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=================================== 【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2005/8/22 第146号 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com =================================== 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。 =================================== ■もくじ■ 1. お知らせ 2. 最近の翻訳業界 3. 翻訳しよう 4. 翻訳者日記 5. リンクしよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1. お知らせ ___________________________________ □■□締め切り迫る!夏期限定学習キャンペーン□■□ 自己学習キット(添削なし)のご紹介 この夏トランスワードでは、通信講座のDVDおよび教材のみの「自己学習キット」 (添削なし)を通常の半額でご提供いたします。 「初心者だけれど翻訳者を目指して勉強したい!」「通信講座に興味はあるけれ ど添削課題を全て提出できるか不安…」という方はぜひこの自己学習キットを使 用して学習してみませんか? キャンペーン期間 2005年 7月20日 〜 8月31日 残りわずかとなりました。ご興味のある方はお早めに! ◆お申し込み者全員にプレゼント! 自己学習キットお申込の方全員に、トランスワードが出版している書籍 「プロ の翻訳者になろう(定価2,000円)」と「手抄き和紙紙袋 遊心」をプレゼント いたします。 詳しい内容はこちらから↓ http://www.transwd.com/kit/kit.htm  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2. 最近の翻訳業界 (仲谷) ___________________________________ 中国の翻訳者 大連に限らず中国には多くの外資系企業が進出してるので、外国語 ができる多くの中国人が通訳・翻訳者として企業内で働いています。 大学で外国語を専攻した人の多くは当然ながら外資系企業の通訳・ 翻訳を希望します。 日本でも同じですが、そのような人たちは企業に入りすぐには満足 のいく仕事ができず苦労しています。実際の仕事を始めると言語能 力以外の専門知識、ビジネス習慣、翻訳の基本ルール等の知識不足 を痛切に感じ、前向きな人は仕事を始めてから再度猛然と勉強して います。 しかし中国にはまだしっかりした通訳・翻訳の教育機関が少なく、 多くの人は一流の通訳・翻訳者になるにはどうしたら良いのか悩ん でいるといった状況です。 この週末にトランスワード大連事務所で翻訳者募集の面接をしまし たが、そのような人が多く来られました。中国での翻訳・通訳者の 教育の必要性を強く感じ、広島で展開している翻訳教育を中国でも 進めていこうと改めて決意しました。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 3. 翻訳しよう(荒井) ___________________________________ 「来月には、工場建設を開始する」(社長=山田博氏)。 新聞記事の翻訳です。翻訳自体はそれほど難しくないです。"We will begin construction work of the new factory building within next month." (President=Mr. Hiroshi Yamada). 何かおかしくないでしょうか。いえ、語法ではなく、表記方法についてです。 これは発言の引用なのですが、発言者の名をカッコで表記し、肩書きに数学の 記号を用い、よく見るとピリオドが2ヶ所に打たれています。果たして、私の 関係するネーティブに見せましたところ、ニヤッと笑いました(日本人の英語 をチェックして、もう相当長い経験がある人です)。 もしこの表記を解決しようと思えば、解決方法は大して難しくありません。例 えば、The company "will begin construction work of the new factory building within next month," according to the President, Mr. Hiroshi Yamada. など とすれば、同じ内容なのに、表記の品が良くなります。 まとめ。翻訳をする場合に、「表記の形を移そうとしない(無反省に)」。日本語 には日本語の形が、英語には英語の形があります。これを無理やり相互流用し ないことです。 なお、発言の末尾に発言者をカッコで記入する方法は、例えば米国の政治雑誌 とか専門書に、ないことはないと思います。が、やはり一般的ではなく、かな り「偉そうな」匂いのする表記だと思います。念のため。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4. 翻訳者日記#36(阿久根) ___________________________________ 「墓参り」 お盆が過ぎると、夏休みの終わりを感じ始めます。今年は親戚2人 の初盆だったので、14日と15日には、その家族のお墓に親戚が集 まりました。これまでとちょっと変わっていたのは、お寺の管理す る小さな納骨堂がその家族のお墓だったこと。お寺の横に準備され た机に、今年初盆を迎えた人たちの遺影が並べられ、各家族がお焼 香の場所のあたりに陣取っていました。墓地だったら初盆を迎えた お墓が点在しているので、それほど賑やかではないのですが、今回 はそういう家族だけが一箇所に集まっていたので、ちょっとしたパ ーティのような賑やかさでした。 自分の家の墓掃除は13日に済ませました。もちろん、子どもたちも 一緒に連れて行きました。お墓に行くと、必ずといってよいほど、 子どもたちから質問攻めにあいます。「このお名前は何て書いてある の?」「この人はどうして死んだの?」「この人はお父さんとどんな 関係なの?」 思えば、私も同じ類の質問を祖母や両親にしたものです。私が子ど もの頃は祖母が一緒に住んでいたので、毎週のように墓参りに出掛 けていました。「年をとったら、バケツを持って階段を登れない」と いう祖母には、私は格好のお供だったようです。その当時は今のよ うな納骨堂が出来ていなかったので、小さな墓石が人数分並んでい ました。一つ一つの花を替えるたび、あるいは線香をあげるたびに、 私は祖母に質問していました。「ばあちゃん、この墓は誰の墓なの?」 「この人はいくつで死んだの?」こんなやり取りを繰り返して、私 はいつしか父方の親戚の名前と血縁関係を把握していきました。 最近はすっかり核家族化が進み、祖父母が同居している家庭も少な くなりました。祖父母の顔を見られるのは、1年に1、2回という 子どもたちも案外多いのではないでしょうか。私は田舎育ちで、祖 母が同居し、親戚も近所に沢山住んでいました。だから、幼い頃か ら、戦時中の暮らしや戦場での出来事を祖母の世代のおじさん、お ばさんからいつも聞いていました。 戦争の記憶を受け継いだり、自分が生まれるまでの家系図をさかの ぼったりする際には、祖父母が重要な役割を果たします。私は戦争 体験者ではありませんが、父母や祖母から聞いた戦時中の話で色々 なことを学びました。自分の生まれる前の家族の歴史も、両親や祖 母から聞きました。 お墓にあまり行かない人には奇異に聞こえるかもしれませんが、私 にとって、家族のお墓は幼年時代の記憶を蘇らせてくれる場所なの です。自分の家族の歴史を振り返り、昔の人たちの暮らしに思いを 馳せるとき、私たちの社会は何故こうも複雑化し、多様化してしま ったのか、多少恨めしく思われることもあります。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 5.リンクしよう ___________________________________ ※このスペースに載せる広告(リンク付き)を募集しています。発行部数は約 7000部で、1回の掲載料金が7000円です。ご希望の方は、 book@transwd.comまでお問い合わせください。  ̄■発行■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |株式会社 トランスワード | 〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F | Tel:082-506-3233 Fax:082-506-3234 | URL: http://www.transwd.com | e-mail: book@transwd.com |  ̄■配信解除■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。 | |代表的な配信サイト | まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017511.htm |  ̄■お問い合わせ・投稿先■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | book@transwd.com |  ̄■免責事項■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご |了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手 |続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで |ご相談ください。 | |