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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/12/14 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 相棒 局 名 テレビ朝日 放映日時 水曜21時 キャスト 杉下右京(水谷豊) 亀山薫 (寺脇康文) 小野田公顕(岸部一徳) 宮部たまき(高樹沙耶) 奥寺美和子(鈴木砂羽) 脚 本 輿水泰弘ほか 主題歌 「」 あらすじ シーズンIV 第10話「殺人生中継」 特命係。朝早くから出勤している杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺 脇康文)。 隣の部屋の米沢守(六角精児)がテレビを見に特命係の部屋にやっ て来る。米沢はセントラルテレビの「なる得ワイド」に出演している 八木沼リカ(宮地真緒)のファン。リカは新人アナウンサーでお天気 コーナーの担当。 8時24分。天気コーナーがテレビ局の屋上で始まると同時に「きゃ あ、助けて」と女性の叫び声が聞こえてくる。 スタジオのキャスターから様子を見に行くようにとリカに指示があ る。声の感じから人気アナウンサー綾瀬圭子(東風平智香)であるこ とに気付き、圭子のいる仮眠室へと向かう。 仮眠室では圭子が果物ナイフで胸を一突きされ死んでいた。その一 部始終はテレビを通じて全国に放送された。その映像を右京も薫を見 ていた。 セントラルテレビ。事件発生後、出入口は封鎖。捜査一課が捜査を 開始。伊丹憲一(川原和久)は非番なのに呼び出され機嫌が悪い。鑑 識課・米沢守(六角精児)の友人・アナウンサーおたくが録画してい たビデオで事件当時の様子を見る。8時26分に死体発見。ディレク ターの神崎が犯人の行方を追い、リカは死体のそばにいる。8時27分 怪しい人影を発見することなく映像は終わる。 捜査一課の後ろでビデオを見ていた右京と薫。右京は犯人の逃走経 路を搾りこむことは可能とつぶやく。 アナウンサー部長・仁科真由美(竹井みどり)から話を聞く右京と 薫。圭子はストーカーの被害を受けていた。初めは熱狂的なファンか と思っていたが、次第にエスカレートし「こんなに愛しているのに 手に入らないなら いつか殺してやる」という手紙が送られてきてい た。ストーカーなら仮眠室の場所も知っていたのではないか? 捜査一課が現れ引っ込んでろと言われ立ち去る右京と薫。 ラウンジ。右京と薫はショックを受け座っているリカを発見する。 リカは気丈に自分に協力できることなら何でもと話をする。圭子はリ カの教育係、敬語の指導ではよく指摘を受けた、厳しくて優しくて大 好きな先輩と涙ぐむ。 リカにストーカー被害について聞いていると、薫が自販機の横にう ずくまる不審な男を発見する。男は抵抗して逃げる。 男を捕まえると弁当の配達人。スケートのミキティに会いたくて待 っていたと告白し犯人ではなかった。 犯行現場。右京の推理。犯人は外部の人間でなく、圭子とは顔見知 り、圭子が自分でドアを開けて招き入れたと話す。なぜなら圭子は強 度の近眼なのに眼鏡を置いたままコンタクトレンズも装着していなか った。誰かわからない相手なら確認するはず。 リカを送ってきた右京と薫はリカの部屋に通される。リカはカメと レオンと名付けられた二匹のカメレオンを飼っている。爬虫類好きら しい。 リカの部屋の壁面にはぎっしりと並んだビデオコレクションがあっ た。リカは自分の出演した番組ビデオだと説明する。 花の里。薫は奥寺美和子(鈴木砂羽)に捜査状況を聞かれる。部長 の真由美の夫は編成局次長で圭子と社内不倫をしていた。真由美は圭 子を他の部署に移動させようとしたが圭子が人気アナウンサーのため 移動が難しかった。薫は真由美が圭子を殺したのではないかと疑って いる。圭子は事件当時VTR編集室に一人でいてアリバイなし。 ストーカーの話は捜査をミスリードさせるためのもの。 右京は薫の考えに賛同せず何かひっかかっている。「花の里」の厨 房の窓が開いており室内が寒いということに皆が気付くと、右京は 「なるほどそうでしたか」とほくそえむ。 帰り道。右京は薫に真由美は犯人ではないと話す。アリバイがない からこそ犯人ではないというのだ。 仮眠室。薫が圭子の役、右京が犯人役で再現してみる。 1.薫がドアを開ける。2.右京が胸を一突きし薫が倒れる。右京 は窓がひっかかる。 喉はアナウンサーの命、この冬一番の寒さの日に開けて仮眠をとる はずはない、助けを呼ぶために窓を開けたに違いない。 もう一度再現する。1.右京が刃物を薫に向ける。2.刃物をかわ しながら窓を開けて刺され倒れる。何度やっても死体の頭と足の位置 が逆になってしまう。死体には争った形跡はなかった。 鑑識の米沢がやって来る。窓付近からは圭子の指紋は見つからなか った、犯人が窓を開けた可能性。犯人は視聴者に悲鳴を聞かせ犯行時 間を確定させるつもりだったとすると、その時間犯人にはアリバイが あることになる。 右京はトリックとしては古典の類と仮眠室にあるCDプレーヤーを指 す。 仕事を休んでいるリカを右京と薫が訪ねる。薫は良いニュースと悪 いニュースが1つずつあると話す。 真由美は潔白であると知り喜ぶリカ。仮眠室に置いてあった眼鏡、 CDが入っていないCDプレーヤーには思ってもいない真実が隠されてい ると話す。右京はリカに「犯人はあなたです」と告げる。 リカは自分には犯行が可能だと全国の視聴者が証明してくれると動 じない。 右京はリカには本番直前にトイレに行く習慣があると指摘する。事 件当日はトイレではなく圭子のいる仮眠室に行った。圭子を殺しCDを セットし計算された時間に鳴るようにして窓を開けた。 そして本番→遺体発見。リカは取り乱したふりをして一人仮眠室に 残りCDを回収した。しかし悲鳴の入ったCDがなければ証明のしようが ない。 右京はまだどこかにオリジナルが残っているはず、悲鳴は既存の映 像から採録した可能性を示唆。放送された映像なら圭子が悲鳴をあげ た映像は評判になったはずなので探しやすく見つかるリスクが高いと すると、プライベート映像の類か?と言い、部屋にあった家庭用ビデ オを持ち上げる。 リカは自分の部屋のビデオを見せるなら令状を持ってきてください という。リカは1枚たりともお見せすることはできませんと突っぱね る。 右京は1枚という言葉に引っ掛かりDVDですかと問う。 リカは「どうぞご覧になって下さい」と言って時計を見る。時間は 午前9時5分を指している。二人がリカを訪ねた時に、リカはゴミを収 集場所に出していた。薫と右京は窓から見ると収拾車がゴミを運び出 していた。二人は外に出る。 リカは隠してあったディスクをガスコンロにかざし証拠隠滅を図ろ うとする。 薫がリカの手を止めディスクを押収する。 右京は「拝見します」と映像を見る。 圭子の誕生日。圭子とリカが二人で祝っている。リカは圭子にプレ ゼントを渡す。 中に入っていたカメレオンを見て圭子が「きゃあ。助けて」と悲鳴 をあげる。 薫がリカに何で殺さなきゃいけなかったんですか?尋ねる。 右京はリカのビデオコレクションのラベルを見てすでに終了してい る番組でこれらは綾瀬圭子全集と指摘する。「こんなに愛しているの に 手に入らないなら いつか殺してやる」という手紙を送ったス トーカーはリカ。 再び誕生日の映像。圭子は自分にはカメレオンは飼えないと話す。 リカはカメレオンは周りに合わせて体の色を変える、私も周りに合わ せて色を変えていると言い、圭子にしなだれかかり抱きつく。圭子は 驚いてリカに「今日はもう帰りなさい」と言う。 圭子のストーカー被害がなくなったのは1年前。ストーカーが同じ 職場に入ったから。リカはアナウンサーになるために死ぬほど勉強し ダイエットもした、圭子に気に入られるように努力したと話す。 リカは私の愛が受け入れられないなんておかしい、汚らわしい男に 抱かれることもない、永遠に私の物なんですと言い笑う。 薫は人を愛するなんてそんなことじゃない、後悔する時がきっと来 ると諌める。 右京はリカはすでに後悔していると話す。リカに圭子の話を聞いた 時、「行った」というべきなのに誤って「綾瀬さんの所に参った」と いう敬語を使ったのは懺悔のため、愛する者を手に入れるために永遠 に失ってしまったことに気付いたのではないかと言う。 特命係。逮捕されたリカの映像を見ている右京と薫。右京は放送局 は大変なダメージと話す。薫があちらはどれぐらいで復活するのか? と部屋の隅を見ると、一人落ち込んでうずくまっている角田がいた。 寸 評 今回はゲスト主役の宮地真緒が犯人だったので比較的わかりやす い内容でした。「相棒」の次回放送は元日スペシャルになります。引 き続きお楽しみください。 シーズン III の再放送を見始めました。美和子(鈴木砂羽)が亀 山薫(寺脇康文)との同棲を解消したのは、元帝都新聞記者・鹿手袋 (西村雅彦)というライバルが現れたためだったことがようやくわか りました。 執 筆 者 たま() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 少し前ですが、山田太一のドラマスペシャル「終わりに見た街」を見ました。 平成17年から昭和19年に、中井貴一が扮する主人公の一家4人がタイムスリ ップしてしまうというお話です。一緒にタイムスリップしていたのが柳沢慎吾 でした。二人はタイムスリップしたという事実をひた隠ししながら戦時下の日 本を生き抜きます。ラストが衝撃的でいつの間にか200X年にタイムスリップし てしまい街が火の海になっています。とても引き込まれる内容で最期まで一気 に見てしまいました。戦争に巻き込まれる世の中にならないことを切に祈りま す。 私の住む地方で本格的に雪が降りました。28年ぶりの大雪ということで 20cmは積もっています。息子の通う園も休園となりました。ゴミ収集場所に ゴミを出しに行きましたが、長靴を持っていてよかったと思いました。「備え あれば憂いなし」ですね。寒いので読者の皆さんも風邪をひかないようにお気 をつけ下さい。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |