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[2006-01-24/[民主主義の危機]映画『極道の妻(おんな)たち、情炎』に見る “閣議風景”の原点(B/N)のコメント 2006.1.26 [コメントを書く] 素楽 『本日もご寄稿いただきまして誠にありがとうございます。 少し妄想してしまいましたので、一度御覧いただけたらと思います。 どうも本日は「はてな」さんと相性が悪いみたいで・・・。 いつもながら非礼で不躾なコメントばかりで本当に心苦しいです・・・。 http://utshome.exblog.jp/482035/』 toxandoria 『素楽さま メディア創出の斬新な試みであること、及びその目的とするところに賛同しま す。 記事を順調に書けるかどうか自信はありませんが、こちらこそ、どうぞよろし くお願いします。』 谷口硝子 『>「軍隊と国体のかかわり」についての論議が始まりそうな気配です。 『闘えない軍隊』半田滋著(講談社+瘰V書)という本があります。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406272331X/qid=1138129744/sr=1 -1/ref=sr_1_2_1/250-0116004-1300206 つい最近(折しも、沖縄の名護市長選の投票日)、その著者の講演を聴き、二 次会でご本人と直接、お話しさせていただく機会がありました。東京新聞の記 者で、長年の防衛庁担当のジャーナリストです。 半田さん曰く「自衛隊は平和主義者である。なぜなら、もし戦争になれば、真 っ先に殺されるから存在だから。九条の改憲論議があるが、米軍の再編問題を 視野に入れた議論が必要ではないか」etc…。 近々、練馬・朝霞基地から、イラク派兵が行われます。さまざまな国の軍隊 が、イラク撤退をしている時期に、日本のイラク派兵問題は、ホリエモン騒動 の陰に隠れ、マスメディアは、ほとんど報道していませんが、かなり深刻な問 題をはらんでいるように思われます。 自民党の新憲法草案と「闘えない軍隊」と「国体」の危うい関係を憂いま す。』 無用の人 『toxandria さま、 しっかり読ませていただきました、 「市場経済のガバナンス政策」?、つまり、自由市場経済に対する、法律的な 規制、被使用者等の保護のことを言及されているのでしょうか、不勉強ですみ ません、専門的なものは答えられないと思いますけど、調べること、体験的に 語ることはできます』 toxandoria 『谷口硝子さま、コメントありがとうございます。 『闘えない軍隊』半田滋著(講談社+瘰V書)は未だ読んでおりませんが、恐ら く著者の半田氏は“防衛庁”に属する人々(事実上の日本の軍人たちと防衛官 僚たち)のリアルな声(ホンネ)を熟知された方なのだと思います。もっと多 くの主要メディア人たちが、このようなジャーナリズム意識を持つようになっ て欲しいものです。 東京新聞は、現在の日本のメディアの中でリアリズムを報道する数少ない新聞 社だと注目してきました。ただ、最近のことですが同じような視点を持つ北海 道新聞社が道警から様々な圧力を受けて苦戦させられていることが懸念されま す。地方の真っ当なメディアを潰そうとする戦略があるのかも知れません。 僅か60年ほど前に経験したことだというのに、過半の日本人が“戦争と軍 隊”についてのリアルなイメージを失って呑気に浮かれるばかりの生活を送っ ていることは嘆かわしい限りです。一方、自衛隊員は日本の戦争体験を“リア ルな歴史”としても学んだ上で“戦争”の訓練を受けているはずですので、 “戦えない”(戦うべきでない)軍隊の意味を痛いほど理解しているのだと思 います。 このような意味で、「小泉首相の靖国参拝」は直近の日本の歴史からさえ何も 学ぼうとしない愚劣な行為だと思います(人間が歴史経験から学ぶことの重要 性については、大分前ですが、『「軍事的国体論」を超える日本国憲法の先進 性』(http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050419/p1)で触れたことがあり ます)。 今、小泉首相は“ホリエモンと「小泉劇場」は一切無関係なことだ!”と白を 切るばかりですが、こういう政治家が一番危険な訳です。戦争を始めてしまっ てからも“戦争と「小泉劇場」は一切無関係なことだ!”と白を切り、一方 で、ひたすら自画自賛することになると思います。 “戦争を始めないように英知を絞り、努力を尽くす”のが政治家の仕事である ことが自覚できず、それにかかわる一切のことを他人事にしてしまう精神環境 こそが恐るべきだと思っています。 このような観点から見れば、ホリエモン・コイズミ・タケナカ・アベ・タケベ などの精神環境は、毎日のように起こり続ける「陰惨な殺人事件・幼児誘拐 犯・オレオレ詐欺」などの犯人たちのものと同じだと思います。これはリアル な戦争より恐ろしいことです。』 谷口硝子 『>ホリエモン・コイズミ・タケナカ・アベ・タケベなどの精神環境は、毎日 のように起こり続ける「陰惨な殺人事件・幼児誘拐犯・オレオレ詐欺」などの 犯人たちのものと同じだと思います。 まったく、おっしゃるとおりです。 というか、もっといえば、心神喪失者医療観察法において、予防拘禁すべき対 象者は「触法精神障害者」などではなく、以上のような方々ではないでしょう か? 現在、権力を持っている人たちをすべて「精神鑑定」して、この国の行方を委 ねてよいものか、チェックしてみたいものです(冗談)! でもないか…。 最近、東京新聞記者で、医療観察法の記事を書いた特報部の田原記者とも、直 接コンタクトを取ったのですが、半田記者も田原記者も、まっとうな方だとい う印象を持ちました。つまり、個人のポリシーを貫いているという、ジャーナ リズムの原点を忘れていない。たったそれだけのことです。僭越ながら…。 にもかかわらず、大手新聞の記者たちは、個人ではなく「組織」に依存しない と、お仕事が出来ないという「哀れ」な存在であるともいえます。学生時代に 「優等生」でなければ、大手新聞社に入社出来ませんが、「優等生」とは、主 体性を奪われた人たちなのかもしれません。ジャーナリストのみならず、学者 の精神構造も同様な状況なのではないでしょうか。 どこに所属していようが、フリーランス(独立系)であろうが、自らの「主体 性」を放棄しなければ、大本営発表ではなく、きちんとした調査・取材し、記 事を発表が出来る「言論・表現の自由」は、まだ、日本国憲法で充分に保障さ れています。にもかかわらず、ここまでヘタレてしまっているのは、どうして なんでしょうかねぇ。』 toxandoria 『“無用の人”さま、ご心配おかけて申し訳ありません。 自由市場経済に対して、どのような規制があるかな?、というつもりでした。 急ぎませんし、どのようなものでも結構です。ついでの折にでも・・・という ことで、お願い申しあげます。』 toxandoria 『谷口硝子さま 日本の“優等生現象”は凡ゆる場面に見られます。 国会の『議論』の場面では“優等生の官僚”たちが書いた原稿をロボットのよ うな表情で棒読みするばかりの、自分の頭で何も考えられない“擬装優等生” であるコイズミ氏の姿を見ることができます。 どのように深刻な問題提起が行われても、“優等生の官僚”たちが屁理屈と誤 魔化しをまぶした“粉飾原稿”を間に合わせてくれます。 これが日本の国会における『議論』だというのだから呆れ返ります。 このような場面は、恐らく日本中の地方議会でも行われているのだと思いま す。 各種審議会で「政権との癒着ぶり」で幅を利かす御用学者たちも“優等生”の 成れの果てでしょうか。 RNAの第一人者(東大教授)による“論文擬装事件”が露呈しているようで すが(http://www.mainichi- msn.co.jp/science/kagaku/news/20051229ddm002040021000c.html)、これも一 種の“優等生現象”だと思います。 とても韓国の“論文捏造事件”を笑えませんね。』 |