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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/09/03 (Sat) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.土曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 土曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 女王の教室 局 名 日本テレビ系 放映日時 土曜21時 キャスト 阿久津真矢(天海祐希) 神田和美(志田未来) 真鍋由介(松川尚瑠輝) 進藤ひかる(福田麻由子) 脚 本 遊川和彦 主題歌 あらすじ 9 この物語は 悪魔のような鬼教師に 小学校6年生の子供達が戦い を挑んだ一年間の記録 元気に登校する6年3組の児童達。 阿久津真矢(天海祐希)は教室に入ると、児童の前に書類を配る。 そこには、四月からの成績と共に、各人の秘密や嘘も書いてある。三 者面談の時、これを話されたくなければ、おとなしくしていることだ という。そして、1人ずつ呼ぶので自習しているように言う。 佐藤恵里花(梶原ひかり)がプリントを破る。 でも、真矢はプリントを破っても全部パソコンに入っているから無 駄、と言う。 真鍋由介(松川尚瑠輝)が神田和美(志田未来)のプリントを見よ うとするが、和美は隠す。 由介は、自分にはこの間真矢に言われた以外の秘密は無いと言う。 和美は由介にポロッと、秘密を漏らす。おさがりがイヤで、無くし たと嘘を付いたことがある、と。 大したことはないという由介に、時間がたつと本当のことが言えな いと和美。 和美の三者面談。 私立に行かないという和美。なぜ私立に行かなければならないのか と問う。 将来の夢を聞かれ、昔は幸せな結婚をすることだったが、母親・神 田章子(羽田美智子)を見て、考えを変えたという。 章子は真矢に、何か言って下さいと頼む。 真矢は和美に、和美は親に養われている身。親に逆らいたければ、 自立するか、親を説得すること。 でも、今の和美にはどちらも無理。だから、親の言うことに従うし かない、と言う。 帰宅した和美と章子は親子げんか。 和美が私立行くことについて意見を聞かれた父親・神田武(尾美と しのり)は、和美の好きにすればいいと逃げ腰。 その時、恵里花の母親から電話が掛かってくる。和美のせいで、恵 里花が私立に行かないと言い出した。雑用も押しつけるし、変な遊び にも付き合わされるので、勉強時間がなくなると一方的に文句を言い、 ただひたすら謝る章子。 翌朝の6年3組は、みんな親に勉強しろと言われたことについての 文句の嵐。 でも、由介のところと進藤ひかる(福田麻由子)のところは三者面 談をしていない。 由介のところは、由介のやりたいようにやればいいと言うし、ひか るは、自分のことに、母親・麗子(奥貫薫)の関与を許していない、 から。 教室に入った真矢は、親はいくつになっても子供の面倒をみようと する。俗に、できの悪い子ほどカワイイという。子育てほど楽しいこ とはない。二十歳になっても30になっても面倒を見ようとする親が いるから、ニートやフリーターになる。この中にもそうなるのが大勢 いるのではないか?と言う。 給食の準備をしていると、前方で由介の祖父が真矢に、そのファッ ションはどこで入手したのか?と聞いている。そして、勉強は、由介 がやりたくなったらやるでしょう、と言っている。 そこに麗子が駆け込んできて、ひかるの三者面談が始まる。 ひかるは頑として私立には行かない。二人には自分のことについて 口を挟ませないと言って、部屋を出て行く。 下校時、和美はうずくまる天童しおり(原沙知絵)を見掛け、相談 に乗るよ、カラオケボックスに行こうと言う。 しおりはそれを断り、三者面談でボロボロになったという。 しおりがよろよろしながら職員室にはいると、なんとしおりの父親 が来ていた。三者面談もできず、担任を変えてくれと言われる。そん ならさっさと退職して、見合いしろ、と言う。 しおりは父親の教育は古くさいと反発。 真矢は職員室を覗いている和美に、あのように親はいくつになって も子供の面倒を見たがるものなのだという。 三者面談以降、みんな元気がない。運動会も修学旅行も盛り上がら なかった。みんな親と喧嘩しているのだ。サッカーをやめさせられた 児童もいるし、勉強する気がなくて成績が落ちた児童もいる。 三田村誠(鎌田篤)が、教育委員会のホームページに、真矢の悪行 を書き込んでみたら、責任取らされて辞めさせられるのではないか、 と言い出す。 和美はそのやり方はおかしいのではないかと異議を唱える。 帰宅した和美は姉の神田優(夏帆)になぜ私立へ行こうと思ったの かと聞く。 優は和美の好きにすればいいと言う。 和美は優に、章子に秘密にしていることがあるかと問う。 優は言葉を濁す。 そこに章子が入ってきて、和美は章子に、昔絵の具無くしたって言 ったことあったよね.....と話し出す。 でも章子は、そんなこと覚えていない。それより今日の塾はどうだ ったの?受験まで間がないので勉強頑張りなさいと言う。 和美がキレる。 顔を見れば勉強しろとばかり。もう塾へは行かないと宣言。 その時、麗子が訪ねてくる。 章子は前にひかる達が遊びに来た時、もう来ないでと言ってしまっ たことを詫びる。そのことについて和美から強く叱られた、と。 麗子も、昔ひかるの親友に同じ事を言ってしまったことがある。し かもその子は交通事故で亡くなった。それ以来、ひかるは麗子を相手 にしないようになった。 子育てに自信が持てない。ひかるが産まれた時、なんでひかるのた めに自分の仕事を犠牲にしなければならないのかと思った。 それを知ってか、ひかるは自分と仕事のどちらが大切?と聞いてき た、と麗子。 章子は、自分も子育てに自信など無い。しかも専業主婦しかしてい ないので、社会に出て働く勇気も持てない、と言う。 二人の会話をそっと和美が聞いている。 翌朝、和美とひかるは親も悩んでいるんだ。自分たちも親のこと何 も知らなかったんだねと話しながら登校する。 そして、しおりが退職届を持っていることに気づく。 和美はしおりはいい先生だったと言うが、しおりは父親も自分には 教職は無理だと言うし、婚約者も結婚退職を望んでいると言う。 6年3組の教室に入ると、みんなでもう決めたことがあると言う。 それは、真矢のパソコンの記録を消去することだという。そうすれ ば握られている自分たちの弱みを消し去ることができると言う。 真矢が下校した後、職員室に忍び込む由介や誠たち。 真矢のデスクにパソコンは入っていた。 誠がすべてのデータを鮮やかに消去。 そして、神社の境内で待つみんなのところへ喜んで駆け付ける。 和美が真矢に気づく。 真矢は、データはDVDに納めてあるので無駄。そして、これは犯 罪。警察に届けてもいい。 それがイヤなら、明日の授業参観で親に自分たちが間違っていたと 謝ること。 今後、親にも真矢にも逆らわないのなら、DVDを捨ててもいいと 言って、去っていく真矢。 みんな、全面降伏しかないのか?と暗い。 和美は、逃げていてはいけないんだ。親は自分たちのことは何も知 らない。 でも、それは知ってもらう努力をしていない自分たちがいけないの では、と言う。 翌日の授業参観。 教室に入ってきた真矢は、授業の前に児童達がお父様お母様に聞い て欲しいことがある、と言う。。誰からにするか、と見回す真矢。 和美が手を挙げる。 和美は章子に謝ると、絵の具のお下がりがイヤで、捨てたのを無く したと嘘を付いていた。章子はいつも優ばかりにかまっているのがイ ヤだった。良い子にしていないと嫌われるのではないかと不安だった。 自分は優のように頭が良くないので、明るいフリをしていた。友達と 仲良くしていたのも不安だったから。 でも、今はクラスメイトは本当の友達だから、そんな不安が無い。 私立に行かないと言ったのも、逆らいたいわけではなく、なぜ私立 に行かなければならないのかわからないから。人に言われたからでな く、自分で納得したいから、と。 馬場久子(永井杏)が立ち上がり、和美の言うとおりにしてあげて 欲しい。今まで自分は、自分が嫌いだったが、卒業制作のおかげで、 みんなに褒められた。やはり将来は漫画家になりたい、と言う。 みんな次々と立ち上がって、親に本心を言う。 ひかるも今まで何でも親のせいにしていたのは、自分が狡かったか らだと謝る。 由介が自分のじいちゃんも来ればいいのに、と言っていると、なん と来ている。 そしてみんな素直でいい子たち。それはこのクラスの雰囲気がいい からで、そうできたのは、真矢のおかげだろうと、由介の祖父。 授業が終わり、児童は次々と親と帰宅の途につく。 久子の母親は、久子のマンガを見て褒める。 和美が来る。 ひかるも来て、久子は麗子に、ひかるの似顔絵を見せる。 由介と祖父も来て、今度呑みに来て、と誘う。 章子も、今度遊びに来て、とみんなに言う。 章子は和美に、優に内緒でお茶飲んで帰ろうか、と言う。 階段を下りていると、階段の下でしおりが父親に、自分は児童と友 達になる。同じ高さの目線で話す。それは変えない、と説得していた。 和美親子が外へ出ると、恵里花親子達も待っていて、みんなで一緒 にお茶へ行く。 そんな人たちを見送る真矢。 真矢に気づくしおり親子。 しおりの父親は真矢に、「あんたこんなところにいたんですか」と 言う。 しかも、娘のしおりがこの学校にいるということを知った上で赴任 してきたということまで知る。 びっくりするしおり。 職員室に中年女性が入ってきて、校長がいるか聞く。 並木平三郎(内藤剛志)が、さっきまではいたけどといいながら誰 何すると、その女性は名刺を差し出す。 東京都教育委員会 西郷百合子 教育委員会のホームページに書き込まれた件について、調査しに来 たという。 寸 評 遂に教育委員会が動き始めました。また、真矢が事件を起こした 時の校長先生も現れました。 真矢の謎の過去にも、メスが入り始めたようです。(最初のメスは あの傷跡ですね) 今回のテーマは、「親子とは」とか、「親子の相互理解とは」とい うことでしょうか? ストーリー上は和美達はしっかりしていて安心となっていますが、 わたしからみれば、単に突っ張っちゃって。。。と見えてしまいます。 本当に将来のことを考えているのでしょうか? 真矢ではありませんが、これから日本も階級社会になるとの予測で す。金持ちの子は金持ちとして再生産される。頑張っても、公立では 一流大学に入るのは難しい。 そう言う意味で、私立に入れられる財力のある両親に恵まれたのな ら、そのチャンスを利用することも、将来のためだったのではないで しょうか? まあ、今までのように、人生単一路線ではありませんので、小学校 六年生から自分の一生に対して自分自身で責任を持ち、親に責任転嫁 しない、というのも立派な生き方ですが。 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 会社の友人があさって、ガンの手術を受けます。幸い転移はしていないらし いということで、悲壮感は浮かんでいませんでしたが。まだ、40前なのに、 自分の身に照らし合わせて、ショックです。 ガンは結構「ガン家系」というように、近親者にガンを発症した人がいると、 自身の発症率も高いらしいです。わたしの場合、幸いにも親類縁者にはガンに なった人はいないのですが。 でも、このところ、真剣にガン保険について考えています。 ガンを予防するというのはいろいろ言われてはいますが、難しいでしょう。 だから、せめて発症した時は少しでもいい環境で治療が受けられたら、と思い ますので。 まさに「87%」の世界ですね。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |