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タイトル:Daily Drama Express 2005/09/10 女王の教室 (10)  2005/09/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/09/10 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 女王の教室
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 阿久津真矢(天海祐希)
 神田和美(志田未来)
 真鍋由介(松川尚瑠輝)
 進藤ひかる(福田麻由子)
脚  本 遊川和彦
主題歌  

あらすじ  10

 この物語は 悪魔のような鬼教師に 小学校6年生の子供達が戦い
を挑んだ一年間の記録

 父親・神田武(尾美としのり)に対する母親・神田章子(羽田美智
子)の様子は明るい。
 神田和美(志田未来)も私立に行かせないことにした。自分たちが
考えているよりも、和美はずっと大人だから、と章子。


 明るく登校する和美。
 6年3組も盛り上がっている。
 和美の他にもみんな親と話して、自分たちのことをわかってもらっ
た。もう阿久津真矢(天海祐希)なんて怖くない、と。

 和美が真鍋由介(松川尚瑠輝)に、本当は真矢はいい先生ではない
かと囁く。クラスが一つになれたのも、自分たちが親に理解して貰え
たのも、全部真矢の計算ではないか、と。


 真矢は教室に入るなり、テストを行うという。

 進藤ひかる(福田麻由子)が前に進み出て、成績に関係なく当番で
掃除をいることになったと分担表を見せる。

 真矢は、もうテストはやめましょう。私立受験組は、落ちても親と
仲良しだから怒られないし、受験しない児童は遊んでいても中学に入
れるから、と。

 馬場久子(永井杏)と西川浩一(酒井翔太郎)が反論。

 なんのために勉強するのかという真矢の問いに、刈谷孝子(佐々木
ひかり)は、いい大学に入るためと答える。いい大学には行って、い
い会社に入る。
 社長にでもなるの?と真矢。そこまではいかなくても、そこそこ頑
張って退職金をもらって、豊かな老後を送る?
 でも、イヤな上司に虐められたら?リストラされたら?一流会社も
今はつぶれる時代。そうなったら、自殺するの?と真矢。

 由介は、そんなこと考えなくても、楽しく生きていけばいいと反論。
 真矢は、凡人はそんなことを思うくらいしかできない。最初の授業
で幸福になれるのは6%。このクラスで1人か2人だと言った。
 でも、それは撤回する。このクラスには1人もいない。
 勉強する気もない生徒に問題を作るようなことはできない。もうテ
ストはやめたと言って、真矢は教室を出る。

 真矢を上野教頭(半海一晃)が呼び止める。そして校長室に連れて
行く。
 そこで、近藤校長(泉谷しげる)と上野は、教育委員会から真矢の
授業は行き過ぎだと言われた。今回は自分たちがしっかりと指導する
ということで収めた。だから、穏便な授業をして欲しいと言う。

 真矢が職員室に戻ると、並木平三郎(内藤剛志)も心配している。
 真矢は校長にでも様子をみるよう言われた?と言う。
 並木は、6年3組は自分のクラスより、よほどいいのだから、何も
今までのように締め付けなくても、と言うが、真矢は教師がゆらいで
どうするのだ。並木とて、教師になった頃は理想があったのだろう、
と言う。


 12月。
 6年3組は理科の授業で実験室に移動。
 遅れてきた児童に真矢は、遅刻の理由を聞かず、授業を受けさせず、
廊下に出ているようにと命じる。

 和美や久子が、少しくらいの遅刻は許してあげても、と言うが、真
矢は、どうせ授業、受けたくないんでしょ。今後は特別教室への移動
の際も、遅刻は認めない、と言う。


 給食。
 和美がグリンピースを残していると、全部食べるように、と真矢。
 和美が、「アレルギーで.....」と言っても、両親から届けが出て
いないと残すことを許されない。
 そして、残している人がいる間は、昼休みはなし、と真矢。

 また、レアものカードを持ってきていた児童も没収される。
 由介が彼をかばおうとすると、タタッキーも没収される。

 和美が真矢を追い掛け、タタッキーは由介の母親が残していった大
事なもの。返して欲しいという。
 でも真矢は、そんな大事なものなら、学校に持ってこなければいい
とにべもない。


 和美は、真矢に前よりも厳しくなっているが、今度はどんな意図が
あるんですか?と聞くが、無視される。


 放課後、ひかるが真矢に対抗するためには自分たちがしっかりしな
ければならない。
 授業には遅れない。時間や食べ物は大切にする、など。

 由介が提案する。どんなときにも笑おう、と。笑うと自然と楽しい
気分になる。一日に一度は笑おう。
 それと、挨拶を「アロハー」にしようと言う。「アロハー」には、
「こんにちは」や「さようなら」の他に、もう一つ意味があると言う。
由介は照れながら"I Love you." だと言う。
 みんな受け入れる。


 授業中、答えがわからなくて立たされたクラスメイトに、笑うよう
サインを出す由介と和美。
 やがてクラス一同、微笑む。


 帰り道、由介が何とか勇気を出して告白しようと、何度も試みる。
 でも、果たせないまま和美は佐藤恵里花(梶原ひかり)たちと行っ
てしまう。
 久子とひかるが現れ、由介に早く告白しないと、さらわれるよと冷
やかす。


 家では夜、章子が武に、働きたいと言い出していた。
 最初に進藤麗子(奥貫薫)の事務所で雑用をやり、ゆくゆくはデザ
イナーになりたいという。
 武は、働いた経験のない章子には無理だろうという。

 章子は離婚届を出し、これだけの覚悟で働くつもり。今まで離婚さ
れたら生きていけないから、とためらってきたが、和美にそんな生き
方したくないといわれた。和美も神田優(夏帆)も充分大人になった
のだから、と。

 その時、東京都教育委員会の西郷百合子が訪ねてきて、真矢の授業
の件を聞きたいという。
 授業中トイレに行かせて貰えなかったこと。成績が悪いと雑用を押
しつけられたこと。夏休みも登校させたこと。休んでたら机を外に出
されたこと、を次々と確かめる。

 和美はしぶしぶ「はい」と答える。
 最近は、ますますエスカレートしているって本当?と確かめる西郷。
 和美が、最近はクラスもまとまってきて、真矢の授業も受けたい授
業になってきたというと、西郷はパタンとノートを閉じ、帰ってしま
う。


 和美が暗い顔をして、登校。天童しおり(原沙知絵)に真矢のこと
を確かめる。
 しおりは、真矢が一向に改善しないので、教育委員会が今日か明日、
真矢の授業を視察に来ると囁く。

 和美が教室に入ると、クラスメイト達は、この機会に真矢がいかに
ひどいか見せつけてやるといっている。

 和美は、本当に真矢は悪い教師なのだろうか?と疑問を投げかける。
 みんな、真矢のせいで勉強もするようになったし、遅刻もしないし、
給食も残さなくなった、と。
 みんな頷く。


 遂に西郷がやってくる。
 ひかるは、本当に真矢がいい先生か悪い先生か知るためには、大人
が答えにくい問題を投げてみることが一番だという。

 近藤校長は真矢に、自分ができることは、真矢をこの学校に連れて
くることだけで、その後のことは責任持てないという。

 遂に西郷が授業を視察し、授業が始まる。

 ひかるが真矢に質問する。どうして勉強しなければならないのか?
真矢は先日、勉強していい大学入って、いい会社入っても幸せになれ
ないと言っていたのに、と。

 真矢は、勉強はしなければならないものではなく、するもの。人間
が探求心や好奇心を失ったら、猿以下。人間は生きている限り勉強を
したいと思うもの。
 よく社会には、何でも知っているかのような顔をする人がいるが、
それは嘘。

 久子が質問する。なぜ真矢は自分たちを虐めるのか?と。
 真矢は、社会に出ればもっとひどいイジメがある。人間は人を虐め
るもの。弱い者いじめが好き。悪い者や強い者に立ち向かうのは、ド
ラマやマンガでの中のこと。でも、それに立ち向かうだけの方法を身
につけることが大切。この中には、すでにその解決策を見付けた人も
いるかもしれない、と言う。

 和美が、それは信頼できる友達を持つことですか?と聞く。
 真矢は、そういう人もいるわねと答える。

 由介が、真矢は頭もいいし、スポーツも出来るし、音楽の才能もあ
る。それなのに児童をボコボコにして、再教育センターに行っていた
というのは本当か?と問う。

 真矢は、本当だと答えた後、その児童は、『なぜ人を殺してはいけ
ないのですか?』と聞いてきた、と話し始める。そう聞けば、大人は
答えられないと読んでの、狡い質問だった。

 そこで真矢はその少年に、『他人の痛みを知れ。自分と同じ生身の
人間なんだ』と言った。どんな人にも、あなたの知らない素晴らしい
人生がある。どんな人にも、その人の家族や夢や愛情や思い出などが
あり、それを奪う権利は無い。残される遺族に苦しみや悲しみや痛み
を与える権利もない。
 あなた達も過ちを犯すこともあるかもしれないので、肝に銘じてお
きなさい。逃げることはできるかもしれない。でも、周囲から見放さ
れ、二度と幸せになることなどできない。

 和美は、なぜ真矢は幸せになれるのは、たった6%だと言えるの
か?と問う。
 事実だから仕方ないと真矢。

 和美は、幸せは他人が決めるものではないのではないか?サッカー
やっているだけで幸せとか、好きな人と一緒にいられれば幸せとか。
ここにいる24人には、24通りの幸せがあるのでは?みんな幸せに
なれるのではないか?と。
 真矢はその気持ちを持ち続けられれば、と言う。


 和美は、真矢は本当はいい先生なのではないか?ライオンが我が子
を谷に落とすように、自分たちを鍛えてくれているのではないか?と
言う。
 真矢は、失礼なことを言うな。自分は今まで間違ったと思ったこと
はないと言い切る。

 西郷はニヤリと笑うと、教室を出て行く。
 真矢も出ていく。


 児童達は、真矢が本当はいい先生なのか、悪い先生なのかで混乱し
ている。
 和美は、真矢がどちらでもいい。それより、真矢にもっといろいろ
なことを教えて欲しい。もっと一緒に勉強したい、という。


 西郷は、近藤と上野に、真矢を即刻辞めさせるべき、という。児童
に教える必要のない厳しい現実を教える必要はない、と近藤と上野の
言い分も聞かず、通知を待つようにと言って、出ていく。

 真矢がどうなるか聞く並木に、全校の保護者も騒ぎ始めているので、
辞めて貰うことになるだろうと、上野。
 頭を抱える近藤。


 並木が、6年3組の教室を覗くと、無人の教室の教壇にすっくと真
矢が立っていた。
 真矢は夕日に照らされていた。
 並木が、「お先に」と挨拶すると、会釈する真矢。
 だが、真矢は突然、崩れるように倒れる。
 並木が駆け付け、真矢に呼びかける。


寸  評  遂に真矢が窮地に立たされました。しかも、倒れました。
 さて、これから真矢はどうなるのでしょう。真矢の秘密が、これか
ら暴かれていくのでしょうか?
 とはいえ、もう、次回は最終回です。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 友人が公演会に出演します。
 下記がその案内になります。よろしければ、是非見に来て下さい。

 なお、公演の詳細の情報が必要な方は、メールを下されば、お送り致します。

こうばこの会 トークパフォーマンス
2005年秋季(第37回)チャリティ公演

日時: 10月8日 土曜日 開場午後5時半 開演6時 終演予定8時半
会場: 豊島区立 南大塚ホール 豊島区南大塚2-36-1 Tel 03-3946-4301
交通: JR山手線[大塚駅]南口から徒歩5分
   地下鉄 丸の内線[新大塚駅]から徒歩8分
★午後5時から5時半まで、両駅改札口で係がご案内致します。
活動協力費: 一般 1500円、学生 1000円、中学生以下 500円、会員 無料
★本公演の純益は「ベトナムの子どもの家を支える会」に寄付させて頂きます。

演目 ****
■ ビバ!セニョリータ! 
■ 藪の中
■ タイム・スペース・オペレッタ

(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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