メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 9月25日号  2005/09/25


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           ■虹の向こうに妻がいる■
               
            2005年9月25号星期日  購読者639名

新婚生活出産に子育て  ■ ■ ■ ■ ■  新婚生活出産に子育て


 みなさんこんにちは、杜国朝です。

 国際結婚をしている皆さんは、普段どのようなことを考えながら生活されて
おられるのででしょうか。
 嫁が来た当初は自分でどうものごとを表現したらよいのかわからなかったと
いうような人も、時間が経過するにつれて知らず知らずのうちに日常会話を
こなすようになっていたということも珍しくはないのではないでしょうか。

 毎日の夫婦生活のなかでの会話などというものは似かよった表現のものが
大勢を占めておりますので、旦那さんも少し中国語を勉強すればたいていの
ことは対応できるはずなんです。

 うちの妻の場合、両親と別居してからはいろんなことを自分で行うようにな
りました。
 食材の買い付け。
 新聞の折込み広告を見ては安いものを物色し、狙いをつけたものについて
は確実にものにして帰ってきます。

 私らが普段買い物をするスーパーにこのようなところがあります。
 購入した商品をいれるスーパーのナイロン袋を極力使わないように努力し
ましょうと運動しているところがあります。
 これは会員制になっていまして、その会員なるといろいろな特典があります。
 ダイレクトメールが送られ、特定の品物が会員特別価格で購入できる。

 袋を使わないことでこんなにも品物が安くなるのか。
 それならばどんどん協力しようか。
 動機としては不純な部類に入るのでしょうが、それでも結果として環境に取
り組んでいればそれでいいわけであり、得して省エネに取り組むことが出来
ればそれがいちばん消費者向けのサービスになるのである。

 買い物かごがスーパーから貸与されるので、それを利用する。
 真夏の暑い時期にはアイスクリームが5品限定で半額で購入できるとか、冷
凍食品が四割引になるとか、それがまた若者の家庭に受け入れやすいもの
が安くなっているので、我々の買い気をそそるわけです。

 その他の取り組みとしてこれは任意ではありますが、牛乳パックの回収とか
透明プラ容器の回収など、そのまま捨ててしまえばゴミになるようなものを買
い物のときにまとめて持参します。
 この考え方は両親と別居後にはじめた訳ではなく、実は同居のときに私の
母に教えられていたんですよ。

 なぜそうするのかは知らなくても、日本ではこういうシステムで取り組んで
いるといったものが理解できれば、理屈抜きで出来るわけです。
 妻は母からはいろいろと学んでいたようでして、他には缶ジュースを飲ん
だら水でなかを洗い流して鉄の缶とアルミ缶を分別して袋に入れておく。
 カップ麺の器も軽く中性洗剤で洗い、他の発泡トレイと一緒に保管する。

 こんなことは中国ではまずやっていなかったはずです。
 なのに、私以上に確実に実行するその姿勢は、とても評価できると私は
思います。
 環境に対する取り組みはとてもよいのですが、改善してもらいたい面もま
だあります。

 それは電子ジャーにあるご飯が古くなると、それを処分しようとすること。
 うちの実家は農家です。
 私も時期になると田植えや稲刈りします。
 なので、お米を粗末にされるととても悲しくなるのです。
 その意に反して、妻はそのご飯を生ゴミ処理機に突っ込もうとします。

 それを見た瞬間私の口からは、

 『ああああああっ!』

 そりゃ、声が出ますよ。
 余分にご飯を炊かないように少しずつ考えてはきましたが、まだ3年程度
の日本の生活ですので、中国でしていたことが抜けきっていないことがた
ぶんに考えられます。
 習慣というのはなかなか抜けないですよね。

 私の習慣もあります。
 長年にわたって、せんべい布団で寝ていました。
 子供用の二段ベットも使用していた時期がありましたが、床はベニヤで作
られたもの。
 なので、硬いものばかり。

 新居に移ってからは、妻の強い強い希望でベットになりました。
 ダブルベットとシングルベットを並べて使用しています。
 九畳ある寝室がこのベットで埋まってしまっています。
 もっともこのなかのシングルベットは、子供が大きくなってから切り離します
が、このベットが私には到底馴染まないもの。

 私は腰痛持ちなので、弾むようなものってダメなんですよ。
 購入するときにいろんなベットを見てまわり、担当してくれた販売員には私
の状況を伝えました。
 すると担当者は、スプリングが固めのベットが良いといまのものを奨めてく
れたんです。

 まる一年くらい使用してきましたが、妻はすこぶるお気に入りの様子。
 私はこのベットのせいで眠りが浅いということを何度も確信し、いろいろと
試行錯誤を繰り返す。
 もしかしたらこれは枕が悪いんじゃないか、とか、寝る位置が悪いんだ。
 妻と逆の位置に寝るようにしようか。

 枕はいろんな形状のものを試しました。
 でも、決定的な改善には至りませんでした。
 寝る位置については、少し関係あったかな。
 でも、もともとの位置が妻には合っている様で、私の不眠はまた再び。
 時間はそれなりにとっているが、眠りがとにかく浅いんですね。

 これならば私が普段運転しているトラックの寝台の方がよく眠れる。
 そんなこともあってか、家で寝ることが近頃は少なくなったかな。
 子供も大きくなりました。
 この柔らかいトランポリンのようなベットがお気に入りの様子で、嬉しそうに
飛び跳ねています。

 そうか、おやじだけが我慢すればそれで良いんだな。
 わかった、わかったよ。
 この前、何気に自慢の飛騨高山製の食卓机の上に横になってみた。
 するとどうだろう。
 吸い込まれるようにして、睡魔が襲ってきた。

 『これだ。これなんだよ。』

 と確かな手応えを味わった。
 上質の眠りを得るためには、いろんなことをやってみないとわからないこと
って多いですね。
 これは意外でした。
 やはり、板間もしくは畳間でせんべい布団の組み合わせが私にはベスト。

 おまけに、重い掛け布団があれば言うことなし。
 長い間にかたちづくられた人間の生活習慣というものは、そう簡単には
変えられないものなんですね。
 妻の意向を取り入れ過ぎたなぁ〜(猛省)

 最近は納屋(改めパソコンルーム)も使っていなくて、トラックの中でPHSを
使用してのインターネット。
 基本的にうちの妻は家でパソコンに向かっているとプガオシン(不機嫌)に
なるので、このようなパターンが確立されたわけだ。

 我が家は光ファイバーですが、私が外で働かなければ入金はありません
ので、速さだけを求めたこいつに関してはなんらかの改善をする時期が到
来するものと考えられますね。
 理想的なインターネット環境が手に入るとあまり利用しなくなったり、遅い
んだけどどこにいても利用できるという利便性のあるPHS。

 どこにいても高速で利用することのできる無線LANが確立されれば、も
っと選択の幅が広がると思います。
 インターネットはともかくとして、家に畳でも敷こうかな。
 我が家には畳の間がないんです。

 畳はダニの温床になると考えて考えなかったんですが、でもやっぱり日本
人は畳ですわ。
 ホームセンターに畳もどきのマットが売られているので、それでも今度買
ってこようかな。
 皆さんのお宅では、こんなやりとりはありませんでしょうか。

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【夫婦の幸せって?】

 妻がついに自動車学校に通い始めました。
 まわりが既に取得しているし自分も欲しいのでしょうが、私は有閑マ
ダムにさせるつもりは端からありませんので、免許を取ってクルマに乗
るからにはきちんと仕事をしてもらうつもりではあります。
 家を構えてそのローンだけでも大変だというのに、更にクルマか。

 日本人同士の結婚ならば、たいていは高校を卒業する時点で免許
くらいは取得しているので旦那さんの働いたお金で自動車学校に通
うことも無いし、クルマも嫁に来る時点で持ってくるからこんな苦労を
することもないんですよね。

 全部一から揃えないといけないから、所得がある程度ないと苦しい
ですね。
 国際結婚をするにあたって、ある程度の収入がないと在留資格の保
証人としては適当ではないとする法務省(入管)の見解はおおかた理
解出来ます。

 だから私も最近は、休日出勤などをして少しでも収入が多くなるよう
に、個人的に努力をしてるわけです。
 でも本音として、妻にはクルマを運転してもらいたくはないんですよ。
 なぜならば、毎日のように新聞には出会い頭がどうのこうの、後ろか
らおかまを掘られて鞭打ちになったとか、なにかあると不幸になる。

 自分の妻のことではありますが、まだどの程度まで日本語を理解し
ているのかが計り知れない面がたぶんにある。
 まあでも、何日か通わせてみてどうも妻の行動に生き生きさがみら
れるようになってきた。

 興味とやる気を持ってことにあたれば、それはきっと必ず成就する
のであろう。
 今回私は、妻に次の条件を提示した。
 最近は普通免許を取得しようとするとき、どちらの旦那さんもたいて
いはオートマ限定免許を取得させることでしょう。

 ところがうちは違います。
 マニュアル科に通わせることにしました。
 『なんで今時?』
 という声が聞こえてきそうですが、俺を誰だと思ってんだよ!
 これでも田舎の運ちゃんだぜ!

 てな訳で、どうせやらせるならばどんな乗用車にも乗ることが出来る
ように鍛えてやらなければなりません。
 まあ私のトラックもオートマもどきのものでして、大型トラックもそのうち
オートマばっかりになることでしょうが、それはそれで良いんですよ。
 どんなクルマにも乗ることが出来るようにさせてやりたいんですわ。

 私がいちばん期待しているのは、妻がクルマを運転するようになれば
私が外で酒を飲むことができるようになるというわけ。
 悠々とビールを片手に焼肉が食べられるわけです。
 ただではお金を出しませんよ。
 それなりの代償として、免許を取得させるわけです。

 何回検定に落ちるかな?
 まあいいか。
 とにかく私は、一生懸命仕事をするまでですわ。
 その後の経過を書いていきます。
 どうぞお楽しみに。

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【杜国朝の運営するメーリングリスト】

 私は今、『虹の向こうに妻がいる』というメーリングリストを運営しており
ます。
  参加ご希望の方は、次のURLから登録願います。
  中国のいろんな情報が入手できることでしょう。
  話題は多岐にわたり、国際結婚のみならずほかの事にもふれても構い
ません。

 日本語の上手な中国の方もおられます。
 この機会に生の中国の情報に浸ってみましょう。
 なお参加ご希望の方は規約をよくお読みの上、承諾された方が参加し
ていただきますようにお願いしたいと思います。

 なお参加には自己紹介を義務付けておりますのでよろしくお願いします。
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