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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006ー02-05--------第148号 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 津軽三十三観音1 序 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本州最北端の津軽三十三観音霊場は江戸時代に始まったと伝えられていますが、 1620年代三代藩主信義公が津軽統一時における戦没者と開拓中に 死んだ武士や農民の供養のために御詠歌を詠んで奉じて始まったと伝えられています。 この霊場は他の霊場と異なり寺堂八ケ所でそれ以外はすべて神社です、 明治維新の「神仏分離令」に基ずいて国家神道推進のため本尊を失ったり、 堂宇を取り壊されたりしましが住民の厚い信仰により復興され、 元の場所に戻っても今は神社になっている為 片隅に同居したり境内に観音堂を再建したりして 「神仏同化」の色濃く残している霊場です。 |