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○―――――――――――――――――――――――――――――――○ 英語上達マガジン「もっと!トークるズ」創刊第0009号 2005年12月21日発行 ○――――― http://talkles.cocolog-nifty.com/ ――――――――○ ● もくじ ● 【1】聞いてしゃべろう!「be supposed to」と「have to」 【2】今日の語法・文法:比較級(1) 【3】ボキャブラリーを増やそう!「Hepta-」「Sept-」は「7」、 「Oct-」「Octa-」は、「8」。 ◎==========================================================◎ こんにちは、メルマガ発行人の柏木陽志です。 いつもメルマガの購読ありがとうございます! 一昨日の月曜日は、本来ならメルマガ配信日だったのですが、 事後のお詫びになってしまいましたが、発行することができませんでした。 大変失礼しました。 では、本題に入ります。 【1】聞いてしゃべろう!英語のことわざをいくつか。 (原文執筆:アレックス・スミス) 先日、ちょっと面白い質問が「トークるズ」のもとに届きましたので、 ここでその質問と答えを皆さんに紹介したいと思います。 --------------------------------- (ご購読者さまからの質問) トークるズ様へ I 'm supposed to go to work. と I have to go to work. (どちらも日本語訳をすれば、 「私は仕事にいかなければならない」の意味。) You're not supposed to smoke here と You shouldn't smoke here. (どちらも日本語訳をすれば、 「ここでタバコを吸ってはいけません」の意味。) ではニュアンスにどのような違いが出るのでしょうか? --------------------------------- (「トークるズ」からのご回答) 簡単に言うと、こんな感じです: "supposed"というと、自分の意志ではなく、他人の意志によって こうしなければいけないという感じです。 "have to"はもっと自分がその行動をやる必要性を感じていう言葉です。 なので、"supposed"を使う時は、 「(規則などで)やらなければいけないが、本当はやりたくない」 という場合が多いです。 例文: -- I 'm supposed to go to work. I'm supposed to go to work, but I'd rather stay at home. (私は仕事に行かなくてはならないが、家にいたい。) I'm supposed to go to work on Monday, but I decided to go fishing instead. (月曜日なので仕事に行かなくてはならないが、代わりに釣りに行くことにした。) -- I have to go to work. I have to go to work so I can't go skiing today. (仕事に行かなくてはならないので、今日はスキーにはいけないよ。) こんな例文が適切かと思います。 (以下の例文音声は、下記URLにあります) http://talkles.cocolog-nifty.com/blog/2005/03/be_supposed_toh.html 同じ状況でこの二つの表現をを使ってみると、 そのニュアンスの違いがよくわかります: Aさん Do you want to go skiing? Bさん Sorry, I have to go to work. この場合は、とにかくBさんを仕事があって、それをサボる気もないし、 仕事がなくてもスキーに行きたくないかもしれないと想像することができます。 Aさん Do you want to go skiing? Bさん Sorry, I'm supposed to go to work. こういうふうに返事すると「でも、本当は行きたいよ」 「でも、サボれたらサボって一緒にいくよ」という気持ちが伝わります。 「自分が仕事したい」ではなく、「他人が僕が仕事することを期待している」 というニュアンスです。」 You're not supposed to smoke here. この場合はsupposed toの「他人の意志」のニュアンスがすごくでます。 しかし、「他人が言うから絶対にやらなければいけませんよ」、 とい使い方もできるし、 「他人がいうからやってはいけないけど、私自身はどうでもいいよ」 という使い方があります。 どっちなのかはその続きで明白にするか、声のトーンで伝えるしかないです。 たとえば「supposed」を強調して言うとその後者の意味合いがよくでます。 つまり「本当はいけないが、私にとってはOKだからどうぞ」 というニュアンスがでます。 前に「Well,」みたいな言葉をつけるとなおさらニュアンスがでます。 Well, you're not SUPPOSED to smoke here. (まあ、本当はここで吸ってはいけないですけどね。。。) You shouldn't smoke here. shouldn'tは上の例の「have」と同じく、自分の意志も入りますので、 わりとダイレクトに「ここで吸ってはいけません」という意味になります。 (音声はこのURLから) http://talkles.cocolog-nifty.com/blog/2005/03/be_supposed_toh.html 何度も聞いて、口に出して練習してください。 ◎==========================================================◎ 【2】今日の語法・文法:比較級(1) (原文執筆:伊藤哲哉) 今日は比較級を使ったフレーズのなかで、ちょっとややこしいものを 取り上げてきます。 ●私はあなたと全く同じ意見です I couldn't agree with you any more. 文法書では必ず目にするこの表現。 『couldn't』なのだから『賛成できない』=『反対する』 という意味になるのではと思われる方も多いと思います。 このへんは日本語にとらわれてしまうと勘違いしてしまうことになります。 このフレーズは比較級ということがポイントです。 『any more』が含まれているので、『これ以上賛成できない』 という意味になりますが、 この場合の『これ以上』は程度を示す言葉です。 つまり、賛成する度合いをこれ以上高めることはできない ということなので、心から賛成する、大賛成ということになります。 英語の『any more』と日本語の『これ以上』というのはニュアンスに違いがあり ます。 そこを頭に入れておかないと、日本語に流されて意味を履き違えてしまうことに なりますので要注意です。 ●最高です It couldn't be better. 上記のフレーズと全く同じ意味です。 これ以上、程度を良くすることはできないということなので、 意味としては『best』となります。 ◎==========================================================◎ 【3】ボキャブラリーを増やそう!「Hepta-」「Sept-」は「7」、 「Oct-」「Octa-」は、「8」。 今日は、7、8の意味を持つ言葉を学習していきます。 では、まず、「7」の意味を持つ、「Hepta-」からみていきましょう。 heptagon 七角形 ※もう一度復習します。 三角形 triangle 四角形 tetragon (正方形は、square、長方形はrectangle) 五角形 pentagon 六角形 hexagon です。 heptahedron 七面体 ここで、polyhedronは、多面体という意味です。 多角形は、polygonです。 polyは、ギリシア語で多いという意味です。 〜gonは、〜角形で、〜hedronは、〜面体です。 heptathlon (スポーツ)7種競技 続いて、同じく「7」の意味を持つ、「Sept-」です。 septagon septangle 両方とも、七角形 ※heptagon以外に、この二つも使われます。 septet (音楽の)七重奏、七人組 septuagenarian 70歳代の人 (おまけ) September 9月 ※本来は七番目の月という意味でしたが、ローマの「ユリウス暦」 制定時に本来の1月「March」の前に、January、Februaryの二つを 入れてしまったため、二ヶ月ずれてしまったことによります。 詳しくは、 http://miraikoro.3.pro.tok2.com/study/quiz/s03-1.htm あたりを参考にしてみてください。 そして、「8」の意味を持つ、「Octa-」「Oct」です。 octopus たこ(海にいるほうです!) ※足が8本ですよね。 octopus hold (プロレスの技)卍固め、オクトパスホールド ※決まった形が「たこ」のように見えることから。 octagon octangle (どちらも)八角形、八辺形 octahedron 八面体 octave オクターブ ※ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド =8個。8音ですよね! octet (音楽の)八重奏 octothorpe 電話のボタン#。「ナンバー記号」 「シャープ記号」「井桁記号」のこと。 ※語源は、アメリカのベル研究所が押しボタン電話機を 開発したときの造語で、#記号には、 八個の点があるからとされています。 他に「#」は、number sign、pound、pound sign、hash、sharpなど とも呼ばれます。シャープだけは日米共通ですね。 (おまけ) October 10月 ※本当は8番目の月という意味ですが、 理由はSeptemberと同じ。 さて、次回は、「9」そして、ついに「10」までたどり着きます! ◎==========================================================◎ ●発行:柏木陽志 http://blog.livedoor.jp/tgeveryday/ ●英語上達マガジン「もっと!トークるズ」 登録・解除 MailuX: http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM437E2552351C7 めろんぱん: http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=008962 RanSta: http://talkles.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/ransta_ecc2.html MAG Bee: http://talkles.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/mag_beet_5547.html カプライト: http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/11258.html E-Magazine: http://www.emaga.com/info/talkles.html ●ご意見・ご感想・ご質問は kakira@kk.iij4u.or.jp まで。 ◎==========================================================◎ |