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タイトル:Daily Drama Express 2005/12/08 大奥 (8)  2005/12/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/12/08 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 大奥〜華の乱〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 信子[綱吉正室](藤原紀香)
 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)
 安子  (内山理名)
 徳川綱吉(谷原章介)
 桂昌院[綱吉生母](江波杏子)
 音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)
 右衛門佐[大奥総取締](高岡早紀)
 柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)
 染子[柳沢側室](貫地谷しほり)
 牧野成住(田辺誠一)
脚  本 浅野妙子
主題歌  東京事変「修羅場」

あらすじ  第八話 「お犬様」

 徳川綱吉(谷原章介)の枕元に座る安子(内山理名)。
 綱吉は、蝶丸が死んだのも何もかも自分が悪いんだと、気弱に言う。

 咳き込む綱吉に、白湯を用意しようとした際、懐から薬包紙を落と
し、緊張する安子。

 綱吉は苦しい息で、将軍職など誰にでも譲ってやる。母も家臣もお
なごも要らない。ただ、安子と二人でいたいと言い、安子の手を握る。

 その時重臣がやってきて、御簾の向こうで、綱吉に若君がいると報
告。


 中臈・音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)からその報告を聞い
た桂昌院[綱吉生母](江波杏子)は、「たった一人の上様の血を引
くお子じゃ。お世継ぎの誕生じゃ!」と喜ぶ。

 −− その時安子様は、大きな陰謀に飲み込まれようとしているこ
とを、知るよしもございませんでした。


 安子は廊下で、右衛門佐(高岡早紀)とすれ違う。
 「お渡ししたものをこれへ」と右衛門佐。
 そっと右衛門佐に薬包紙を返す安子。
 「今、上様を殺めても、柳沢様が喜ぶだけ。しばしば様子を見るこ
とが肝要です」と右衛門佐。

 そんな二人を遠くからじっと見ている信子[綱吉正室](藤原紀
香)。


 1ヶ月後。

 −− 染子様が吉里君と共に、側室として大奥に入られたのは、そ
れから間もなくのことでございました。
    この新たな若君の誕生に励まされたのか、上様の病状は日ご
と、快方に向かわれたのでございました。


 染子(貫地谷しほり)が綱吉に挨拶。
 女達はみんな染子をにらんでいる。
 桂昌院は吉里を抱く。
 「よい子じゃー。ホンに若後はかわいいのー」と喜ぶ綱吉。


 染子に挨拶して立ち去ろうとする柳沢吉保[綱吉側用人](北村一
輝)。
 「殿のお役に立てて、染子は幸せです」と染子。
 吉保は一瞬足を止めるが、そのまま振り返らず去っていく。
 忍び泣く染子。


 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)は怒る。鶴姫を紀州公に嫁がせ
たのは、紀州公が世継ぎになるからのはず。吉里が現れたからと鶴姫
が忘れられた、と。
 そこに竹丸(綱吉の飼い犬)がやってくると、お伝は扇子を投げつ
ける。


 祈祷僧 隆光(火野正平)と吉保がやってくる。
 そして桂昌院と共に、吉里は綱吉の幼少の時に生き写しと言う。
 隆光は、吉保を授かったのは、生き物を大切にしたから。吉里を丈
夫に育てるには、ますます生き物を大切にすること、と言う。

 隆光は更に、本堂の修理が必要と言い出し、綱吉は吉保によきには
からうよいに言う。


 生類哀れみの令は、新しい罰則も加わり、ますます厳しいものとな
った。
 その被害は、江戸市中は勿論、大奥にも及んだ。


 右衛門佐は水戸光圀(大杉漣)に会いに行く。
 光圀は綱吉に、犬の毛皮を贈ってやった。どんな顔をするか見てみ
たいものだが、それまで生きていられるかな、と笑う。光圀は病床で
体を起こしていた。

 右衛門佐は、自分は大奥総取締だけど、所詮自分の力の及ぶ範囲は
大奥の中だけ。歯がゆい、と言う。

 光圀は音羽に、入るよう言う。驚く右衛門佐。

 実は音羽は光圀の手のもので、大奥の動静を探るために、光圀が送
り込んだのだ。これからは右衛門佐を助けるように、と光圀は音羽に
命じる。


 江戸城に光圀からの犬の毛皮が届く。
 家臣達はこんなものを綱吉に見せられないと慌てる。

 だが、そこに竹丸が入り込み、その毛皮を銜えて歩き出す。


 安子は染子とすれ違う。
 その後、染子は苦しげにしゃがみこむ。
 助けに行った安子は、染子の打ち掛けの下の帯に、トラの絵の印籠
を下げているのに気づく。

 安子は染子を一室に連れて行き、それは吉保の?と聞く。
 怯える染子。
 安子は人それぞれ事情がある。自分も亡き母の形見を髪に挿し、肌
身離さず持っている。そして自分も死罪を命じられた夫と引き離され
た身、と言う。

 安子は染子を見ると何か哀れで、と言う。
 右衛門佐は安子に、世継ぎを儲けた染子は今が絶頂のはずでは、と
言う。
 安子は、世継ぎの母が必ずしも幸せとは限らない。幸せは人それぞ
れ、と言う。


 お伝と大典侍(中山忍)が廊下ですれ違う。
 お伝は、その後綱吉のお渡りがあるか問う。
 そのうち、と大典侍。
 お伝は、吉里という子がいたら、もう大典侍には用はないだろう、
と言う。

 そこに桂昌院が竹丸を捜しに来る。
 大典侍は計算を働かせ、一緒に竹丸を捜し始める。


 右衛門佐は染子の部屋へ行き、吉里を抱き、二ヶ月ぐらいかと問う。
 染子は3ヶ月を過ぎたところ、と答える。
 右衛門佐にじっと見られ、おどおどする染子。


 右衛門佐は、信子と安子を前に、吉里が3ヶ月というのは、身ごも
ったのは昨年6月。
 だが、綱吉はその頃柳沢邸に行っていない。吉里は吉保の子ではな
いか、と言う。でも、今問いつめても染子しか言ってないので、シラ
を切られたら終わり、と。
 信子は、この切り札をどう使うかは右衛門佐の腕次第じゃな、と言
う。


 信子は吉保に、右衛門佐が吉里を吉保の子と疑っている。これを知
っているのは、あとは安子だけ、と告げ口。そして吉里が将軍となれ
ば、吉保の天下。その時は自分に何をしてくれるのか、と問う。でも、
自分には誰が世継ぎになろうと、関係ないこと。このままこの奥で埋
もれていく我が身だが、少し悪あがきしてみたかっただけのだという。


 大奥はみんな総出で竹丸を捜している。

 その騒ぎをよそに、脇息に寄りかかるお伝。
 でも、いつもと違う感覚に、ふと見ると、脇息の上に犬の毛皮。
 お伝はこれはもしや竹丸!?こんなことをするのは、大典侍に違い
ないと言う。

 大典侍は、探したくない犬を探させられて、疲れたと、脇息に寄り
かかる。これでは何のために大奥に入ったのか分からないと言いなが
ら。
 お付きの女中が悲鳴を上げる。なんとその脇息の上に、犬の毛皮が
掛かっている!竹丸!?

 大典侍とお付きの女中達は、その毛皮を盆に載せ、処分しに行こう
とする。
 その途中で人とぶつかり、廊下に犬の毛皮が落ちる。

 そこに安子が通りかかる。
 大典侍は安子に、犬を見失っただけでお暇を出される世の中。もし
この毛皮を自分のせいだとされたら、どうなるか、と訴える。

 そこに桂昌院が通りかかる。みんな緊張する。

 安子は、これは自分がやったという。


 綱吉の前に連れてこられる安子。
 桂昌院は、生類哀れみの令による御利益をどう考えているのだ、と
詰め寄る。
 安子は、どんな御利益があったのか問う。
 桂昌院は、吉里君を授かったではないかと答える。
 安子は、おなごの悲しみの上に成り立つ御利益など、ありましょう
か、と言う。

 その時、右衛門佐が来て、吉里の出自に疑義があると言う。証拠の
品もある、と一冊の書類を桂昌院に見せる。
 吉里の誕生日は三月二十日。

 吉保は、それは安産祈願。宮司の書き間違えだろう。右衛門佐はそ
れをどうやって入手した?と問う。
 「さるお方に、お骨折り頂きました」と右衛門佐は答える。
 「それは水戸光圀公では?度々右衛門佐殿は、光圀公のお屋敷に参
られているようですねぇ。光圀公は子息を世継ぎにと望んでいる」と
吉保。

 桂昌院は大奥総取締のくせに、世継ぎ問題に口を出すなど、と書類
をビリビリと破る。

 吉保は、右衛門佐も将軍家を思ってのこと.....ととりなし、桂昌
院は右衛門佐を下がらす。

 問題は安子の処分に戻る。
 綱吉は、もう吉里が授かったのだから、いいではないかと言う。
 犬を大切にせよとは綱吉の言ったこと。自分は将軍家のことを思っ
て言っているという桂昌院。

 綱吉は、今まで桂昌院のためにつくしてきた。桂昌院が言えば、
『黒いものも白い』と言った。
 でも、もう自由にさせて欲しい。これからは安子と心やすく過ごし
たいだけだという。

 桂昌院は怒るが、すぐ胸を押さえて座り込む。
 安子が駆け寄ると、安子を手で払う。

 だが、そこに竹丸が入ってきて、その犬の毛皮の匂いをかぎ始めた。


 光圀の病床を見舞う音羽。光圀はその時の桂昌院の顔を見てみたか
った、と言う。

 −− 光圀公は政を正したいという思いも果たせず、この世を去り
ました。


 二年後。

 −−この頃成貞様は上様にご隠居を申し出られ、柳沢様が側用人筆
頭となられました。
   光圀公のお心とは反対に、柳沢様の地位は揺るぎないものとな
っていました。
   また、柳沢様は朝廷に働きかけ、桂昌院様に女としては最高の
従一位の位をご献上せしめることにより、大奥内での勢力も揺るぎな
いものとしていたのでございます。

 桂昌院を言祝ぐ宴。
 桂昌院は春日局さえ手の届かなかった地位に昇り詰めた。もうこの
世に思い残すことがない、と言う。

 これからがご権勢のいや栄える時である、と吉保。
 桂昌院は、自分はもう年を取った。後は吉里の健勝を望むのみ、と
言う。
 吉保は、それは自分がついているから大丈夫、と言う。

 吉保の鼓で、綱吉が舞う。
 吉里が立ち上がり、干菓子を取る。女中が右手に持たせようとする
と、吉里は左手を出し、左手で食べる。

 鼓を打つ吉保。曲が佳境にはいると、鼓を右手に持ち替え、左手で
叩く。それは吉里の動きとうり二つ。

 桂昌院はフラフラと立ち上がり、心臓を押さえて倒れる。

 −− その時初めて安子様は、まのあたりにされたのです。江戸城
大奥に渦巻く陰謀のあらましを。そして真の敵を。


寸  評  遂に敵の正体がわかりましたね。
 でも、放送もあと2回。どんなエンディングになるのでしょうか。
 ところで、今まで女の敵は女、という感じでしたが、今回の敵は柳
沢吉保なんですね。
 あの犬の毛皮が光圀の贈り物ということは判明したのでしょうか?

 光圀は、いい人でしたが、桂昌院と吉保の陰謀を止められずに亡く
なってしまいました。後は、残された音羽が、どんな活躍をするか、
ですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今、会社に外人さんが大量に来ています。ほとんどがオーストラリアから来
ているのですが、中に、香港生まれの外人さんがいます。日本語は生粋の日本
人と比べれば確かにちょっと下手ですが、外人さんとしてはペラペラです。
 先日エレベータにその外人さんが乗ってきました。文庫本を読んでいたので
ちょっと覗いてみたら、日本語の小説のようでした。

 実はその外人さんがエレベータに乗る前に、友達とも会ったようでした。そ
こで彼女は、『たいそうな身代』とはどういう意味?と聞かれたらしいです。
 ということは、その外人さんの読んでいた小説は、時代小説!?

 日本語も段々世界に普及しつつあるのでしょうか。
 そう言えば、他のオーストラリア人も子供(小学生だか、中学生らしい)は
第一外国語で日本語を勉強しているらしいです。(鈴木)

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