メルマガ:たなぼた式ヘルプ(助け舟)
タイトル:たなぼた式ヘルプ(助け舟)47  2006/03/30


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     たなぼた式ヘルプ(助け船)47

−毎週木曜日発行予定−  
        
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目次

【ご挨拶】
【1】さまざまな現代っ子  4 享楽型--想像力の未発達 3


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【ご挨拶】

「たなぼた」これは「棚からボタモチ(ぼた餅)」の略です。

このことわざの意味は

棚からぼた餅が落ちてくるように偶然の幸運がやってくることです。
(岩波国語辞典4)

人は困っている人を見れば助けたくなるでしょう。
この頃はそうではない人も多くなりましたが?

本当に命にかかわるような困り事には
目をそらすわけにはいかないでしょうが。

でも、その人が本当に?困っているのでしょうか?
また、本当に?助けてあげたいのでしょうか?

日本には「たてまえ」と「ほんね」があります。

「ほんね」で助けてあげたいと思う方も、
「たてまえ」で助けてあげた方が我身のためだと思う方もいます。

それぞれの立場でそれぞれの行動を起こしますよね。

それぞれの方がそれぞれの立場で行動を起こした結果が
どのような結果を招くか?

現代に「風が吹けば桶屋が儲かる」式の因果関係が存在するでしょうか?

あなたの善意が本当にその人の為になるかどうか?

子どものしつけ・教育
青年の教育
女性の生き方
老人の介護





多岐にわたる人の生き方にかかわって
本当に良いヘルプ・助けとは?

を考えていきたいと思います。

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理想のライフスタイルを手に入れていますか?

不満だけれど、とりあえず食事ができないことはない。
不満だけれど、家から追い出されることはない。
不満だけれど、来月も再来月も生活することはできる。

このように感じている方は、多いのではないでしょうか?

だからなかなかこの『日常』の流れから抜け出せないことが多いのです。

ですが、その日常の行く先は、皆さんが思い描いていた
理想のライフスタイルでしょうか?

ここには、あなたのライフスタイルを変えるキッカケがあるかもしれません♪

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 ⇒  http://prsdtsi.web.infoseek.co.jp/kisf/01/mug/index.htm
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【1】さまざまな現代っ子  4 享楽型--想像力の未発達 3

少なくと
有史以来から、少なくとも二、三十年前までは、
イソップの原作どおり「将来に備えて努力蓄積するものには、
そのうち収穫や安楽が約束されている」
といった教訓が通用していた。

しかも戦前までその翻訳も原作どおりに
「冬になって泣きついてきたキリギリスをアリは
夏に遊び呆けていた当然の報いだ、
と冷たく拒絶する」としていた。

ところが戦後の甘口童話作家たちが、
なにをとち狂ったか
「それはかわいそう、とアリさんはキリギリスに
食べ物と住むところを世話してあげました」と
改ざんするようになってきました。

彼らによると、なんでも「子どもたちの柔らかい心を
傷つけないための配慮」なのだそうです。

この方向のいきつくところ、右のパロディのように
「その時、楽しければよいのです。
あとのことはだれかがどうにかしてくれるさ」

あるいは「遠い将来のために無理して働くのはバカだ。
1999年に人類が滅びるかもしれないのに」といった
キリギリス主義が台頭してくるのである。

ここでアリ主義とキリギリス主義を分ける
ポイントが何かを考えてみましょう。

それは努力の有無でありません。
なぜならキリギリスも
こと享楽やミーイズムに関しては結構努力するからです。

では従事する作業の生産性/消費性でしょうか。

これも怪しい。人間のキリギリスには商品化できる
歌舞音曲や芸術活動の域に達する者がいて、
そうなれば十分生産的なのです。

だから、アリ型をキリギリス型と区別するものは、
現在の不満、将来への不安、そのための先行投資なのです。

いわば「資本主義の精神」に近い
(さらに遡って、農耕文化発生の心理的基盤でしょうか。)

今、手元にある種籾を費消してしまわず
何カ月か先の収穫をあてこんで種まきをする。
(先憂後楽の禁欲的生産様式)

では

 たなぼた式ヘルプ(助け船)

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