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◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2005/10/08 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信(第139) http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員 が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●赤い月 月が赤く見えるのは、不吉なことが起こる前兆だなんて言う人がいるけど、そん なことはない。 おおかみが出てくることもない。 先月、十六夜の月がとても赤く見えた。 この赤い月を、私以外は誰も見ていないのではなかろうかと、声もでなかった。 とても大きくて、少し欠けていて赤茶色。 表面のクレーターまではっきり見えてきてドキッとした。 そのときは、目がとてもよくなりすぎたように感じた。 確かに、屋久島に来てから視力がよくなった。 遠くのもの、自然のものを日常的に見るからだと思う。 赤い月は夕焼けと同じ原理で、大気中の塵や水蒸気の影響で赤色の光のみが月に 届くためだとか。 月食もきれいだが、2009年7月22日には屋久島で皆既日食が見られる。 天文ファンが屋久島に押しかけそうな気配だ。 月と太陽、陰と陽。 昔は、女性は太陽と言われていた時代があった。 太陽のような、ねこ子さんにお話を伺った。 《屋久町在住29歳女性 移住暦4カ月 ねこ子さん(仮名)のお話》 「屋久島に移住した動機は、以前から沖縄か屋久島へ行って、自然いっぱいの南 国で生活してみたいと思っていたからです。そこに、友人が屋久島へ行って先に 生活を始めていたから、私も気持ちが屋久島行きに決まりました。移住して4ヶ 月で、なんと驚くことに、その友人はごく最近、私の旦那さんになりました。 彼が先に来ていろいろ整えてくれたので、とても来やすかったです。一緒に来た 猫の「龍之介」も、毎日、トカゲやバッタなどを運んでくれます。猫も屋久島を 堪能しているようです。こっちに来るときは、車で一緒につれて来て、車酔いで げっそりしていたのがうそのようです。 屋久島では毎日、放送でラジオ体操が午後3時に流れます。エーこんな時間にラ ジオ体操をするなんてーとびっくりしました。朝6時には「エリーゼのために」 が夕方5時には「ふるさと」が夜9時には「遠き山に日は落ちて」が流れます。 まるで小学校のときに行った海の家とかのようで驚き。最近は時計を見ずに時間 がわかるので便利だなと思うようになりました。 このまえの台風14号の後、どこからか種が飛んできて、家の周りに三つ葉がた くさん生えてきて、毎日自家製?三つ葉料理を楽しんでいます。お魚も、すぐ近 くの海で釣れます。アジやオジサン(魚の名前ですよ。人間のおじさんじゃない ですよ。)カサゴ、クロダイなどを釣っては三岳焼酎で一杯。サイコーです。 山の幸海の幸を自ら採ってきて、自ら調理すると、今までにはなかったプラスア ルファーの喜びがあります。都会にいたときは、体の調子がよくない日々でした が、不思議なことに、こっちへ来てから体調も良好。自然の豊かさに体は正直に 反応しますね。 島社会は正直言って、ちょっと苦手ですね。皆そろって何かやることが多くて、 全員で作業を進めたりするから、マイペースな私はついていけなかったりします。 あと、屋久島は一月に35日雨が降ると言われていますが、晴天の日のほうがダ ントツ多いです。今日もとてもいい天気。屋久島の空の色は、とても微妙でうっ とり。朝日も、昼の青空も、夕焼けも自然の色がはっきりしていて、とてもきれ いです。 夜の満点の星空も、宇宙にいるようで吸い込まれますよ。流れ星が、普通に見ら れるのもびっくりです。月光にも驚かされました。月ってこんなに明るいんだな ーって。屋久島で知り合った方々は、とても気持ちのよい方、ピュアな方が多い です。 皆で星空を眺めながら、バーベキューは楽しいです。先に移住された家族でこら れた方で、自分たちで家を建てたりした方も。最初は自分の土地にテント暮らし だったとか。私たちも早く家を建てたいです。落ちついてきたので、そろそろ仕 事もバリバリ始めるつもり。」 と毎日毎日、昼間は太陽をたくさん浴び、月や星を見ながら、新婚生活をスター トさせたねこ子さんたちでした。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町1丁目8番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |