オリンピックを機に
( 日本 ) marumi0178
北京市では、 2008 年のオリンピックに向け、市民の素養向上を目指しているらしい。
オリンピックに向けての素養……って、なんぞや??と、記事の内容を見てみると、
市民を対象にした公開試験なるものが実施されているらしく、オリンピックの歴史や、競技、選手に対する問題や、
一般マナーに関する問題が出題されているらしい。
なるほど……、と、納得しつつ、
最近中国の新聞雑誌がこぞって特集しているという「一般マナー」の内容とやらには、
▽レストランでは大声で話さない
▽電車では乗る人より降りる人を優先する
▽劇場などでは携帯電話を切る
▽チケット売り場では並ぶ
▽公園などに違法駐車しない
などと書かれているらしい。
まさしく私のホームページでも取り上げている「ここがヘンだよ中国人」を彷彿とさせる内容なのだ。
私の場合、半分おちゃらけた視点で書いているが、
本当にこれらの悪しき習慣を中国人自らがものすごーく真面目に改善しようとしてるとしたら、
それはとても健気なことではありませんか。
もしも、本当に反省する気があるのなら、
今までに何度されたかわからない順番の横取りも、そしてバス待ちの際の列の割り込みも、
さらに感動的な映画を観ている最中の無神経な携帯呼び出し音も、
全て水に流してあげようではないか!!と思うのであります。
今までにオリンピック開催国に選ばれた国々は、
いずれもその後大きな発展を成し遂げている。日本では 1964 年の東京オリンピックを機に、
街中から一斉に「痰壺」が無くなったというのは有名な話だ。
この巨大な国土と人口を擁する中国が、
オリンピックを機にいかなる変化を遂げるのか、たいへん興味深い。
「アモイビューティフル」 サイトより(本編集部で一部削除した) |