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***************************** 幸福ニュース(しあわせニュース)第341号 2006年1月1日 幸せへのヒント満載です。友達にも教えて皆幸福に! http://www.uproad.ne.jp/rengein/ ***************************** 【除夜の鐘・初参りは蓮華院誕生寺の奥之院で!!!】 世界一の大梵鐘「飛龍の鐘」や五重塔や大仏様に新年の御祈願 をされてください。ホームページでも世界一の大梵鐘を祈りなが ら撞けます。どうぞご家族でお参りください。 http://www.uproad.ne.jp/rengein/ ---------------------------------------------------------- 今回は、熊本県玉名市の倫理法人会モーニング・セミナーで、 上村茂則先生(株式会社水の子社長、熊本県八代郡竜北町)の講 演の概要を、先生のご許可を得て配信させて頂きます。 【 祈りの有機農法 】 上村(うえむら)先生は、最初通常の米作りの名人でした。通 常のというのは、化学肥料や農薬を使う大量生産農法のことです。 ところが、29才の時、胎児性の水俣病患者に出会ったことから、 今の農法でいいのかという疑問をいだき、有機農法に転換するこ とを決断しました。 全くの手探り状態で始めた為、生産量がほとんど上がらず、4 〜5年はすごい貧乏をしました。それで、お金を使わなくてすむ ように、全ての役職をやめ、お酒もタバコもやめました。農業収 入が充分でないため、肉体労働などの出稼ぎもしました。 人から頭が狂ったと言われ、村八分にあいながらも、妻の支え により有機農法を続け、少しずつ仲間が増えてきたそうです。 「作り手の足跡のない畑の作物は実りが悪い」との言い伝えに ヒントをえて、農作物の夜の姿も知らなくては、本当に作物がわ かったとは言えないと思い、半年間午前一時に起きて田畑に行っ たそうです。 真冬一月の寒さの中で、イグサを見ながら気付いた事は、次の ようなことでした。「今まで自分が作物を育てているんだと思っ ていたが、とんでもなくおこがましいことだった。作物が自身の 力で育つのを、私はほんのちょっと手助けしているにすぎない。」 「作物は種を蒔いたところが死に場所なのだ。作物が我々に生命 を提供してくれている。それで、農業者は生きていける。」と、 作物や生命や自然への感謝の念がわきおこってきたと言います。 それからは、毎日作物へ声かけをするようになりました。「お はよう」「ありがとう」などの言葉をかけながら、下から上へ優 しく撫でるそうです。上から下へなでると、植物にとっては、折 られる恐怖からストレスになるそうです。作物も喜びたいのです。 愛情をこめて声をかけたり、抱いたりした結果、作物の病気へ の抵抗力が高まったそうです。また、味もよくなり、びっくりす るような事が起きました。 関東の女子大生から、一通の手紙が届き、失意のどん底で、食 事もせずにいた時食べた「水の子会」のミカンによって、心が癒 され元気付けられ、立ち直ることができたことが書かれていたそ うです。 何年かして次に手紙が来た時は、オーストラリアからで、留学 して元気に勉強しているとのことだったそうです。その次の手紙 は、結婚式の写真付きでした。次の便りは、赤ちゃんの写真がは いっているのではないかと思って、楽しみにしているそうです。 「私はあまり営業をしていない。作物がお客を喜ばすので、あ まりする必要がないのです。阪神大震災の被災者への支援活動を していたら、支援を受けた方々のお蔭で全国に販売網ができまし た。」 「水の子会」とは、あらゆる生命は水の恩恵によって育まれて いることへの感謝と、水俣病の教訓を忘れてはならないと言う思 いから付けました。会員になるための条件は、合成洗剤を用いず に石けんを使うことだけです。 私は宗教者ではないが、長年農業を続けて得たものは、植物は 私達と同じ生命を有し、愛情を受け止めてくれるということです。 これは、全国で唯一、りんごを無農薬、無肥料で育てている青森 の有機農法栽培家も全く同じ事を言っています。 この青森の方が有機農法に切り替えた木は、4年間実がなりま せんでした。5年目の春、5本のうち4本のりんごの木にひざま ずいて土下座して、お願いだから今年は実をつけてくれと祈った そうです。もう1本も同じようにしようとしたら、そこは隣りの 農園との境に近く、作業している人がいたので、変に思われると いけないから出来なかったそうです。 そしたら、4本だけ実をつけ、1本はならなかったそうです。 この青森の有機農法家の方も、「上村さん、作物を作物として見 たらいかん。あいつらも人間と同じだと思わないかん。」と言わ れたそうです。 この有機農法の名人の方達は、単に愛情を注いで栽培している というより、その上のレベル、つまり、祈りの農業の域に達して いるのではないのかと思います。植物と心の交流をしながら、人 々を癒す、そういう農産物をつくり、世の中に貢献していらっし ゃるように感じました。 また、「物は、これを生かす人に集まる」という言葉がありま すが、市場に出せないあまり物の農産物は加工して、飴やその他 の製品として販売しているそうです。捨てずに生かしきるという ことで、それらの売上が三分の一を占めており、「捨てればゴミ、 活かせば喜ばせてくれる」ということでした。 また、話は変わりますが、あるりっぱに再起した経営者の方が、 「前、失敗した時とどう違いますか。」と聞かれた時、こう答え たそうです。 「いや、仕事の内容は同じです。ただ、今は、夜遊びするよう なことはありません。また、商売は自分一人の力でやるものでは ないことに気付きました。ですから、毎朝事務所にはいる前に、 事務所に挨拶し、コンピューターや机や車などにも『今日一日よ ろしくお願いします。』と言い、帰る時に『今日も一日ありがと う』と言うようになりました。御蔭様で順調にいっています。」 と答えたそうです。 株式会社「水の子」では、出荷する農産物の箱の中に「ありが とう」の紙を入れています。これは、作物とお客様への感謝の気 持ちを表す為だそうです。 また、上村先生は、「ついてる。ありがとう。感謝します。」 と「許され、生かされている私達。今日一日、朗らかに安らかに、 喜んで進んで働きます。」が口癖だそうです。皆さんも試してみ ては如何ですか。きっと幸せになり、事業も順調にいく事でしょ う。 ---------------------------------------------------------- *れんげ農苑や坂村真民詩集やWhat's New等を更新しました。悩 み相談・相性判断・赤ちゃん名前付け・御祈願や御供養もできま す。どうぞご覧ください。 http://www.uproad.ne.jp/rengein/ ---------------------------------------------------------- 【仏語集】 仏の衣を着るとは、柔和であって忍ぶ心を持つことである。仏 の座に座るとは、すべてのものを空と見て、執着を持たないこと である。仏の室に入るとは、すべてに対して大慈悲の心を抱くこ とである。(法華経) ---------------------------------------------------------- *ダライ・ラマ法王記念DVD好評販売中!!! 『愛と智慧と祈りにふれる集い』 去る4月に熊本に来られた法王猊下の法話会や講演会を収録し、 日本語の字幕スーパーを付けたDVD3枚組みを好評販売中です。 限定500枚ですので、ご希望の方は、下記をご覧頂き、お早め にご注文下さい。 http://www.uproad.ne.jp/rengein/miroku/miroku94.html ---------------------------------------------------------- 【坂村真民詩集】 《 いも 》 1 いもはいつもいきごんでいる いいいもになろうとしている 2 ばかにされてもわらわれても いもはいつも平然としている 3 見えないところで 自己を作ってゆくものたちの すばらしさよ わたしは目をみひらいて いもを見る 4 海の気をいっぱい吸いこんで 大きくなってゆくいも 四国のいも 天下一のいも ---------------------------------------------------------- *新年おめでとうございます。「許され、生かされている私達。 ついてる。ありがとう。感謝します。」で今年もいきたいと思い ます。皆様にとっても良い年でありますように祈っております。 本年も「幸福」の輪を広げるために何卒よろしくお願い申し上げ ます。合掌 *皆様のご意見、ご感想、ご投稿を rengein@uproad.ne.jp へどうぞお寄せください。お待ちしております。 *「投稿大歓迎!」 皆様の投稿は、できるだけ「幸福ニュース」 に掲載しようと思っております。読者と共にこのEメールマガジ ンを作り上げていきたいと願っておりますので、御協力をよろし くお願い申し上げます。 ---------------------------------------------------------- コンサルティング・テンプル 蓮華院誕生寺 http://www.uproad.ne.jp/rengein/ rengein@uproad.ne.jp ***************************** |