メルマガ:わかっているのに逆らえない「心理トリック」
タイトル:わかっているのに逆らえない「心理トリック」  2005/08/25


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   わかっているのに逆らえない「心理トリック」 …[第5号]

                            (週刊)
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【 ご挨拶 】

人は、感情の動物です。
いくら、理性的に見えても、ちょっとしたトリックには
簡単に引っかかってしまいます。

ここでは、様々な実例やテクニックをお伝えしたいと思います。
そして、他人に操作されるでなく、
自分自身を良く知る手がかりとされてみてはいかがでしょうか。

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【なぜ、今になって・・・】

ここに一つの例を出しましょう。
ある信用金庫の新入営業マンMさん(23歳)は、ノルマ達成に懸命です。
あの手この手で説得しても、頑として応じてくれないSさんという人がいました。

Mさんもとうとう諦めて、訪問することをやめ、別の得意先を探すのに
専念することにしました。

それから約一か月。突然、Sさんから電話があり、
まとまった金を預金するからすぐ家に来てほしいというのです。
つまり、説得に応じてくれたのです。
さて、あなたは、これについてどう考えるでしょうか。

信憑性が高いときには、自然に説得効果が大きくなりますが、
時間がたつにつれて、信憑性の低い送り手からのメッセージでも、
説得効果か生じてくることがあります。

もちろん、まったく同じ内容のメツセージでも、
信憑性が高いとされた送り手からのもののほうが説得効果が大きいのです、
ところが、時間が経つにつれて、
信憑性が低い人からのメッセージでも、人は徐々に影響を受けることがあります。

これが、説得におげる「スリーパー効果」と呼ばれるものです。
説得効果は、基本的に信憑性が高い情報を送ると思われる送り手のときに
高くなります。

しかし、情報の送り手とメツセージ内容に対して、受け手が一時的に疑惑や反感を
抱いても、時間の経過とともに、そのメツセージ内容を受廿入れるようになる
ということです。

これは、人は情報のメツセージ内容は覚えていても、
情報の送り手は記憶の中で希薄になりやすいことを表します。

つまり、時間が経過するにつれて、
人は純粋に情報のメッセージ内容だけで判断するようになるというわけです。

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もう一つ、実例を

【偶然耳にした「ヒソヒソ話」】

あなたが、お得意さんとの打ち合わせを終えて部屋に戻ってくると、
同僚三人がヒソヒソ話をしています。

あなたが近づくと、三人は突然、話をやめて、何事もなかったように
仕事を始めます。
いかがですか?あなたは気になりませんか。

普通はちょっと気になるものです。
いや、人によっては、実に気になり、不愉快なものです。
それでいて、つい聞き耳をたてたくなったりします。

さて、M社に入杜して五年になる営業管理部のX君が、
給湯室で三人の女性社員がこんなヒソヒソ話をしているのを、
偶然、聞いてしまいました。

O「A課長とB課長が話しているのを、P子さんと立ち聞きしてしまったのよ」
Q「どんな話」
O「A課長がB課長に、今度の特別昇格会議で、XさんとYさんとZさんのうち
  誰を係長に推挙しようか悩んでいる、と相談しているのよ」
P「そしたらB課長が、特別枠は一人だから本命はX君かなあ、といったの。
 そうしたらA課長が、Xと比べてYもZも遜色はないが、ここはXを頼む、
 といっているのよ」
Q「私、B課長が、最近X君の出退勤状況が気になるなあ、といっていたのを
 聞いたわよ」
O「でも、あのときはA課長が、『ああ、あのことは私が承知したことだから、
 しばらく様子をみてもらいたい」といって、B課長も『うん、わかった』と
 いっていたのよ」
というものです。

さて、この三人の女性社員のヒソヒソ話を、偶然耳にしてしまったX君は
どう思ったでしょうか。

ヒソヒソ話をすることによって、近くにいる他人の心理をこちら側に引き込んで
いくという効果があります。

また、相手から直接聞いた場合より、第3者同土が話し合っているのを聞いたとき
のほうが、その信憑性は高くなります。
人は、たまたま盗み聞きしてしまった話を信用しやすいという傾向があります。
とくに、自分とは利害関係のない第三者の話は、そこに意図的なものを考えにくい
だけに、信じやすいということです。

さらに、自分の利害に関することになると、なおさら信用しやすい傾向のあること
がわかっています。

つまりこの心理的メカニズムを意図的に利用すれば、
相手の気持ちを不安にさせたり、迷わせたりして本心を計り、
うまく抱き込むこともできるのです。

ところで、冒頭のケースには、後日談があります。
X君は、その後態度を改め無欠勤、無遅刻を貫きました。
しかも勤勉な仕事ぶりは他の模範とされ、ヒソヒソ話通り係長に任命された
といいます。

X君にとってヒソヒソ話を立ち聞きしたことは幸いだったといえるでしようね。

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今日は、ここまで。
 

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