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タイトル:Daily Drama Express 2005/12/01 大奥 (7)  2005/12/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/12/01 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 大奥〜華の乱〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 信子[綱吉正室](藤原紀香)
 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)
 安子  (内山理名)
 徳川綱吉(谷原章介)
 桂昌院[綱吉生母](江波杏子)
 音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)
 右衛門佐[大奥総取締](高岡早紀)
 柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)
 染子[柳沢側室](貫地谷しほり)
 牧野成住(田辺誠一)
脚  本 浅野妙子
主題歌  東京事変「修羅場」

あらすじ  第七話 真の敵

 「御台所様、おたずねしたいことがあります」と安子(内山理名)。
 「何じゃ?」と信子[綱吉正室](藤原紀香)。
 「蝶丸が倒れた時、御台様のお召しに、お伝の方様との話を中座し、
向かいました。なれど御台様はお部屋におられず、戻る途中でお会い
し、一緒に戻ると、我が子・蝶丸は倒れていました。御台様、もしや
わたしのいぬ間に蝶丸の姿をお見かけになったのではないですか?」
と安子。
 「いいえ、そなたと一緒に部屋に行った時、初めて蝶丸君のただな
らぬ様子を見たのじゃ。それより、わらわを疑っておるのか?なにゆ
え。お子同士が争っているお伝殿ならいざ知らず、蝶丸君に手を掛け
たとて、何の得があるのじゃ。ホホホホ.....」と信子。


 「確かに蝶丸君の亡くなられ方は、尋常ではないものがあります」
と右衛門佐(高岡早紀)。
 「右衛門佐さまもそう思われますか?」と安子
 「とはいえ、御台様には蝶丸君に手を掛ける理由がない。安子殿、
柳沢様のこと、どう思われますか?」と右衛門佐。
 右衛門佐は、蝶丸が産まれるとすぐ、安子の父・牧野成貞(平泉成)
がお側役に返り咲き、柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)はこれま
でかと思われた.....としいえ、証拠はない。


 その頃、お伝の方[綱吉側室](小池栄子)、桂昌院[綱吉生母]
(江波杏子)、徳川綱吉(谷原章介)は、徳松のいまわの際に接して
いた。

 徳松が遂に亡くなる。遺体に取りすがって泣くお伝。

 お伝を慰める桂昌院。そして鶴姫を紀州公に嫁がせたらどうかと言
う。
 徳松を失ってすぐ、鶴姫まで手放せないと言うお伝に、紀州公は将
軍家の跡取りにとの呼び声も高い。もしそうなれば、鶴姫を介して、
綱吉の血が受け継がれるという。


 廊下を歩いていたお伝は、手に持っていた徳松の鞠を庭に落として
しまう。
 鞠のそばに青梅が大量に落ちている。
 思わず青梅をかじるお伝。


 おさじは安子に、お伝は自害を計ったのであろうが、青梅に含まれ
る毒は微量。大量に摂取しなければ死なない、と言う。
 ハッとする安子。


 安子がお伝の見舞いに行く。
 お伝は安子を枕元に呼ぶと、自分は蝶丸の口に青梅を入れた。だが、
すぐ吐き出させた。
 でも、これが原因で蝶丸が亡くなったのならば、その咎を受けるの
は自分。徳松はそのために亡くなることはない。青梅の咎で我が身が
亡くなれば、徳松が生き返るかと思ったが無理だった.....と安子に
すがる。

 −− この時、安子様を陥れようとする陰謀が思わぬところで張り
巡らされていたのでありました。


 大典侍(中山忍)は綱吉に、安子が柱を押して、徳松に怪我をさせ
たという。
 中臈・音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)は、自分が駆け付け
た時、すでに柱は倒れていたという。

 桂昌院は、安子ならそれぐらいのこと、しかねないと言う。
 大典侍は、このところの将軍家に関わるご不幸は祈祷僧 隆光(火
野正平)によれば、安子のせいだとのこと。いっそ安子を落飾させ、
大奥を去らせたら、と言う。

 綱吉は、それはダメだという。蝶丸にも徳松にも去られ、その上、
安子に去られては寂しすぎる。それに安子はそのようなことをする女
ではない、と力説。


 舘林藩主時代のように吉保と釣り糸を垂らす綱吉。
 女は何故、ああ相争うのか。安子が徳松を殺めたというおなごもい
る。わしのまわりでいろいろな者が、いろいろなことを言う。一体ワ
シは誰を信じたらよいのか、と嘆息する。桂昌院は隆光の言葉を信じ
ているらしいが、隆光の言葉に従っていても、子は次々と死んでしま
う.....

 黒い犬が綱吉に吠え掛かる。
 切ろうとする吉保を止め、徳松の喪が明けてすぐ折衝はよくない、
と犬を撫で、この犬の気持ちがよく分かるという綱吉。


 桂昌院が隆光に今後のことを問い、策を授けて欲しいと頼む。どう
やったら綱吉にお世継ぎが授かるか、と。


 綱吉の飼っている犬・竹丸は、人間よりもいいものを食べている。
 この話をしていた女中に、隆光が話を聞く。


 桂昌院は竹丸をあやす綱吉に、次の奥泊まりには是非、大典侍をと
言うが、その剣幕に驚いて、竹丸が逃げ出し、隆光に飛びかかる。
 切り捨てよ、と桂昌院。
 刀に手を掛ける吉保。
 綱吉が止める。

 隆光は綱吉の言うとおり。くれぐれもお犬様を大切にするように。
全盛でお犬様を斬ったことがご不幸の原因。無用に殺生をやめ、特に
生まれ年の犬は大切にするよう言う。

 不幸の原因が安子ではないと隆光に言わせた綱吉は、桂昌院を見返
し、得意げ。


 −− かくして世に名だたる悪報『生類哀れみの法』が発布された
のでした。
    これにより江戸市民が被った災禍は、やがて大奥にも暗い影
を落として参りました。


 寝支度を整えた菊江を、安子は下がらせる。

 菊江は足音を忍ばせ、短刀を手に、綱吉の寝所へと忍び込もうとす
る。
 しかし音羽に掴まって、柱に縛られる。

 安子と右衛門佐が呼ばれて来る。

 菊江は、自分は元徒目付の娘であったが、墓参の折り、野犬に襲わ
れた自分を助ける為にその犬を斬った。そのため、父は死罪となった。
 その仇を討つため、身元を隠して大奥に入り、機会をうかがってい
た。
 でも、失敗した今となっては、自害の機会が与えられることを願う
のみ、と言う。

 右衛門佐は、表の社会が乱れていては、大奥の女達の涙が乾くこと
はない。この件は自分がどうにかしよう、と言う。


 −− ついに大奥にまで及んできた御政道の乱れに右衛門佐様は、
御三家の一つで、幕政に隠然たる力をお持ちだった水戸家の光圀様の
お屋敷を訪ねられたのでした。

 光圀は、綱吉は稀代の大うつけ者。その大うつけ者を操る奸計が、
やれ寺院の建立だ、子孫繁栄だと言って私腹を肥やしているのが、今
の幕府だ。その巨悪が柳沢吉保、と断言。

 「初めてお聞きしました。それは本当でございますか?」と右衛門
佐。
 「佐殿。悪のはびこる世は永くは続かぬもの。いや、続かせてはな
らぬのじゃ」と光圀。


 この頃、綱吉は、子を亡くした心痛からか、体調を崩し、ますます
世に背を向けていた。

 吉保は親のない犬のために犬小屋を造ってはどうかと言い、すぐ作
ると返事をする家臣達。


 安子の部屋で綱吉は安子に、ここに蝶丸が寝ていたな.....と言う。
そして何故人は死ぬのか.....何もかも虚しくなった、と言う。

 安子は犬に乱暴したら流罪、犬を斬ったら死罪とは、あまりに人に
厳しすぎないか、と言う。
 綱吉は罪刑は自分ではなく、役人が決めることなのでわからない、
と言う。
 では、法令そのものをやめてほしいと言う安子に、それはできない。
隆光が言っていたのだから、と綱吉。

 安子が、隆光は絶対なのか?と問うと、桂昌院にとっては絶対だと
綱吉。
 そして安子の膝枕で横になると、ずっとこうしていたという綱吉。

 安子は、それはならない。表のことは吉保、奥のことは桂昌院に任
せ、あなぐらに引きこもっていてはいけない。自分も蝶丸が亡くなっ
た時は、ただひたすらすべてを憎むだけだった。蝶丸を殺めた犯人も
分からない。
 でも、そんな時ほど目を大きく見開いて、よく見なければならない。
蝶丸は、大人達の争いの犠牲になった。その争いを止められるのに止
めなかったのは綱吉、と言う。

 綱吉は、みんな自分が悪いというのか?何でみんな自分に、ああせ
い、ここせいと言うのか。もう命令されるのは沢山だ!と叫ぶと、フ
ラフラと歩き出し、やがて喉をかきむしって苦しがると倒れる。
 おさじを呼ぶ安子。


 それから綱吉の容態はよくならず、床についていた。


 雨の降る日の出がけ、吉保は染子(貫地谷しほり)に、これからは
『お方様』と呼ぶという。吉里共々、大奥へ上がるのだ、と。
 染子は、出生をいつわるのですか!?と驚く。


 染子は吉里を抱いたまま、座敷牢の前を通り、その中をふと見て、
恐怖の表情を浮かべる。


 綱吉を心配する安子に右衛門佐は、やはり夫婦の情が湧くのかと問
う。
 安子は母・阿久里(萬田久子)、夫・牧野成住(田辺誠一)の無念
は忘れない、と言う。
 右衛門佐は、世が乱れるのは吉保と桂昌院が好き放題にしているか
ら。
 でも、彼らが好き放題出来るのは、綱吉の力を利用しているから。
綱吉自身には力がない。
 右衛門佐は懐から薬包紙を取りだし、これを綱吉に飲ますよう言う。
綱吉がいなくなれば、今の乱れは取り除ける。今の綱吉ならば、一杯
飲ませただけで、と安子に勧める。綱吉の病床に近づけるのは安子だ
け。そして容態の悪い今なら、疑われることもない。今は千載一遇の
好機、と勧める。

 その時、安子は急いで薬包紙を懐にしまう。

 障子が開き、信子が入ってくる。
 安子はそそくさとその場を立ち去る。

 信子は右衛門佐に、安子はこれから綱吉の見舞いか?『あれ』を渡
したのか?と確かめる。でも、安子に果たして出来るか、とも醒めて
いる。

 −− 安子様に右衛門佐がお渡しになられた運命のカギを手に、お
ののかれていた丁度その頃、表の世界では、お二人の思惑を遙かに超
える悪事が謀られようとしていました。


 次期将軍として、甲府宰相・綱豊殿に勝るものがいないとなるが、
桂昌院は鶴姫の輿入れ先の紀州・綱則公を押している。
 牧野成貞(平泉成)は、その二人のどちらかに早く決め、人心の安
定を図らなければ、とまとめようとする。

 その時吉保が、綱吉の血を引く若君がいると言い出す。自分の屋敷
に来た折り、綱吉はことのほか染子を気に入り、この春目出度く若君
が産まれた、と言う。
 一同に動揺が走る。


寸  評  遂に、『生類哀れみの法』がでましたね。
 今回は政治の世界の話題が多かった分、大奥のドロドロは控えめだ
ったように思います。

 ところで、府中に住んでいる友達が美容室に行った時、目が大きな
可愛い男の子がいて、美容師さんが、今度大奥に出ると言っていたそ
うです。今回はまだ、少年は出てきませんでしたので、次回、成長し
た染子の子供として出演するのでしょうか?
 その子には会ったことはおろか、顔も知りませんが、なんとなく楽
しみです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 師走はなんで忙しいのでしょう、と思います。わたしの勤める会社の年度は
1月から12月なので、12月は年度末でもあります。別に、年初、サボって
いたわけではないのに、12月はとても忙しく、忘年会に行かない日は終電の
お世話になっています。

 そういえば、フジテレビのドラマは、他のドラマのキャラを紛れ込ませた遊
びが好きですね。
 今回の「危険なアネキ」には、間宮貴子が出ていました。

 寛子のお母さんは萬田久子でしたが、どうしても、半分は阿久里に見えてし
まって。
 美人のお母さん役というと、今や萬田久子がナンバーワンなのでしょうか?
(鈴木)

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