中国のオタク (日本) NINI
日本は空前のオタクブームだとか。が、実はここ広州にもブームの波は押し寄せている
シャオフーがある時言い出した。「イラストレーターやってる友達が展示販売会をするんだけど、
一緒に見に行く?」「へえ、個展を開くほどすごいイラストレーターなんだ」
「いや、大きな会場でブースを一つ借りるだけ。他のブースは自分で描いた漫画とか、
あとは日本の古い漫画を売ってるブースもあるよ。コスプレー(彼が発音した通り)もあるんだって。
そ、それはひょっとして ... コミケでは .....
数日後の日曜。我々は地下鉄にのって会場に向かった。
途中、地下鉄内にコスプレをした少年少女がたくさん!私は日本にいたころ数年間お台場に通勤してて、
ビックサイトのコミケに行くコスプレした人々を毎年目撃していたのだが、
あのレベルにまさるとも劣らない、凝りに凝った衣装とメイク!
会場は地下鉄駅直結のビルの 2 フロアを借り切っていて、
面積は相当あるのだがそれでも大混雑。驚いたことに入場チケットは 100 元もする。
来場者のメインは高校、大学生なのだが、彼らの 1 ヶ月のおこづかいに相当するのでは?
という値段だ。が、この高価なチケットが飛ぶように売れていく。
会場には確かにロリコンぽい漫画や、
日本の古い漫画の中国翻訳本がぎっしりならんでいて黒山の人だかり。
ちなみにこの大規模なコミケは半年に 1 回開催されているとか。
中国に 2 次元の女の子しか好きになれない男の子が増えてきて、
彼らが結婚しないとなると、これは人口抑制につながるのでは .... ひょっとして、
大自然のメカニズムで人口が増えすぎたところにはオタクが増えるというようになっているのでは .....
そうすると、日本のODAでビルや道路を作ったりするよりは日本の
アニメDVDを無償援助するほうが中国政府に感謝されたりして .... と、しょうもないことを考えてみたりした。
ここまで書いてふと中国 Google で「電車男×ダウンロード」で検索したら出るわ出るわ。
もちろん中国語字幕つき。某サービスでは既に電車男ダウンロードサイトへのアクセスが 23 万を超えた ....
「ディープ広州生活」 のサイトから(編集部で一部削除した) |