|
|
◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2005/11/19 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信（第１４２） http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員 が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●『屋久島の新しい家に寄せて』 （大阪出身 ご主人Ｆさん） 初釣りでカ・ツ・オ まさか、初釣りでかつおが釣れるなんて。 なにわの釣りキチが、屋久島に家を建ててすることはただ一つ、思い切り釣り をすることでした。 定年退職して、これからどうするかなーと思っていた矢先、屋久島の「原」と いう集落に土地を入手して、ええい！と家を建ててしまいましたが、その後も 仕事が続いて「夢の大魚」と「生活」が綱引きをしています。 屋久島行きは今のところ、折田汽船のフェリーが一番気に入っています。 特に出航の際に晴天であると、全ての船客が期待に満ちて着島を楽しみにして いる姿に、私も嬉しくなります。 4時間の船旅は、名作「浮き雲」を彷彿させてくれます。 開放 小さい家ですが、前に畑が広がってその先に海も見えて気に入っています。 ミカン畑の手入れに行き来する人たちが、脇の農道からよく声をかけてくれま す。 ラジオは入らないし、テレビのアンテナもあげていないので、敷地の草抜きが 訪島時の主な日課です。 人間なにも考えないで、過ごすことができるのですね。 これから 時間を入れ替えたいなーと、夢見ています。 大阪には出稼ぎに行き、島ではもう少し滞在して、釣りをしたり、ぼやーっと 過ごしたいと思いますが・・・ウーム、時いまだ至らずというところです。 〔ちょっぴり辛口（この項方言から無変換です）〕 屋久杉細工は、なんでこないにねがはりまんのやろ。 4000円の湯飲みて、あんた天下の九谷焼なみでっせ。 今日びペアで買うたら、民宿代より高いみやげて、珍らしゅうおます。 軽うて味があって、年寄りには喜ばれてまんのでも、ちょっとまかりまへんや ろか。 ごっつううまい飛び魚やタンカンも、離島送料ではほんまのところ送りずらい。 いまだに、家人の口に入ってまへん。 鹿児島市に、配送センターを設けたらどないでっしゃろ。 送料は、半値以下になるはずだす。 交通費も半端やおまへんけど、これは自然遺産を守る防波堤やから、目をつむ りまひょ。 ほな、ごめんやっしゃ。 （Ｆ奥さん） 屋久島から帰った翌日、「見た。新聞！」電話のむこうで、声がおどっています。 同級生４人で行って来た「白谷雲水峡」の、やわらかい苔に包まれた森林の写真 が掲載されていました。 彼女は、あの時の興奮が冷めていないのです。 世界自然遺産の島「屋久島」に、昨年家を建てたので、時々行き来しています。 スーパーマーケットに囲まれ、車や電車の騒音の中で、時間に追われている生活 から離れ、ほっと深呼吸の出来るところです。 山と海に囲まれた緑の中に学校、病院、農協などの施設が散在し、信号の少ない 舗装道路で結ばれているので、とても便利で訪れる度に楽しんでいます。 もう一度子育てをするなら、こんな所。 虫や鳥と仲良しになり、魚を追いかけ草花の香りの中で、元気いっぱい生きる、 ＮＨＫＴＶ「満天」のヒロインのように成長して欲しいなどと考えているうちに、 だんだん屋久島が好きになってきました。 レンタカーの送迎の人に、車椅子を乗せられるような自動車について尋ねてみた ところ、無いとのことでした。 道が整備されているので、年寄りや障害を持っている人にも、この島の美しさを 楽しんでほしいと思うのは、私が年を重ねてきたせいでしょうか。 このように、Ｆさんご夫婦は時々、屋久島で別荘暮らしをされている。 普段は都会で生活され、たまの息抜きとして、取っておきの場所を見つけられた。 それが、心のよりどころとなっているそうだ。 今までがんばってきた、自分へのご褒美だという。 完全移住という形ではない。 家族みんなが納得した形が、別荘だった。 子供たち、友人、知人の集う場所は、心を満たしてくれる。 大阪へ帰る日が近づくと、また次回の日程を考えるのが、最高の楽しみという。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町１丁目８番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |