メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME147】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2005/09/05


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2005/9/5 第147号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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1. お知らせ
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□■□【名古屋地区】翻訳者交流サロン開催のお知らせ□■□

トランスワードでは英語と翻訳を真剣に勉強している人向けに、互いの情報交
換とアドバイスの場として翻訳サロンを開催しています。サロンには仲谷が参
加して、皆さんと情報交換ならびに交流をしたいと考えています。英語の学習
に興味がある人、翻訳家を目指している人、実際に翻訳に携わっている方の参
加をお待ちしています。

第4回翻訳者交流サロン(名古屋地区)定員20名(先着順)

日時:2005年10月16日 (日) 夕方
詳細は追って連絡します。

申し込みはbook@transwd.comまで、お早めに。


□■□ブログ再開しました!□■□

お待たせしました!8月から休載していた「翻訳会社社長の徒然日記」を再開
しました。
トランスワード代表仲谷の私生活が垣間見れます。

興味のある方はこちらから
http://transword.livedoor.biz/


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2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
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スタッフを募集しています。(日英翻訳)

大連のトランスワード事務所を少しづつ充実させていっている最中ですが、現
在は大連で英語・日本語間翻訳をするスタッフを探しています。

将来大連事務所では日本語・中国語・英語間の翻訳をこなしていきたいので英
語人材も必要です。ビザの関係で理想的には日本語も英語も出来る中国人です
が、基本的には国籍は問いません。

中国語圏に住んで日英の翻訳をしながら中国語の勉強もしたい人にとっては良
い機会かもしれません。

これとは別に広島事務所内の翻訳者も募集中です。
興味のある方は仲谷まで御連絡ください。

 nakatani@transwd.com


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3. 翻訳しよう(荒井)
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「永田町の長(おさ)が・・・」という文章がありました。これは、まさかHead 
(あるいはMayor) of Nagata Townではないです。永田町とは首相官邸のこと
で、その主(=総理大臣)という意味です(この寓意はおもしろいですが)。

「永田町」などは行政区分の「町」ではないので、Townとしません。Nagatacho
としてください(Nagata-choと複雑にしなくてよい)。「渋谷」をShibu Valley
とせず、「品川」をShina Riverとしないのと同じです。行政区分の「町」Town
は、市や区の下位ではなく、「市区町村」というようにこれらと並ぶものです(例
えば、東京都日の出町、神奈川県愛川町)。もっとも、大都会であっても自分の
住んでいるところをtownと呼ぶことがありまが、これは固有名詞ではなく普
通名詞としての用法です。

東京の下町に、古くから(地下鉄のできる前から)「白金」という地名がありま
す。ハイクラスの地域で、ここを闊歩する女性を「シロガネーゼ」というらし
いですが、地下鉄の駅ができて、駅名「白金高輪」をShirokane-takanawaと
読ませるのです。駅のアナウンスを聞いても「ロ」だけにアクセントがあって、
私には妙な感じがします。私は、(駅名でなく)地名として「白金」が出てきた
ら、Shiroganeと表記してしまうところです。

自分の知っているところならこれだけの意見が言えますが、知らないところで
はお手上げです。地名の読みは、ネットなどでできるだけ調べ、どうしても分
からなければ、その旨表示して出してください。知らなくても恥ではないので
すから。また、急ぎの仕事が入ったときには、固有名詞のルビの有無を確認し
てください。急ぎと言っておきながら、ルビが振ってない原稿があるんですよ。


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4. 翻訳者日記#37(阿久根)
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「英語の学習1」

9月になりましたね。九州には台風が接近しています。昨年のように24時間も
停電になったら、また仕事が止まってしまうので、かなり心配しています。

最近は、書店でも、インターネット上でも、TOEICのスコアアップに関する本
を多く目にします。私自身はTOEICの試験問題に慣れようと思って、TOEIC問
題が収録された雑誌を購入したことはありますが、TOEICに特化した参考書や
問題集は買った記憶がありません。TOEICで出題されている英語は、日常生活
やビジネスシーンの一場面が多いのですから、映画やドラマで日常生活の場面
に数多く触れたり、洋書を沢山読んだ方が良いような気がします。出題される
問題形式は、自分で模擬試験を2、3回やってみたら十分に慣れることができ
るのではないでしょうか。大学受験等ですっかり受験勉強の癖がしみ込んでい
る人も多いらしく、TOEICの問題集や参考書だけで、スコアアップを狙ってい
る人もいるようです。英語を「資格」としてだけ捉えると、そのような学習方
法に辿り着いてしまうのかもしれませんね。

他人の翻訳した文章を読んだり、学校で英語を教えていて思うことは、英文法
を正しく理解していない人や英文の構造を正確に把握できない人が案外多いこ
とです。翻訳では、分野別で頻出する単語が異なるため、常に辞書で調べます。
また、クライアントから用語集が支給されることもあります。このような方法
では、用語レベルの精度は向上させることができます。しかし、英文を訳す場
合、用語レベルで正確な訳語を使用しても、肝心の英文の構造を把握していな
いと、意味が反対になってしまったり、否定的なニュアンスを肯定的に訳して
しまったりすることすらあります。

「英文法」という言葉を聞くだけで、拒絶反応を示す人がいるかもしれません
が、英語を母国語としない人が英語で言語活動を行おうとした場合、英文法は
基本になります。リスニングでも、英文の構造を予測できた方が聞き取りやす
くなりますし、ライティングでも、相手に正しく理解してもらえる英文が書け
ます。英文法が苦手な人に限って、「本場では文法通りに話さない」と口にしま
すが、ニュースでも、ドラマの会話でも、実際に聞き取って、書き取ってみる
と、そのような認識は吹き飛んでしまいます。

英文法をやり直したいという人には、英文で書かれている文法書を推薦します。
日本語の文法書は、受験を念頭に置いて書かれたものが多い上、日本語で長っ
たらしい説明が書かれているものも少なくありません。せっかく英語を学ぶの
ですから、全部英語で書かれている文法書を読んだ方が、説明の仕方もわかり
ます。私のお薦めは、Oxford University Pressから出版されている『APractical 
English Grammar』、『Practical English Usage』、Longmanの『Longman English 
Grammar』、Cambridgeの『English Grammar in Use』などです。翻訳者を目指
している人たちは、是非、本場の文法書で学んでみてください。学校で学習す
る英文法が英語全体の一握りの知識でしかないことに気付くかと思います。


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5.リンクしよう  
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※このスペースに載せる広告(リンク付き)を募集しています。発行部数は約
 7000部で、1回の掲載料金が7000円です。ご希望の方は、
 book@transwd.comまでお問い合わせください。


 ̄■発行■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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