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[2006-01-29、日本のマスメディアに欠ける、「政治体制の妥当性評価」 の視点]へのTEB&コメント(続き) 2006.2.5 (renshi様からのTB) 「マイケル・ポランニーの暗黙知と不連続的差異論:toxandria氏の考察に基づ いて」 http://ameblo.jp/renshi/entry-10008736948.html (コメント) toxandoria 『renshiさま、TBありがとうございます。 “dynamo-objective couplingの領域が主客相補的二元論であり、その適切な 作用こそが不連続的差異の知性・理性となり、民主的共立のための知・真理と なる”という論点に共感いたします。 たまたま、日本社会に潜む根源的な課題の一つである「独占禁止法とトリクル ダウン(市場原理主義の逃げ道?)の不整合の問題」を妄想していたのです が、このような難問と対峙することにも役立つかも知れませんね。 政府が相変わらず市場原理主義(≒トリクルダウン理論)を掲げるばかりの中 で司法による「談合摘発」がエンドレスで繰り返され、一方では負け組み企業 群(弱小の建設・土建会社、清掃会社、警備会社など)と労働弱者たち(パー ト、派遣、アルバイトなどの非正規雇用者群)の増加が放置されるというトリ レンマ的現実があります。 ここでは明らかに「市場原理主義」の破綻が見て取れるのですが、権力側も、 アカデミズムも、マスメディアも、一般市民も決して「この現実」(リアリズ ム)を直視し、それと対峙しようとしません。 しかし、“dynamo-objective couplingの作用”についての理解が深まれば希 望が見えるような気がします。 |