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[暴政][2006-01-22、toxandoriaの日記/「神憑る小泉劇場」と「ホリエモン」が煽2006.1.23 ったトリクルダウン幻想]のコメント [コメント] こが こんばんは。こがです。 とうとうホリエモンの化けの皮が剥がれましたね。他のIT系企業について も、短期で急成長を遂げたところはどこも似たような脱法行為を繰り返してい たのではないでしょうか。例えばソ●ト●ンクとか●天とか。彼らも叩けばい くらでもボロが出てきそうですから。(とはいえ、手のひらを返してホリエモ ン叩きに転じたマスコミの態度も気に入りませんが。) また、このホリエモンの失態のおかげで小泉−竹中ラインの嘘八百も完全に証 明されたと言えるのではないでしょうか。(竹中についてはtoxandoriaさんの ご指摘通り、りそな潰しの際の手のひら返しで既にボロを出していたはずなの ですが…。) 今後さらに傷口が拡がって手におえなくなり、最終的には小泉−竹中−安倍ラ イン及び森派の滅亡につながることを願いたいところです。(そうそう、民主 の前原、原口ら松下政経塾出身のボンクラ連中も巻き添えで。) 投稿者: ゲ スト at 2006 年 01 月 23 日 00:43:16 toxandoria “こが”さま、コメントありがとうございます。 もっと早く気がつき手を打てば被害を小さくできたはずなのに、と残念に思い ます。他の虚業家たちの中にも怪しげな雰囲気がありますが、ホリエモンの場 合は、何といっても昨年の総選挙に絡む「政府与党との政治的癒着の可能性」 があるのではないかと思います。 小泉−竹中−安倍ライン及び森派の一挙滅亡を願いたいところですが、毎日新 聞の世論調査(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000011-mai- pol)によると、多少は自民党の支持率が下がったものの相変わらず安倍人気が 国民の間で沸騰しているようです。 ホリエモンにしても、耐震強度擬装にしても、これらの問題には問題構造の複 雑さがつきまとうため一般の国民が合理的に理解することの困難さが窺えま す。だからこそ、マスメディアの丁寧な取材と適切な批判分析に基づく報道が 必要なのですが・・・。 しかも、相変わらず視聴率(広告収入)と販売収入に傾いた報道姿勢が続いて いるので、今後も注視の目を怠ることができないようです。 投稿者: toxandoria at 2006 年 01 月 23 日 14:23:32 Anon 『toxandria様の考察の端正な文章をいつも楽しく拝見させて頂いております。 さてマンデビルのような「私的悪徳と強欲」の「公共的便益」論は、キリスト 教の救済説に基づいた功利主義哲学の典型と思われます。神の配剤によって、 世の中はより良い方向へ向かい、やがて救済を向かえるというわけですね。悪 や苦痛はその過程で次第に無化されます。しかしこれはもちろんキリスト教の あるセクトのイデオロギーであって、科学的検証に耐える客観的事実とは無縁 のものでしょう。アダム・スミス(スコットランド人ですが)については良く 知らないのですが、少なくとも18世紀のイングランドではこの近代的功利主義 が主要な思想であったことは間違いありません。このような宗教的イデオロギ ーが、現代の経済政策を動かしているところにネオリベラリズムの本当の問題 があるように思います。Paul Halevy(だったかな?)のphilosophic radicalism論などを参考に、思想史を丹念にあたれば、竹中=フリードマン経 済学の非科学的な起源がかなりはっきり見えて来るような気がします。』 無用の人 『無沙汰しています、いつも読ませていただいます、 年末閉め作業以降、来週書こう、来週書こうおもい、今日までたってしまいま した、 ライブドア騒動、誰が「ガサいれ」のサインを出したのか、「GO」の指を鳴ら したのか、とても興味があります、 このニュースから「支配するものの総体の意思」を感じるのです、具体的に言 えといわれると、閉口してしまうのですが 岸井ブログには、「エスタブリシ ュメントの反撃」というようなことが書かれています、 宣伝、イメージ戦略だけで政治をしている政権担当者たちに、「日本を支配す る総体」が、彼ら、ときに感じた「だいじょぶかい」という疑念が、「不安」 に変わりつつあるのではないかと、おもわれるのです、今その「負の部分」が 「正の部分(大衆受け)」をはるかに超えてしまった、とおもわれるのです 今、「靖国」をもてあそんで、観衆から喝采を受けている様子を苦々しく眺め ている、タニマチ筋の「舌打ち」がきこえてくるようです 商売の嗅覚鋭い、トヨタの社長は参拝に憂慮を表明している 北米市場も大事 だけど、中国市場の将来は大きい 、ついでにいうと、北米市場でGMを抜く ことがトヨタの利益に必ずしも一致するとは思いません、朝読の編集主幹しか り、参拝に憂慮を表明しています この線から見ると、私は、本命視されている、A部氏の線はないと思っていま す、首相が二代続いてまるで、知性を感じさせない、ポピュリストが続いて は、日本が本当に壊れてしまう、「この騒動」に一種の非常ブレーキのような ものを感じました』 toxandoria 『Anonさま、ご購読&コメントありがとうございます。 