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タイトル:Daily Drama Express 2005/09/01 電車男 (9)  2005/10/24


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/09/01 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 電車男
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 青山沙織(伊東美咲)
 山田剛司(伊藤淳史)
 啓介  (速水もこみち)
 陣釜美鈴(白石美帆)
 沢崎果歩(佐藤江梨子)
 観月裕子(須藤理彩)
原  作 中野独人
脚  本 武藤将吾
主題歌  「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター

あらすじ  キボンヌ、帰国。

 電車男 『エルメスたんとアキバに行くことになりました
(^−^)』

 ネットの住人達一同、「ナニーー!!」

 2005/08/25 22:10 Mr.名無しさん(花梨ファン・浅野真平(山崎樹
範))
   『アキバって あのヲタの要塞「秋葉原」のことか?
   あんな奴やこんな奴や、そんな奴にあんなこんなそんな奴で
   どんな奴?さらにあんな奴や、あー、こんな奴までいちゃって

   あの「秋葉原」か……?』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『つーか、カミングアウトしすぎ
だろ!』

 Mr.名無しさん(キボンヌ) 『詳細を希望します。in Japan!』

 電車男 『それではエルメスたんとの電話を簡単に……』

 Mr.名無しさん(涼子) 『だめだめ!じっくりと教えて』

 Mr.名無しさん(筋肉ヲタク) 『俺たちには女子とのやりとりは
すべてが新鮮なのだ』

 明治一直線 『たのむから、じわりじわ〜り嬲り殺してくれ!』

 電車男 『わかりました。それでは一部始終を報告します』


 青山沙織(伊東美咲)から、約束覚えてますか?という電話。
 悩む山田剛司(伊藤淳史)。
 沙織はパソコンを一緒に見てくれるという約束と言う。
 幸せにとろけそうな山田。

 きしわだ 『なんだ、この一転して幸せモードは……』

 萌え男 『ふくれるエルメスに萌えぇ(´Π`;)』

 ザスパ 『さっきまで電車がんばれと思ってた俺が…が…が…
(´Π`)』

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『衛生兵! 衛生兵!』

 車掌です 『ダメだ。脈がない……』

 苦しい息をなんとか整え、パソコンの使い方を聞く山田。
 ネットとメールができれば充分、と沙織。
 「使いやすさ重視か」と山田。
 「山田さんはいつもパソコンをどこに買いに行くんですか?」と沙
織。
 「ボクはアキバに.....あ、秋葉原に」と山田。
 「そこにしましょう」と沙織。
 「そんなこだわらないのなら、どこのお店でも同じ.....」と山田。
 「そこにしましょう。山田さんのいつも行くところ。山田さんのこ
と、もっと知りたいのです」と沙織。

 携帯電話を取り落とし、立ったまま硬直する山田。

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『爆撃だぁぁ!まだ間に合う防空
壕へ!!』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『もう遅い。先に逝く……ぐほっ』

 Mr.名無しさん(飛行機整備士) 『俺が日頃布団の中で妄想する
ような会話を実際に繰り広げてるじゃねぇぇぇああ』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『それで秋葉原デートか……』

 萌え男 『勝手な妄想でエルメスがメイド服着てます……』

 山田の頭の中で、メイド服を着た沙織が、「お帰りなさいませ、ご
主人様」とにこやかに頭を下げている。

 掲示板を見て独り言を言う桜井に、掃除中の沙織の弟・青山啓介
(速水もこみち)が、「いい病院紹介しましょうか?」と声を掛ける。

 Mr.名無しさん(桜井) 『きっと電車のヲタクファッションに合
わせて、中途半端な丈の花柄ワンピース&ツインテールに違いない。』

 「ツインテール」にも萌える山田。そしてパソコンをぐりぐりし始
める。


 秋葉原を歩く山田と沙織。
 沙織は手をつなごう、と言う。
 山田は緊張して手を差しだし、手をつないで萬世橋を渡る2人。

 山田は大型電気店の前で沙織にパソコンについて調べたファイルを
差し出す。
 喜ぶ沙織。
 山田は沙織のためにはこれぐらいしかできないと言う。

 パソコンを購入。

 それから2人でプリクラを写し、山田がゲームの腕を披露。
 そこにヲタク仲間の松永勇作(劇団ひとり)と川本信二(菅原永二)
がいて、2人は山田を気遣って、渋谷系を無理して演じるが、山田は
カミングアウトしたという。

 松永と川本は、週に四日秋葉原に通っていると言うと、いろいろア
キバ用語を並べる。
 一つ一つ小首をかしげる沙織。
 松永と川本は、自分たちと一緒にいて沙織が大丈夫かと気遣うが、
大丈夫と沙織。


 山田は沙織をいつものピルの屋上に連れてくる。
 ここは山田の秘密の場所で、人を連れてきたのは、沙織が初めて、
と山田。
 「これからは2人の秘密ですね」と沙織。

 山田はここに来るのは特別な日、と言う。
 「今日は特別な日なんですか?」と聞かれ、緊張する山田。

 2005/08/27 21:02 きしわだ
   『おいー! 絶交の告白チャンスじゃないっすかぁ』

 名無しカップル男 『ここで告らなくていつコクるんだよ!
(・∀・;)』

 Mr.名無しさん(一坂進(温水洋一)) 『エルメスさんは完全に
待っているとみた』

 でも山田は噛んだまま言えず、「あの.....なんでもないです」と
言ってしまう。
 「そうですか」と脱力する沙織。

 川端やすなり 『電車、本当にエルメスとカプールになる気あるの
か?
   もう人間失格よー!!』

 電車男 『確かにチャンスとは思いました。
   だけど、仲直りして間もないし。
   やっぱり付き合うとなると、俺ってどうなんだろう?
   とか思うんですよね』

 Mr.名無しさん(ピンク鉢巻き) 『弱気になるな!
。(゜Π゜)。』

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『されでも貴様、日本男児か!大
和魂を忘れたのかぁ』

 Mr.名無しさん(ひよわそうな少年) 『この際、大和魂は関係あ
りませんが。念のため』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『イイ雰囲気でマメに会ってるん
なら急いで告る必要はないと思うぞ』

 名無しカップル女 『そのうち告白するのが我慢できなくなるよ
( ̄− ̄)』

 ザスパ 『これ以上急かすような事いうのは辞めようぜー』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『今となっては漏れらの毒男臭い
助言より
   電車自身の判断の方が有効な毒ガス』

 名無しカップル男 『電車のタイミングで告白しる』

 山田がため息をつくと、携帯にメールが着信。それを見て.....

 電車男 『(;´Π`)ハァハァ (´Π`)ハァハァ (´Π`)
ハァハァハァハァ `・∵・Π`』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『どうした電車?何が起きた?』

 Mr.名無しさん(コスプレ女性) 『電車殿がご乱心じゃァァああ
(’∀・)』

 萌え男 『誰のレスに萌えたんだ?』

 Mr.名無しさん(靴コレクター) 『おまいらが告白しろって責め
るから電車がおかしくなっちまった』

 明治一直線 『電車、正気に戻ってくれぇぇえええ(;´Π`)』

 電車男 『フォトメールでエルメスたんの寝巻き姿がdrlfgyふじこ』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『おい、エルメスからの写真で悶
えてただけか?』

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『なんだその爆撃は!(’Π−;)
   無防備の俺達になんて攻撃を』

 萌え男 『寝巻きってパジャマですか? ネグリジェですか?
(´Π`)』

 電車男 『パジャマです』

 Mr.名無しさん(筋肉ヲタク) 『真剣に心配した俺がバカみたい
じゃんか?!!』

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『勝手に告白しちまえ、バカ
ヤロウ』

 電車男 『ベッドでごろごろしてる。』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『クソォ。これほどエルメスの顔
が見たかった事はない』

 おばちゃん 『みんな誰で想像してる?』

 Mr.名無しさん(きしわだ) 『俺は中谷美紀で』

 川端やすなり 『どう考えても昔の倍賞美津子だろ』

 Mr.名無しさん(一坂) 『いやいや、大場久美子でしょ』

 Mr.名無しさん(ひよわそうな少年) 『小倉優子、またはゆうこ
りん(´∇`*)』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『国仲涼子タンと見た』

 Mr.名無しさん(飛行機整備士) 『お前ら、そんな上玉が電車を
射程圏内に置くかよ』

 Mr.名無しさん(靴コレクター) 『ったく、ヲタクの妄想はこれ
だから困る』

 電車男 『でもテレビに出てる誰よりも俺は彼女の方が好きですけ
どね(´_`)』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『電車よ、何を思ってるか知らん
がな…』

 名無しカップル女 『…エルメスはまだお前の女じゃないぞ、とむ
かつきながら打つ
   シーーー』

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『イイコト言った!』

 名無しカップル男 『だから早くモノにしろ』

 Mr.名無しさん(ひ弱そうな少年) 『自分がエルメスの恩人とい
う立場を忘れるな』

 川端やすなり 『そうだ。向こうは断りたくても断れない可能性も
あるんだから』

 車掌です 『さらに追い打ちw』

 へこむ山田。

 電車男 『そうですた。調子に乗ってスマソ……_| ̄|○
   身の程を知れって感じですよね。
   今度、彼女の部屋でパソのとりつけをするんですけど
   その時に告白をって思ったんだけど、やめますた……。
   今日は寝ます。おやすみなさい』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『ちょっと待てー! 何だ、彼女
の部屋って!』

 名無しカップル男 『そういう重要事項は先に言えー!』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『っていうか、告白やめるなー!』

 Mr.名無しさん(筋肉ヲタク) 『俺らの方こそ、いじめて悪かっ
たー!。’(´Π`)’。』

 Mr.名無しさん(飛行機整備士) 『冗談だから、いっ行くのか教
えてくれー!』

 Mr.名無しさん(爺さん) 『電車、寝るなー!』

 車掌です 『レスを〜! レスを下さい〜!レスを〜! レスを下
さいー!
   レスをー! レスを下さい〜!
   電車発車できません。』

 その時すでに山田は寝てしまっていた。


 沙織が山田を母・青山由紀(秋吉久美子)に紹介する。
 由紀は沙織に、小動物を連れてきたとしか見えないと言う。

 電話が鳴り、由紀は出る。
 沙織は山田を自室に招き入れる。

 沙織がお茶を入れに階下に降りると、由紀は目を細めて見れば端正
な顔立ちだし、いい人そうだし。今度家族でお食事にでも招待した
ら?と言う。

 山田は1人になって、沙織の部屋の香りを嗅いでいる。
 ついでにベッドに近づいているところに沙織が入ってきて、山田は
慌ててPCの組み立てを始める。

 沙織は、手伝うことがあるか聞くが、山田は簡単だからと断る。
 沙織はベッドに腰掛ける。
 「暑くなりましたね」と言う山田に、沙織は夏は嫌い、と言う。薄
着になって体型がバレるから、と。
 山田は、沙織のように細い人が、と言うが、沙織は、それが悩み。
こんなだから彼氏もいないと悩む。

 電車男 『フリー確定しましたー!』

 一緒に喜ぶネットの住人達。

 山田は婚約者はいるのでは?と悩みながら、沙織は太っても痩せて
いてもどちらでもいいと言う。
 沙織は、そんなことを言われるとその気になってしまう.....と上
目遣いになる。

 『告白』の2文字が山田に迫る。
 そして沙織は今度自分の家族と外で食事しましょうと誘い、喜ぶ山
田。


 帰宅した山田。
 電車男 『どうしよう……。
   エルメスタンの家族と食事ですよ?
   彼女の話によれば、お父さんは来ないみたいですが……。
   何で承諾しちゃったんだよ、俺……_| ̄|○』

 2005/08/28 20:03 Mr.名無しさん(花梨ファン)
   『俺たちを放置プレイしたバツだな( ̄− ̄)ニヤリ』

 Mr.名無しさん(爺さん) 『告白の前にまだ試練があったか』

 きしわだ 『だが親父不在なら狙いはエルメス母に絞れる』

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『エルメス母に気に入られること
が最重要任務だと思え』

 明治一直線 『金持ち婦人はやっぱり身なりが気になるはずだ!』

 Mr.名無しさん(筋肉ヲタク) 『金持ちじゃないが俺のお袋もだ
らしない男が嫌いだ』

 車掌です 『それは参考にならーん!』

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『でも、ちゃんとした格好で
行くべし。あべし(”∀”)』

 電車男 『いつものキレイめな格好じゃダメですかね……』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『家族の食事会といったらスーツ
でしょう』

 名無しカップル男 『スーツ選びって意外とセンスでちゃうぞ』

 Mr.名無しさん(飛行機整備士) 『タキシードで逝けw』

 Mr.名無しさん(靴コレクター) 『スーツのことなら俺に聞け!
3時間は語れる』

 Mr.名無しさん(一坂) 『食事会で他に気を付けることといえ
ば……』

 Mr.名無しさん(涼子) 『もちろんテーブルマナーは大丈夫だよ
ね?』

 『テーブルマナー』にショックを受ける山田。

 電車男 『(((;”Π”)ガタガタブルブルガタガタブルブル』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『やはり知らなかったか
il||li_| ̄|○il||li』

 Mr.名無しさん(筋肉ヲタク) 『俺がバナナの上品な食い方を伝
授してやる』

 Mr.名無しさん(ひ弱な少年) 『食事を楽しくする話術も重要だ
ぞ』

 明治一直線 『自己啓発セミナーに行ってこーい』

 Mr.名無しさん(爺さん) 『新聞で時事ネタは押さえておけ』

 ザスパ 『課題はスーツ新調。テーブルマナー。会話か……』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『この流れは……久しぶりにアレ
いっときますか?』

 電車男改造計画Z

 早速、会社で、みんながどこでスーツを購入しているか調査する山
田。

 Mr.名無しさん(靴コレクター) 『スーツは流行よりも相手に好
印象を与えることが大事』

 Mr.名無しさん(涼子) 『雑誌より身近でかっこよく着こなして
いる人の方が参考になるよ』

 おばちゃん 『会社の上司って決まってる人多いよね』

 山田が、黒木のイタリア製というスーツのネームを見せてもらうと、
日本語で『イタリア製』と入っている!?
 弁解を始める黒木。

 名無しカップル男 『エルメス母とのコミュニケーションは重要だ』

 川端やすなり 『でも電車が話術を極めるのは相当無理がある』


 Mr.名無しさん(一坂) 『とりあえずほめてみるってのはどう?』

 休憩している美鈴の前で熱心に新聞を読む山田。

 ザスパ 『褒められて嫌な人間はいないからな』

 Mr.名無しさん(ひ弱な少年) 『あくまで腰低くな』

 美鈴の前にヒザを着き、「さすが陣釜さん、口の悪さは日本一です
ね」と褒めてみる山田。
 美鈴は、持っていた雑誌で山田を殴り、「あたしにケンカ売ってる
の!」と怒る。

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『あくまで笑顔を絶やすな』

 気を取り直し、山田は微笑むと、「今日は厚化粧のおかげで若く見
えますよ」と言う。
 美鈴にもう一度殴られる。
 「何も、考えてなさそうな笑顔がすてきです」と山田。
 美鈴に鈴木と蹴りを入れられ、倒れる山田。
 "Death(死)"

 Mr.名無しさん(おばちゃん) 『きっと相手も笑顔になってくれ
るはず』

 気絶した山田を置いて、「あー、すっきりした」と喫煙室を出て行
く美鈴。

 Mr.名無しさん(明治一直線) 『最初はテーブルマナーか』

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『ナイフを逆さに持ったり
   スープを音立てて飲んだりしないようになw』

 Mr.名無しさん(靴コレクター) 『たかがマナー、されどマナー』

 山田は妹・山田葵(堀北真希)相手にテーブルマナーの練習。


 沙織に、山田との食事会にいいお店が見つからなくて、と相談され
た沢崎果歩(佐藤江梨子)と観月裕子(須藤理彩)。
 裕子は沙織に、パソコンやってるなら、ネットで探せば?『アラジ
ンチャンネル』って知ってる?と言う。

 アラジンチャンネル−−略して『Aチャンネル』−−
 裕子はどんな相談にものってくれる匿名の掲示板だと教える。
 3人の会話を後ろで聞いている桜井。
 そして、得意げに掲示板を沙織に見せようと桜井が近づくと、果歩
が、アラジンチャンネルは匿名をいいことに人の悪口を書き込む陰湿
なサイトだと聞いているけど、と言う。
 桜井はこそこそと戻る。

 そして桜井は、「沙織、オレのオヤジの知り合いが、いいレストラ
ンやってるんだけど」と声を掛け、喜ぶ沙織。


 由紀は離婚届を前にため息をついていた。


 Restaurant "Voic Lactee"

 招待された礼を述べる山田。緊張しきっている。
 啓介は帰ろうとするが、由紀が許さない。
 そこにボーイが桜井のおかげでこの店を貸し切りに出来たと挨拶。
 桜井が仕組んだのだ。

 山田は、料理の辛さに顔をしかめるが、由紀も沙織も、おいしいと
いう。

 何と桜井が、山田の料理にだけ、タバスコをたっぷりと掛けていた
のだ。
 それは山田に水を沢山飲ませてトイレに行かせる桜井の作戦だった。

 遂に我慢できず、山田はトイレに立つ。
 桜井はその間に、山田のニセモノを向かわせる。

 が、一足早く、沙織達の父(山下真司)が現れる。
 桜井はニセモノを止める。

 由紀は夫を無視する。
 夫は離婚届けを封筒から出し、サインするよう迫る。
 沙織が止めても聞かない。

 山田がトイレから戻ってくるが、由紀の夫は席を外してくれと言い、
山田は帰る。


 交差点で並んで信号待ちをする、山田とニセ山田。


 啓介は父に、両親のせいで沙織が男を信じられなくなったと言い出
して、2人は取っ組み合いになる。

 そこに山田が忘れ物を取りに戻ってくる。それはハンカチ。
 そして沙織の涙を見る。
 たまらなくなり、言葉が山田の口をついて出てくる。
 付き合うと言うだけでもすごいのに、結婚するというのはどんなに
勇気を振り絞ることの連続だろう。

 沙織の父に、何を言ってるんだと指摘されて、山田自身も分かって
いない。
 でも、続ける。
 自分にも両親がいて、父は頼りなく、母も不在がちだが、2人とも
いつも笑っている。だから、自分も笑っていられると言う。

 由紀はハンドバッグから離婚届を出すと、すでにハンも押してある、
と言う。
 そしてツカツカと出口に向かうと、山田のネクタイを直して、晴れ
晴れとした顔でレストランを出て行く。


 タクシーに乗った由紀は、追い掛けてきた沙織に、「何故沙織があ
の人を選んだかわかる気がした」と言うと、タクシーを出す。

 「沙織、悪かったな」と父親。
 「お父さん、またね」と沙織。

 その様子を見た山田は、微笑み、沙織も微笑み返す。

 そんな2人を見て、「負けたよ、電車男」とつぶやく桜井。


 「手つなぎませんか」と山田。
 2人はしっかりと手を握り合う。


 電車男 『最後に二人手をつないで家まで送っていった。
   とまあ、こんな感じです……』

 2005/09/04 22:32 Mr.名無しさん(マンガ喫茶)
   『よくやった! 泣けるぜ、電車!(´_`。)グスン』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『電車のモビルスーツはバケモノ
か……!(”_”)』

 Mr.名無しさん(飛行機整備士) 『改造計画、全然意味なかった
なw』

 おばちゃん 『終わりよければすべてよし』

 川端やすなり 『エルメス母にも好感触のようだな』

 Mr.名無しさん(一坂) 『ミッションはクリアしたわけだ』

 きしわだ 『これで死角はなくなった』

 Mr.名無しさん(爺さん) 『次こそ告白だな』

 Mr.名無しさん(コスプレ少女) 『盛り上がってキター!』

 Mr.名無しさん(筋肉ヲタク) 『盛り上がってるといえば、
   ここの掲示板もかなり話題になってるみたいだな(^−^)』

 明治一直線 『そういえば住人の数も多くなってるし』

 Mr.名無しさん(ひ弱な少年) 『面白い所に群がるのは人間の習
性だ』

 ザスパ 『そういや電車の中で女子高生がこのスレの話してた』

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『俺も友達が知ってて驚いた
Σ( ̄□ ̄)!!』

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『我々は確実に有名人になりつつ
あるな』

 名無しカップル男 『でもさぁ、これだけ盛り上がってきたら、
   エルメスがこの掲示板を知る日がくるかもね』

 ハッとするネットの住人達。
 山田もポカーンとする。

 Mr.名無しさん(靴コレクター) 『エルメスの友人に知られる可
能性もあるな』

 萌え男 『((((;”Π”))))ガクガクブルブル』

 Mr.名無しさん(一坂) 『電車はどう思ってんだ?(”Π”;)』

 電車男 『特に問題はないように思えるけど……』

 Mr.名無しさん(ひ弱な少年) 『お前が言うなよ! と突っ込ん
でみる』

 明治一直線 『なんでそんな楽観的に考えられるんだ』

 Mr.名無しさん(飛行機整備士) 『ここにはお前の本音が詰まっ
てるんだぞ』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『「何かいい匂いがしてきた」
「年齢=彼女いない歴」
   お前の奇妙な言動もすべてチェックされる』

 名無しカップル女 『「めしどこかたのむ」
   みたいに一々相談してたことも知られてしまう』

 萌え男 『俺のエルメス萌えも知られる。(;´Π`)』

 車掌です 『俺ら名無しはどうでもいいだろう』

 Mr.名無しさん(ピンクハチマチ) 『電車、お前が(´Π;)
ハァハァしてたこともバレるんだぞ』

 電車男 『そんなに脅かさないで下さい……_| ̄|○』

 Mr.名無しさん(花梨ファン) 『おい電車、これはかなり深刻な
問題だぞ(;・∀・)』

 Mr.名無しさん(軍事ヲタク) 『バレたら間違いなくエルメスに
嫌われちまう』


 Mr.名無しさん(爺さん) 『いくらエルメスでも晒されてるのは
許せないと思う』

 Mr.名無しさん(涼子) 『私女だけど、自分の知らないところで
話されてたら、
   嫌かもしれない』

 車掌です 『それは素直なイケーンだ』

 Mr.名無しさん(一坂) 『手を繋いだり、初めてデートしたりっ
ていうのは
   女の子からすれば2人だけの秘密にしたいと思うよ』

 Mr.名無しさん(コスプレギャル) 『自分の何気ない言葉が書き
留められるって言うのは、
   かなり興ざめかも』

 川端やすなり 『ストーカー話のようにせっかく電車だけに相談し
たのに、
   それがネットで公開されたと知ったら泣くぞ』

 Mr.名無しさん(ひ弱な少年) 『サーフィンみたいに自分の勘違
いやミスを露呈されるのも辛い』

 おばちゃん 『見ようによっては彼女のプライベートを
   さらけ出しているようにも捉えられるわけだし』

 名無しカップル女 『みんなのレスを見て思ったけど、これってエ
ルメスに対する裏切りかも』

 『裏切り』の文字にショックを受ける山田。

 電車男 『そんなこと思ってもみなかった。
   俺はエルメスたんを裏切ってたのか……』


 啓介は美鈴とホテルの一室にいる。
 美鈴がシャワーを浴びている間に、啓介は美鈴のパソコンに映され
ていた毒男のスレッドを見てしまう。


 Mr.名無しさん(爺さん) 『まあ、あくまで彼の話だ。気にする
な』

 川端やすなり 『彼の話で済ませていいのか?いや、いかんだろう』

 きしわだ 『バレる前に自分から言った方が身の為だ』

 Mr.名無しさん(マンガ喫茶) 『電車、後ろめたさを感じたなら
エルメスにも白状しろ』

 明治一直線 『間違えたら嫌われちまうだろう(;・∀・)』

 悩む山田。白状するかどうか.....


 シャワーから出てきた美鈴は、パソコンを見ている啓介を発見し、
慌てて画面を閉じる。
 啓介は、美鈴が沙織のことを書いたのか?と怒る。
 美鈴が否定すると、じゃあ山田か。美鈴が自分に近づいてきたのは、
情報を集めるためかと一方的に言うと、美鈴の反論も聞かず、部屋を
飛び出していってしまう。


 山田が悩んだまま朝になっていた。

 電車男 『おまいらの気持ち すごく嬉しかった。
   本気で心配してくれてありがとう。
   だけど、やっぱりこのままにはできません』

 外へ駆け出す山田。

 電車男 『この掲示板では彼女とのやりとりをありのままに告白し
てきました。
   それは彼女からしてみればひどいことなのかもしれません。
   でもこの掲示板に書き込まなければエルメスたんと二人で会う
ことなんてなかった。
   このけいじばんにこんなに自分のことを好きになることなんて
なかった。
   そして何よりこんな素晴らしい友人に会うこともなかった。
   いつもおまいらがそばにいてくれたから俺はここまで頑張れた
んだ。
   この掲示板は俺の誇りです。
   だから俺はこの掲示板を彼女に知らせてますます
   俺の気持ち、みんなの思いを彼女に知って欲しいから。
   最後に言葉以上の気持ちを込めて、あまいらごめん。そしてあ
りがとう』


 山田は青山家の門前に立つ。


 啓介は、すごい形相で沙織の部屋に入ると、山田は沙織のことを全
国にばらし、おもしろおかしく馬鹿にしてたんだ。最低だ。山田は沙
織を裏切ったのだと、沙織のPCで、掲示板を出す。

 沙織の目から涙がこぼれ落ちる。

 山田が呼び鈴に手を伸ばす。


寸  評  山田がすっかり強くなりましたね。
 今まで、沙織とデートしている現実世界と、ネット上での会話がバ
ラバラでしたが、遂にリンクしました。

 それにしても、桜井は、なんであんなにいろいろがらくたとしかい
いようのない仕掛けを作れるだけの、お金と暇があるのでしょう。
 冒頭で潰していた上海とおぼしき会社は何?金持ちの道楽??

 そういえば、掲示板の日付が物語の進行と合っていないのが、ずー
っと気になっていたのですが、やっと一致するようになりましたね。
 ふー、一安心。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 このところ、ドラマで「定年退職後」が一つのはやりでしょうか?
 俗に「2007年問題」と言われる、団塊の世代の定年退職が、今、社会問
題化しているようですね。この年齢層のドラマ視聴率は高いということでしょ
うか。
 そう言えば、友達に「チャングムの誓い」のテープを貸したら、彼女のお母
さんも見ていたと言っていました。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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