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◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2006/03/18 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信(第150) http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員 が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●テント暮らししながら家を建てる K・Tさん(39歳)は、島の南部の原集落で、1月からテント暮らしをしている。 ご自分で家を建てるつもりで、100坪ほどの土地を購入したのが昨年の秋。 その土地は二段になっていて、川に接していて、モッチョム岳の眺めが良い場所。 10年ほど前から、屋久島の山に毎年通うほど、屋久島ファンだったという。 鹿児島県の指宿から移住。 わりと近場からの移住は珍しいですねと尋ねると「同じ鹿児島県でも、屋久島は 魅力の場所であるし、意外と近いから目を向けないが、自分にとっては穴場でし たよ。」とのこと。 確かに、鹿児島県は島がたくさんあり、鹿児島本土の人にとっては、屋久島は南 の島なのかもしれない。 10年間移住の計画をたて、コツコツお金をためてきたそうだ。 K・Tさんの家にかかる費用の内訳は、輸入ログハウスキット(角ログタイプ) 約8坪・本体230万位、運送費35万位。 基礎と電気・水道関係は、地元の業者に任せて130万位、ユニットバス、流し台、 トイレ、照明などで100万位なので、合計500万ほど。 ログハウスはキットになっているので、自分で作るので、それの人件費はなし。 メーカーの発送が遅れていて、まだ材木が届いていないらしい。 時間がもったいないので、地元で材料を調達して、初めての倉庫作りを楽しんで いる。 家より先に、立派な倉庫が出来上がりそう。 http://www.yakushimapain.co.jp/eback150.htm 「こんなことならキットを買わずに、こっちで材木を買って、自分でコツコツ建 てたら、もっと安上がりだったかもしれませんね。やってみると、意外と素人の 自分でもできてしまうみたいです。できないところは、潔くプロに任せて、でき るところだけやる。そうすると、やる気が出てきますよ。自分の土地にテント張 っているので、家賃は無し。冬の寒さも、テントでも大丈夫でしたから、さすが 屋久島ですよ。ちなみに、お風呂は尾の間の熱い温泉が最高ですね。トイレと水 汲みは近くの公園でします。おやつを買うので、食費が5万くらいかかってます。 実はこう見えても、甘いものジュースとかお菓子が大好きで、子供みたいだと笑 われます。」とのこと。 実は笑ったのは私。 K・Tさんに、不安なことは?と尋ねると「彼女が屋久島に、将来来てくれるか どうか不安ですが、自分が屋久島好きなので、とりあえず基盤を作るのが正解だ と思っています。自分はB型なので、あまりくよくよ考えないですが、彼女はA 型だから、慎重なんですよね。あと仕事みつかるまで、不安ありますが、まあ何 とかなるでしょう。なせばなるという感じですね。」 2007年から、団塊の世代といわれる方々が定年を迎え、さあこれから、自分の好 きな生き方を求めようという人が大勢現れる。 戦後の高度成長時代を生き抜いてきた、他と異なる世代。 終戦直後のベビーブーム世代とも言われた、昭和22年から26年生まれの方々。 海外旅行、田舎暮らし移住など、これからやる気満々という具合。 移住といえば、近未来NASAの月面移住実現計画があるようだ。 月への移住に比べれば、国内田舎暮らしの移住は、近場の移住といったところか。 定年を待たずに行動する方は別として、定年を待って行動する方にとっては、定 年延長制度はありがたくない話かもしれない。 平均寿命が延び、働けるうちは働くのはいいことかもしれないが、定年を待って 好きなことをはじめようとする人にとっては、一年でも時間がもったいないので はないだろうか。 それなら、いっそうのこと定年にこだわらずに、今を楽しもうという考えにもな るものだ。 もちろんそれには、K・Tさんのように、今まで計画性を持って、現実的に夢と 向かい合えばこそ得られる結果だと思う。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町1丁目8番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |