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大胆企画 「音楽で食べていく方法」 トライトーン発行 第11号 CM音楽制作会社で活躍しているアーティストたちが 音楽で食べていく方法について語ってくれています。 毎回、持ち回りで各アーティストが音楽の実践を語ってくれます。 その中で、実践していくテクニック、楽しさ、裏話またプロとしての 初仕事、仕事をもらうきっかけ などをもとに どうやって音楽を生業としてやっていくのかを、探っていただければ 幸いです。 <<お知らせ>> この度、メルマガに記事を寄せてくれているアーティストら (横井ラン、呑舎利、多美恵)がそれぞれ、 CDを制作、販売することになりました。 実際にどんな音を作っているのか 興味のある方は一度、試聴してみてください。 トライトーン ホ−ムページ CD販売について http://www.mgtry.net/item.html お知らせ終わり。 目次 1 音楽の現場から 「楽曲提供」 野戸 久嗣 2 音作りについて 「第4回 エフェクト 基本篇(エコー)」浅賀順一 ---------1 音楽の現場から------------------------------------------ 野戸 久嗣 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 東芝EMIからバンドmagoo swim(マグースイム)で デビューし音楽業へ。 楽曲提供・バンドプロデュース・コーラスアレンジ・ ボイストレーナー と、五目な音楽人生。 プロデュースユニットUh VanNoizで 活動中。 主な作品 smap /「fly」・Crystal Kay /「Tears」 「楽曲提供うちあけ話」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ みなさま、はじめまして。野戸でございます。 秋の気配が漂うはじめたが、日々妄想を広げ、作詞作業を続けている今日この頃です。 そう、「楽曲提供」。 聞いた事があるでしょうか、 この言葉。意味はまぁそのまんまなんですけど。 楽曲といっても、歌物から楽器演奏ものなど様々ですが、 男女シンガー・グループ・バンド等に提供 する、 歌物について話します。 プロを目指す音楽家の方なら、有名アーティストへの 楽曲提供 → ヒット → 印税 → 豪邸!? みたいな幸せな連想をする人もいるかも (っていうより多いかも)。 がしかし、世の常として、そううまくは行かないのですが、 これがまるっきりの夢物語じゃないのですよ。 現実に歌われて沢山の人に聴かれるというイメージ。 歌手側の要望と合わせて、そんな現実感も伴わせて 曲を生み出していくのです。 どんなきっかけで人に自作曲を歌ってもらえるのか? インディーとか自宅で頑張ってるオレらにチャンスは無いのか? 自分の周りでもそんな声をよく聞きます。 時代の流れもあり、今はトップチャートを 歌謡作曲家の先生達が 一手に担っているわけでもなく、 ジャンル多様化の中、 レコード会社・プロダクション側は、 リスナーが耳を傾けたくなるものであれば 何でも有り作戦を とるようになって久しいのです。 (何かCD売れないし、子供少ないからか。) で、チャンスはあります。 詳しいことは次回お話いたします。 ---------2 音作りについて---------------------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 浅賀順一 東京生まれ AOR、クロス・オーバー、ブラック・コンテンポラリー系の音楽から 影響を受け、 曲作りを始めるとともに都内ライヴ・ハウスを中心に 活動を続ける。 現在はCM音楽制作、フリーで活躍中。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 第3 エフェクト 実践偏(エコー) 前回の続きです。 今回は、さらにドラムにリバーブをかける場合、 パーカッションの残響との対比で、薄めで短めの残響を加えると 良いでしょう。 クラベスの音はタンバリンの音など、他の音でも試してみましょう。 先程(前号)のクラベスを打ち込む位置についても、 2小節でひとつのパターンでしたが、 1小節づつ4拍目に入るパターンもよくみられます。 というわけで、夏っぽい爽やかサウンドをシンプルな方法で ご紹介しましたが、 (ってリズムトラックだけじゃん!なんて突っ込まれそうですが・・・) (苦笑!) 同じ設定でも音源やソフトによっても だいぶ効果のかかり具合が違いますので、 イメージとしてはパーカッションがなった後、 ほんの少し遅れてリバーブがシャーン!!と 綺麗に広がっていく感じを想像してもらえればよいと思います。 さて、今回はリズムトラック篇1をお送りしました。 それではまた次回をお楽しみに! 以上、 お楽しみいただけましたか。 ================================================ <注意> 「音楽で食べていく方法」に記載した全文は トライトーンはじめ、執筆者が著作権を有するもの であり、固く複製禁止をお願い申し上げます。 ================================================= 大胆企画 「音楽で食べていく方法」 ご意見、ご感想は trytone@mgtry.net まで トライトーン http://www.mgtry.net/ |