ご教示に刺激されて、英国の名誉革命、英仏植民地戦争などの時代に生きたマ ンデビルの人間像(架空の人物との説もあるようですが・・・)に興味が湧い てきました。 また、マンデビルが生きた時代の英国が既にフランスに先駆けて強固な官僚制 と徴税システムを完成させており、17世紀末のイングランド銀行・設立を境 に「大英(第一次)帝国(重商主義・植民地帝国)」の完成へ向かい歩み始め たことにも注目すべきかと思っています。 この時代の経済・財政システムを支えた合理精神は「現代的な意味での合理 性」から大きくかけ離れていた(カール・ポパー流に言えば反証可能性がある という意味で・・・)のかも知れませんね。おっしゃるとおり、キリスト教の 救済説が国家政策と渾然一体化したものであったのでしょうか。 もしそうであるなら、ここら辺りに発生源を持つ「竹中=フリードマン経済 学」(新自由主義思想)は、一種のカルト信仰だということになるかも知れま せん。現在の「郵政民営化問題」にしても、「日本市場経済の鉄火場化の問 題」にしても合理主義に名を借りた、『神憑り政策』に他ならないのではない でしょうか? これでは、ますます日本が混沌化する訳です。 このままでは、第二・第三の耐震擬装事件やホリエモン事件が続々と現れるか もしれません。 なお、マンデビルの時代から約100年ぐらい時代が下がりますが、マーティ ン・スコセッシが「南北戦争時代」ころのニューヨークを舞台にギャングたち (実はキリスト教のセクト各派に属する移民たち)の抗争を描いた映画『ギャ ング・オブ・ニューヨーク』 (http://pocketwarmer.blogzine.jp/movie/2004/09/dvd_.html、 http://www.kabasawa.jp/eiga/other_films/2002/gony/gony.htm)を思い出し ました。 恐らく、この映画で描かれたようなキリスト教の「カルト的セクト抗争」の中 から、英米(アングロサクソン)流の“合理主義精神”や“近代国家観”の一 部が構築されたのかも知れませんね。 今後とも、どうぞよろしくお願いします。』 toxandoria 『“無用の人”さま、コメントありがとうございます。 年末からこの1月にかけて、日本の空気が変わり始めたようです。身近な人々 と話題を交わしてみても、今までと違う風(小泉批判的な声)が吹き始めたよ うな気がします。 ただ、実際には、そう簡単に根底からガラリと変わることにはならないでしょ う。毎日新聞の世論調査(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123- 00000011-mai-pol)によると、この一連の騒ぎ(耐震擬装&ホリエモンorホラ エモン?)の影響で多少は自民党の支持率が下がったものの相変わらずアベ人 気が国民の間で熱く煮えたぎり沸騰しているようです。 好み次第でしょうが、日本人の多くが如何に見かけと外面に弱いかが分かりま す。また、「冷静かつ論理的に自分でモノゴトを考える」という教育を放棄し てきたことのツケが一気に回ってきたような気がしております。 本日発売された「週間現代」(2/4号)によると、やはり、小泉首相はライブド アの強制捜査について事前に知らされていたそうです。そこで、自らのイメー ジダウンになる影響を最小限にするため小細工をやろうとしたそうですが、何 かの手違いでNKHと日経(?)のフライング(予定より早く報道してしまったこ と)が発生し、小泉首相の小細工が上手く行かなかったそうです。 今後は、自らと武部幹事長らを含む政府与党の幹部たちとホリエモンの不明朗 な関係についての具体的な追及を排除することが大仕事になるそうです。 この国家存亡の危機の折に、「自己責任回避の工作」に汲々とするばかりの日 本の最高責任者たちの実像を垣間見るとヤレヤレの溜息が出てしまいます。 また、「竹中=フリードマン経済学」(新自由主義思想)という「日本市場経 済の鉄火場化の問題」は、合理的な経済思想に名を借りた一種の『神憑り政 策』(カルト信仰のジャンルの問題)だと思います(詳しくは、たまたま “Anonさま”のご教示に従い纏めた表記のコメントのとおりです)。 これから、ますます日本が混沌化して第二・第三の耐震擬装事件やホリエモン 事件が続々と現れ、日本社会が大混乱するのではないかと懸念しております。 特に、小泉首相が去った直後の「郵政民営化」が具体化する時期がクリティカ ル・ポイントになると思います。 この意味では、漸く本当の問題点が明らかとなり最悪の事態を回避する衆知も 集まると思いますので、小泉首相は9月で退任せず(“有終の美”などと宣ま って敵前逃亡せず)最後まで「命がけの自論」の具体化に取り組むべきだと思 います。 ところで、ヨーロッパにおける市場経済のガバナンス政策が、どのような概念 下で構築されつつあるのかという点について、関連情報を知りたいと思ってい ますが、最新の動向に関する情報がなかなか見つかりません。格付会社による 「社会的責任評価基準」の設定などに関する情報は入手しております。 何か手掛かりでもございましたら、序のときにでもご教示いただければ嬉しく 存じます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。』 |