。
すると、民宿やホテルから電話がかかるようになってきたのです。 
嬉しかったですねーー。
「やれば出来る、望みは叶う。」と、自信を回復しました。

ところがまたまた、とっても仕事がヒマになってしまったのです。
そのヒマになりだした一昨年の夏頃に、「ほっと一息こころとからだの休憩所」と
言うサイトを作り始め、それに没頭しました。
なんせ、時間はたっぷりありました・・・

そのサイトをきっかけに知り合った福岡の女性と、去年の4月に結婚したのです。
これは一大トピックでした。
驚きました、我ながら。 
そして、仕事についても一大転機が訪れていたのです。

去年10月、尾之間集落に、JRホテル屋久島がオープンしました。
そちらと整体の契約をしており、宿泊客からの要望にお応えしています。
気功講座は気功だけでなく、それらを活用して生活のヒントをさぐる講座として
現在進行形です。
といっても、今は妻と友人の二人が受講生です。

スピリチュアルセラピーは「真愛セラピー」として、屋久島の自然環境のみなら
ず、眠っている人的財産=人財を活用して、事業としてスタートする準備を始め
ました。 
つまり、進化発展しているんです、嬉しいですねー。
ここまでお読みいただいた皆さんに、お願いと呼びかけをさせてください。

*癒しを求めてこられる方には「親愛セラピー」の受講を、「癒しの仕事」をなさ
る方には「親愛セラピー」のスタッフとしての参加を呼びかけます。
今は準備中ですので、まだ専用サイトも連絡先も決まっていませんが。
私のサイトを明示しておきますので、興味をもたれた方はごらんください。
私の考えを知りセンスを感じて、あなたの決心の材料になさってください。

『ほっと一息 こころとからだの休憩所 屋久島いぬい整体』
http://plaza.rakuten.co.jp/inuiseitai/
乾 俊夫 
inuiseitai@spiritual-i.net



このように、自営業をされている乾さんは、くじけてもまた次の手を考え、新し
いことを考え、次々行動していくバイタリティーがある。
自営業を続けていくということは、一見自由に見えるが、自分との葛藤が多いと
いう。
今では、観光客相手に登山の疲れを癒す整体だったり、地元のお年寄りの話し相
手をしながらの整体だったり、気功教室で奥様方との交流などを通して、人付き
合いを深めている。

ホームページをお持ちなので、「迷惑メールとか怪しげなメールがたくさん来たり
しませんか?」と聞いてみると、「いえいえ、私のところには悩み多き女性からの
頼られるメールばかりですよ。妻もそのうちの一人でしたからね。」と、幸せいっ
ぱいの40代の乾さんでした。

ちなみに私の場合、会社にも自宅にも、怪しげなメールが毎日来るので、それを
消す手間が面倒。
出すほうも、よくも飽きずにワンパターンなメールを出すなと感心する。
私はそれを一気に消してしまうので、まじめな人のメールまで消してしまうこと
もある。
メール届いていないの?とお叱りの電話が来ることも。
私にメールを出してくれる人には、怪しげで紛らわしい題名は避けるようにお願
いしている次第なのだ。



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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   kakutani@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町1丁目8番14号
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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