|
===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/10/12 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 相棒 局 名 テレビ朝日 放映日時 水曜21時 キャスト 杉下右京(水谷豊) 亀山薫 (寺脇康文) 小野田公顕(岸部一徳) 宮部たまき(高樹沙耶) 奥寺美和子(鈴木砂羽) 脚 本 輿水泰弘ほか 主題歌 「」 あらすじ 第1話 シーズンIV スタートスペシャル!「閣下の城」 杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は警視庁の特命係。右京 と薫そして薫の元恋人で帝都新聞の記者・奥寺美和子(鈴木砂羽)は 北条晴臣(長門裕之)の城に車で向かっている。 北条は通称「閣下」と呼ばれ、外務省の事務次官まで勤めた男。傲 慢・狡猾・残忍な男で殺人まで犯した。右京と薫は閣下を追い詰め逮 捕したが、超法規取引で釈放された。それは小野田公顕(岸辺一徳) が当時の法務大臣・瀬戸内米蔵(津川雅彦)に働きかけたものだった。 美和子は記者として、閣下の動向を追っていた。閣下が釈放されて2 年半、閣下の裁判は続行している。 奥多摩の閣下の別荘。18世紀のスコットランド貴族の城を移築し た建物。右京と薫の元に閣下から77歳の誕生パーティの招待状が届 いた。そこには「すべて水に流そう」と書かれていた。 閣下の別荘には、先に到着した小野田と瀬戸内がいた。瀬戸内は苦 虫をつぶしたような顔をしているが、城の中を見たくて渋々招待を受 けていた。 右京と薫は閣下の秘書の郷内繭子(高橋かおり)に城の中を案内し てもらっている。庭に行くと小野田と瀬戸内がいる。右京は二人に招 待状の「水に流そう」を額面通りに受け取れないから来たと話す。 薫が繭子に秘書になったいきさつを聞くと1年前に募集広告を見て 応募したという。繭子は報道されている閣下の情報を知っているが、 破格の給料に惹かれて勤めていると話す。繭子と幼なじみで執事・郷 内嵩人(高杉瑞穂)は繭子が閣下に頼んで雇ってもらっている。はき はきした感じの繭子と対照的に嵩人はおどおどした感じである。 誕生パーティで閣下は繭子と結婚すると発表する。 閣下の部屋。瀬戸内が閣下をはしゃぎすぎだと警告する。閣下は刑 事被告人にも自由があると反論する。瀬戸内は閣下のイレギュラーな 保釈(外務省幹部の汚職の証拠を閣下が暴露するという条件)に手を 貸してしまったことを悔やんでいる。閣下は瀬戸内に受けた恩は一生 忘れないと土下座する。瀬戸内は今後は立場をわきまえるようにと言 って部屋を出る。一人残った閣下は受けた恩は忘れないが、受けた仇 はもっと忘れないよと不敵につぶやく。 薫は庭で繭子と嵩人がキスをするのを目撃する。美和子は閣下から 新聞に回顧録を掲載したいので明日また来てほしいと頼まれていた。 瀬戸内は右京に閣下が回顧録を出したがったり、年若い美女と結婚し ようとしたりするのは気弱になっているからだと話す。薫が右京や瀬 戸内らに繭子と嵩人のキスを見たことを報告する。 翌日、警視庁特命係の部屋。右京が薫に何かが動き出していると話 す。そこへ美和子から薫に閣下の城で殺人があったと連絡が入る。 閣下の城のコレクションルーム。甲冑が展示されている。そこで剣 で右胸を一突きされた嵩人が死んでいる。 別室には美和子と瀬戸内がいた。瀬戸内は余計なお節介だが、繭子 と嵩人の仲を知り、閣下に結婚を思い止まるように忠告に来たのだと 話す。瀬戸内によると閣下は結婚発表の後、繭子に男がいることを知 ったらしい。 右京は死体の第一発見者である繭子に質問する。繭子は訪ねて来た 美和子を閣下の元へ案内する途中で倒れている嵩人を発見したと話す。 美和子も繭子の証言に同意。 繭子が嵩人を最後に見たのは、昨夜の10時過ぎで、繭子は閣下の部 屋で閣下のマッサージをしており、嵩人は閣下の部屋にミルクを運ん できたと言う。 右京は繭子に、執事である嵩人が朝起きて来ないのが不審だと思い 探さなかったのかと尋ねる。繭子は嵩人の部屋は探したが、閣下にそ れ以上探す必要がないと言われて止めたと話す。 閣下が弁護士・宮添卓也(田中実)を連れてやって来る。閣下は右 京らの前で繭子を指し「こいつが殺したんだ。こいつが犯人だ」と訴 える。 地下室に向かう階段。閣下は宮添に繭子のことをとんだくわせ者だ った、俺をこけにして許さんぞと口汚くののしる。閣下は繭子に男が いたことで逆上している。 解剖室。右京らは解剖に立ち会っている。薫と仲の悪い捜査一課が 部屋に入って来る。薫は閣下が犯人と推理する。右京は前から右胸を 刺すほど相手を油断させるのは、閣下には難しいのではないかと言い、 もっと慎重に調べてみる必要があると発言する。 殺人現場。右京は死体の横によろいが散らばっていたことに着目す る。犯人はよろいをつけていたのかと推理。 閣下の城。右京と薫は殺人現場にあったよろいを警視庁で借りて閣 下の前で手口を披露する。右京は可能性の1つとして、繭子がよろい を着て嵩人を待ち、嵩人を刺したのではと話す。実際によろいを閣下 に着せてみせるが、閣下の体型では着用は無理。閣下は右京の推理を 賞賛する。閣下は繭子に向かい観念したらどうかと言う。繭子は冷静 に「いずれ間違いだとわかります」と右京らの任意同行に応じる。 小料理屋「花の里」。右京の元妻・宮部たまき(高樹沙耶)の店。 たまきが繭子には他に男がいた可能性を示唆する。右京も同意する。 閣下の部屋。閣下は宮添を呼び、繭子の便宜を図ってやるように命 じ、繭子宛ての手紙を託す。 取調室。捜査一課の取調べを受ける繭子は犯人は閣下で自分を調べ ても無駄と話す。そこへ繭子への接見を求めた宮添が入って来る。繭 子と宮添の二人きりになると、繭子は宮添に抱きつく。繭子と恋人関 係にある宮添に、繭子は心配しなくても自分はすぐに帰れると話す。 宮添が繭子に閣下からの手紙を渡す。手紙を読んだ繭子は「だましや がった、あいつ」と叫ぶ。繭子は動転した様子で「私は犯人なんかじ ゃない」と、部屋に入って来た右京らに訴える。繭子は閣下に「ちょ っと協力しただけよ」と話す。 閣下からの手紙には、自分はボケが始まり繭子と何か約束したよう だが思い出せないと書かれていた。 繭子は自分が捕まった後、閣下が真犯人だと名乗り出る約束だった と告白。閣下は右京と薫に一泡ふかせたかった、そのために繭子の協 力がいると言い、自分の財産を繭子にやると話した。閣下は繭子に自 分を愛しているかと尋ね、それなら邪魔な嵩人を殺してもいいだろう と持ちかけた。繭子は「すべて閣下にお任せします」と答えた。繭子 は閣下が、右京らが無実の人を逮捕すれば面目は丸つぶれになること を望んでと話す。 薫は繭子にミスリードされたことを怒るが、繭子は閣下が殺人を犯 すと言ったのは冗談だと思っていたので、自分には何の罪もないと話 す。 右京は自分は最初から繭子を犯人と思っていなかったと話す。自分 が可能性の2つ目を話す前に、繭子が素直に任意同行に応じたので成 行きに任せることにしたと話す。犯人は閣下で、よろいをつけていた のは嵩人。よろいには隙間ができる。普通は鎖かたびらを中に着用し その隙間を覆うが、嵩人はそれを知らなかった。閣下は嵩人によろい を着用させ、剣を抜いてよろいをつけているから大丈夫だと言って襲 った。 よろいは、これをヒントに謎をとけという暗示。 右京は宮添に繭子の恋人は「あなたでしょうかね」と話す。宮添は 認めるが、繭子は宮添に「あんたがつきあいたいって言ったからつき あったんじゃない」と冷たい態度をとる。繭子は嵩人とはお互いに初 めての相手、本気で好きでいたこともあったが、覚めてみたらただの うすのろで、二人の関係にうんざりしていたと告白。繭子は閣下が嵩 人を殺すという計画は冗談だと思ったと、あくまでも自分の関与を否 定する。 警視庁。右京と薫は嵩人の遺体によろいを着せて検証する。よろい の隙間と右胸の傷が一致するが、閣下が殺人を犯した証拠にはならな い。右京は「決定的な証拠があります」と断言する。 閣下の城。右京・薫・瀬戸内らがいる。捜査員が踏み込んできて家 宅捜査が始まる。閣下は大声を出して走り出す。閣下はビデオテープ を引き抜き口に詰める。 右京が閣下の鼻をつまんで、テープを吐き出させる。テープは修復 に回される。閣下は薫に、お前にぶん殴られたよと言う。薫は「すべ て水に流そうって言ったじゃないですか」と答える。閣下は捕らえら れるが「くそしてえ」と抵抗する。右京は「お体をあらためさせてい ただきます」と言って着物の襟に手をかけると懐にはディスクが入っ ていた。機器に入れると、よろいを着た嵩人に剣を持った閣下が襲い かかる殺害現場の一部始終が録画されていた。 右京らはこれで閣下も終わりですかと話している。瀬戸内は閣下が 繭子を愛しており、繭子のために嵩人を殺し自ら捕らわれの身になっ たのではないかと推理する。 東京拘置所。逮捕された閣下は、面会に来た繭子と会う。 話は過去にさかのぼり、閣下の寝室。繭子が閣下に嵩人殺害を持ち かけている。繭子は閣下が殺害してくれなければ、自分はすぐに城を 出ると脅す。繭子と嵩人はお互いに1億円の保険をかけており、繭子 は閣下の財産以外にもその1億がほしいと話す。 繭子は閣下に二人の署名が入った婚姻届を見せて今日出そうと思う と話す。閣下は繭子がまた面会に来てくれるというのを喜んでいる。 閣下との面会を終えた繭子と閣下に面会に来た右京と薫はすれ違う。 繭子は二人ににこやかな笑顔を向ける。右京と薫は閣下から面会を断 られる。 「花の里」。右京は繭子がどうしてあんな晴れやかな笑顔ができる かわからないと話す。薫は彼女を問い詰めても本当のことを言うとは 思えないと話す。右京は「永遠の謎ですねえ」とつぶやく。 「花の里」を出て歩道を歩く薫と美和子。美和子は薫に明日の朝食 を作ると約束する。泊まっていけばと言う薫に、美和子は別れてもず っと自分を思ってくれる薫にお礼がしたいだけだから明日の朝部屋に 行くと言う。 翌日。特命係に出勤した薫は美和子の作ってくれたお弁当を皆に見 せびらかしている。同僚に弁当占いをしてやるから見せろと言われ、 弁当を逆様にされる。占いの結果、二人の恋は前途多難。 寸 評 初回は2時間スペシャルでした。犯人は閣下とわかってはいるの ですが、中盤ひょっとしたら繭子が犯人かとも思いました。繭子が閣 下に殺人計画を持ちかけたとしたら繭子は殺人教唆ということになる のでしょうが、繭子の自供がとれない限り裏づけがないので、事実は 藪の中というお話でした。高橋かおりは昼ドラマ「危険な関係」に引 き続き悪女役でした。でも、見方によっては聖女ともいえます。閣下 が登場したシリーズの話を見ていないので、面白味が半減したかなと 思います。「相棒」は再放送を所々見ているだけなので、熱心なファ ンという訳ではりません。頭脳明晰な右京と熱血漢の薫という凸凹コ ンビと脚本の面白さが今回見てみたいと思った理由です。 執 筆 者 たま() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- TBS系の昼ドラマで、原作一条ゆかりのドラマが二本立て続けに放映され ていました。「正しい恋愛のススメ」と「デザイナー」です。両方とも原作漫 画は読んだことがないのですが、昔読んだ一条ゆかりの漫画は美人が出てきて ゴージャスという感じがしました。 「デザイナー」には松本莉緒と国生さゆりが出て、二人ともなりきって目力 たっぷりに演じています。「正しい恋愛のススメ」の主演が大島さと子という のは首をかしげました。ドラマはそつなくまとまっていますが、娘の恋人で大 学生(ウエンツ瑛士)が憧れる脚本家という設定に見ている方の気が追いつか ないのです。大島さと子を見た最初がテレビのクイズ番組で、知的なタレント というイメージでした。その後女優をしている姿を見ました。そのせいか、こ のドラマを見ていていて気恥ずかしさを感じてしまいます。でも、誰だったら きっちりはまるのか、黒木瞳?それとも……。頭の中で、首をすげかえてあれ これシュミレーションして見てしまいました。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |