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タイトル:Daily Drama Express 2005/08/20 女王の教室 (8)  2005/08/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/08/20 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 女王の教室
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 阿久津真矢(天海祐希)
 神田和美(志田未来)
 真鍋由介(松川尚瑠輝)
 進藤ひかる(福田麻由子)
脚  本 遊川和彦
主題歌  

あらすじ  8

 この物語は 悪魔のような鬼教師に 小学校6年生の子供達が戦い
を挑んだ一年間の記録


 十月。

 白いカーディガン、ピンクのブラウス、膝丈のスカート、おろした
髪、ローファーのいでたちで軽快に現れる阿久津真矢(天海祐希)。
 「みんなお早う。これからは行事が続くので、身体に気を付けてね」
と真矢。

 「こ、これも何かの陰謀ですか?」とおずおずと聞く真鍋由介(松
川尚瑠輝)。
 「これが本当のわたしなの。今までひどいことしてごめんね。心を
入れ替えたわ」と真矢。

 喜ぶ神田和美(志田未来)。


 でも、これは和美の夢。
 現実の真矢は厳格。
 私立を受験することはあと3ヶ月。テストのレベルを上げる。ベス
ト5に入れない人は内申書を悪くする。
 私立を受験しない人は、受験する人を邪魔しないように、と真矢。

 進藤ひかる(福田麻由子)が立ち上がる。テストですべてを決める
のは間違っている。教室はみんなで使う物。ここにいる24人は一年
間一緒の時間を過ごす仲間なのだから、と言う。

 また逆らうの?と言う真矢に、逆らったら罰を与えるというのは間
違っている。先生だって人間だから、常に正しいとは限らない、とひ
かる。

 学園ドラマのヒーローにでもなったつもり?と問う真矢に、自分と
同じ考えの児童は他にもいるはず、とひかる。

 真矢が、ひかるに賛同する人は?と問うと、和美、馬場久子(永井
杏)、由介が勇気を出して手を挙げる。
 佐藤恵里花(梶原ひかり)も、手を挙げる。
 他の児童達も次々と手を挙げる。

 手を挙げた児童は約半数。
 真矢は私立を受験しないバカだと決めつける。そしてこの児童達で
勝手に雑用はやりなさい。ついでに、卒業制作などの雑用も、と言う。


 早速、帰りの清掃は手を挙げた児童達が協力して行う。
 でも、私立受験組は、塾があるとさっさと帰っていく。


 みんなで備品室に集まり、真矢撃退法を練る。
 どんな怪獣にも弱点があるはずだ、と。

 和美は真矢が再教育センターら行っていたという話を思い出す。
 でも、どういうことかわからない。

 和美がそっと天童しおり(原沙知絵)に聞きに行くが、具体的なこ
とはわからない。

 ひかるは、再教育センターは、問題を起こし担任を外された教師が、
強制的に行かされるところ、と言う。


 和美は、母親・神田章子(羽田美智子)を無視する。ひかるたちを
追い出したことを、今でも恨みに思っていたのだ。
 姉の神田優(夏帆)は、和美が大人になったね、と言う。


 翌日ひかるは、真矢が担任から外れるまでストライキをすると宣言。
真矢は再教育センターに行っていた問題教師。前の学校でもきっとひ
どいことをして、担任を外されたのだろう。いつもハイネックを着て
いるのは、首の傷を隠すため。それも再教育センターに送られる原因
では?と言う。

 ランドセルを背負って、みんなゾロゾロと教室を出て行く。

 真矢は、残ったのは私立受験組なので、勉強に集中できる。くだら
ない修学旅行も卒業制作もやらない。あんなオブジェやタイルの貼り
合わせを残される方も迷惑だから、と。


 授業は猛スピードで進む。
 ついていけないという児童は無視。
 あくびをするとチョークが飛ぶ。
 出ていった児童達は、残った生徒達を、『ガリ勉』、『ごますり』、
「意気地なし」、「もてないから勉強するしかない」と呼んでいる。
だから、いい学校に入って見返してやりなさいと真矢。


 近藤校長(泉谷しげる)は真矢に、児童の半数が休んでは学級閉鎖
になると心配する。
 真矢は、これ以上休む児童はいないので心配ないと答える。

 上野教頭(半海一晃)は、真矢のことだから心配ないだろう。ただ、
休んでいる児童のフォローもよろしく、と言う。
 また、教頭は、再教育センターなんかに行っていた教師を採用する
から、面倒が起こるのだと言う。
 並木平三郎(内藤剛志)も、なぜ真矢が再教育センターに行ってい
たかがわからない。
 校長は逃げていく。


 真矢は、それをもらしたのはしおりだろうとにらむが、自分が問題
なら、いつクビにしてくれても構わないといい放つ真矢。


 ストライキをした児童達は、このままではなんの発展もないと頭を
抱える。

 その時、ひかるが真矢について調査しようと言い出す。まずは敵を
知ることが大切だから、と。


 和美と由介が、学校を出た真矢の後をつける。

 でも、グズグズしているうちに、真矢が渡った直後の踏切がしまっ
てしまって、姿を見失ってしまう。

 和美が、だるいな.....と腰掛けていると、「何やってるの」と真
矢。


 しょんぼりと戻った和美と由介に、「真矢の家、わかった?」とみ
んなが聞いていると、真矢が現れ、いつまでくだらないことしている
の?いい加減、目覚めない、と言う。デモやストライキなんて、所詮
自己満足。「徹底的に戦うぞ!」と言っても、叫んだところで満足す
る。そして、何も考えようとはしない。
 反核だ!と叫びながら何もしない政治家しかり。カワイイだの何だ
のと言っている女子高生しかり。
 そして、私立受験組はとっても喜んでいた。あなた達と一緒にいる
とバカがうつると言って、と言う。


 和美は優に、優の同級生で昔、真矢に習った生徒がいるって言って
たけど、話を聞いてきて欲しいと頼み、優は承知する。

 父・神田武(尾美としのり)が帰ってくる。
 優は、和美が熱を出しているに、章子が帰ってこないと言う。

 武は、章子は実家に帰ったという。
 優が武のせいなのだから、迎えに行くように言うが、武は、自分が
全部やるから大丈夫だ、と言う。


 翌朝、和美は風邪で欠席する。
 暗い顔で登校するひかる、久子、恵里花。

 ストライキ組の児童は、残留組の児童を、ガリ勉とののしり、残留
組は、落ちこぼれ、とののしる。

 由介が両者をなだめようとしたが、遂に西川浩一(酒井翔太郎)か
ら、和美がいないから寂しいんだろう、と攻撃される。更に和美がい
ないと何もできないと言われ、キレた由介は、西川の顔面をパンチす
る。


 由介は頬にガーゼを貼っている。
 校長と教頭が、真矢と西川を呼ぶ。そして、真矢に、保護者から何
か言われたら、どう責任を取るのか?と問う。
 真矢は、きちんと納得のいく説明をすると断言。
 教頭は、なんと言うのだと聞かれ、暴力をふるう児童は転校させる
と答える。

 転校なんて!?と慌てる教頭に、真矢は授業に出ない児童を転校さ
せて何が悪い。大切なのは勉強意欲のある児童の希望を叶えること、
と言う。


 優が和美に、お粥を作る。和美の熱も下がってきた。
 でも、章子はまだ戻ってこない。
 和美は、自分がひどいことを言ったからか?と落ち込んでいるが、
優は諸悪の根元は武、と言う。

 優は、聞いてきた話をする。
 同級生自身が目撃したわけではないが、真矢はある児童をボコボコ
にした。でも、その児童も相当のワルだったらしく、真矢も反撃に遭
い、大けがをしたらしい。
 和美は真矢の傷跡を思い出す。

 久子が和美の見舞いに来て、みんなの寄せ書きがあるイラストを渡
す。そして、由介が転校させられる。このままでは、授業をボイコッ
トしている自分たちも転校させられるかもしれない、と言う。


 優は祖母の家に章子を訪ねる。そして出てきた章子に、和美が熱を
出した。和美は熱を出しながらも友達のことを考えるほど大人になっ
たんだ。いつまで章子は逃げているのか?と問う。


 翌日登校した由介は、西川に謝る。
 西川や刈谷孝子(佐々木ひかり)は、転校させられるかもしれない
から、授業出たら?と言う。
 「わたしたちのこと、邪魔じゃなかったっけ?」とストライキ組。
 「半年ガマンしてきたのだから、別に」と残留組。

 教室に和美が入ってきて、久子が夕べ徹夜で卒業制作の下絵を描い
た、と見せる。
 みんな和美に賛同して、卒業制作もしたいし、修学旅行にも行きた
いと言う。

 真矢が教室に入ってきて、ストライキ組は早く出て行きなさい。授
業の邪魔です、と言う。

 ひかるが、勉強ばかりでは塾のようだ。それだけのために学校に来
ているのではない、と言う。

 和美が真矢の前に進み出て、久子が描いた下絵を見せ、これで卒業
制作がしたいと言う。

 真矢は、私立受験組はそんなことは時間の無駄だと思っているだろ
う、と言う。
 でも、私立受験組も、卒業制作をしたいと立ち上がる。

 真矢は、勝手にしなさいと教室を出て行く。


 6年3組一同は、教室で、和美の家で、せっせと自主的に卒業制作
に勤しむ。


 そして、遂に完成。体育館で組み立てる。
 「友」という字が、24人の顔でできあがっているのだ。
 みんな久子を褒める。

 そこに真矢が入ってくる。
 由介は、みんな一丸となったのだから、もう分裂させようとしても
無駄だという。

 真矢は、このことを保護者が知ったらどう思うか?と言う。どうせ
半年後には24人がバラバラになる。私立受験組はこんなことをして、
勉強をサボっていたことを保護者は怒るだろうし、私立を受けない児
童の保護者は、本当に公立に進むことを望んでいるのか?将来のこと
を何も考えていないことを知ったらどうするのだ?そろそろ三者面談
をして、みんなの将来について考えなければ。その時には、みんなの
秘密も話さなければ、と言う。

 真矢の後ろから、保護者達がゾロゾロと体育館に入ってきて、子供
達と対峙する。


寸  評  毎週、毎週真矢が嫌いになっていきます。
 最初は、学校は勉強するところ、とスパッと割り切ってみせる真矢
が、好きでしたが、今のやり方には納得いきません。別に小学生の時
は、卒業制作にも修学旅行(なんと、奥日光を一日ハイキングです
よ!途中水も飲ませて貰えなくて。二度と生きたくない修学旅行の思
い出です)にも興味無いのですが。
 そもそも、公立小学校で、児童が引っ越したわけでも越境でも無い
のに、転校させることができるのですか?由介のおじいさんの様子か
ら、わざわざ越境したとは考えられないし。

 何が情けないって言って、真矢なんかに操られている保護者ですよ
ね。真矢が30代後半だとすると、保護者の大半は同世代、中には年
上もいると思うのです。彼女たちはいったいどういう人生経験をして
いて、我が子の何をみているのでしょうか?
 もし本当に、現実の保護者もあんな感じだったら、お先真っ暗です。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今期のドラマには、よく、ピンクレディーの曲が使われています。再結成さ
れた人気に乗ったのか、70年代がブームだからなのか。
 『大人の夏休み』は加えて湘南が舞台なので、サザンの曲もかかります。
 なじみがあるというか、子供の時に聞いた曲というのは、なぜかホッとする
というか、ドラマ自体もその時代の気分になってしまうのが不思議です。
 そういえば、電車男のドラマの中で流れる曲、『愛が止まらない』とかでし
たっけ。よく聞いた曲なのですが、題名が思い出せません。(鈴木)

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