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【新た成る再開】 一年振りに、メルマガを、発行致します。 長い!長い!休刊を、お詫び致します。 この一年で、会社の場所も変わりました。 下町から、上町へ、移転をしたのです。 理由は、消費者の在り様が、変わってしまったからです。 工芸の世界は、静かな佇まいの町が、相応しいのです。 工房の店に、間借りをしている弊社ですので、一緒に移転を致しました。 【多津蔵の第二章】 工房の第二章が、始まりました。 基本的な暮らしと、基盤と為る仕事は、確立を致しました。 この創世記の姿から、次なる姿を、作らねば為らないのです。 大切な事は、受注方の仕事から、提案型の仕事に、為る事なのです。 工房の企画で、工房で作り、工房が販売をする姿なのです。 この事は、何を意味するのか? 組紐のメーカーを目指す!のです。 下請けではなく、自立した製造販売を、確立するのです。 この取り組みが、第二章なのです。 【何を企画するのか?】 其の情報を得るのが、上町に移転をした”お店”の仕事なのです。 今年の正月明けから開いた店は、八ヶ月で、多くの事を得ました。 カテゴリーでしか申し上げれませんが、 ”拘り”、”高級”、”色合い”、”光沢”、”希少価値”、”本物”等です。 この一つ一つに、”何が!・・・?”が、問われるのです。 ”何に拘るのか!”、”何が高級なのか!”、”本物とは何を云うのか!”です。 答えられなければ、何も出来ません。 【聴く耳を持つ!】 訪れるお客様の声に、耳を傾けねば為りません。 声だけでは、十分では在りません。 お顔の表情、目の輝き、しぐさ、言葉使い、更には、香りも大切なものです。 五感を研ぎ澄まして、受け止めねば為りません。 問題は、誰が!完璧に出来るのか?です。 完璧には、誰も!出来ません。 関わる人、それぞれが、その人の持ち味で、一生懸命に受け止める事なのです。 異なりこそが、多様な感性を引き出してくれるのです。 違いを恐れるのではなく、違いに味わいを見付ける事なのです。 工芸とは、多様な世界観の産物なのです。 多津蔵の第二章が、始まりました。 夢幻出版社 編集長 田鶴彦之蔵人 *********************************************************** 再開一号。 |