メルマガ:たなぼた式ヘルプ(助け舟)
タイトル:たなぼた式ヘルプ(助け舟)15  2005/08/04


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     たなぼた式ヘルプ(助け船)15
−毎週木曜日発行予定−  
        
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目次

【ご挨拶】
【1】非行との関連

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【ご挨拶】

「たなぼた」これは「棚からボタモチ(ぼた餅)」の略です。

このことわざの意味は

棚からぼた餅が落ちてくるように偶然の幸運がやってくることです。
(岩波国語辞典4)

人は困っている人を見れば助けたくなるでしょう。
この頃はそうではない人も多くなりましたが?

本当に命にかかわるような困り事には
目をそらすわけにはいかないでしょうが。

でも、その人が本当に?困っているのでしょうか?
また、本当に?助けてあげたいのでしょうか?

日本には「たてまえ」と「ほんね」があります。

「ほんね」で助けてあげたいと思う方も、
「たてまえ」で助けてあげた方が我身のためだと思う方もいます。

それぞれの立場でそれぞれの行動を起こしますよね。

それぞれの方がそれぞれの立場で行動を起こした結果が
どのような結果を招くか?

現代に「風が吹けば桶屋が儲かる」式の因果関係が存在するでしょうか?

あなたの善意が本当にその人の為になるかどうか?

子どものしつけ・教育
青年の教育
女性の生き方
老人の介護





多岐にわたる人の生き方にかかわって
本当に良いヘルプ・助けとは?

を考えていきたいと思います。

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【1】非行との関連

不登校の増加と並行する形で非行があります。
このごろの非行の特徴は、低年齢化、軽い犯罪的なもの、
罪悪感は不足、中流で両親が健在の家庭が過半数を占めます。

非行の主な原因が「家庭崩壊や放任、愛情不足」が
「甘やかし、辛抱のなさ」に変わっています。

しかし、将来について何らかのイメージを抱いており、
しかもそれが人がよすぎるというか虫がよすぎるというか、
好き勝手しても最終的には救われるといった甘い考えでいます。

こうした「世間への信頼」による皮算用で、
「先のことはどうにかなる。今は好きなことをして、いやなことはしない」
という傾向が強く出ています。

したがって現代っ子には、
古典的な「どうせ誰もどうにもしてくれない」絶望時期型の非行、
「先のことを想像したこともない」の無思考型の非行、
そして「だれかがどうにか」してくれるだろうとの楽観型のの非行の
3種類があります。

前2者は家庭的にも経済的にも恵まれない青少年を多く含み、
後者、すなわち「だれかがどうにか」非行には中流出身の甘やかされた、
あるいは世話されすぎた児童の割合も多くなります。

非行内容は軽いものがほとんどなのですが、
とにかく近年増加しているこうした「だれかがどうにか」型の非行らしい。

いずれの非行であっても
世話焼き(親)等が関与してる間に更正するのは少ないです。

多くの非行理論は、非行少年たちの更正過程を把握しきれていないようです。

また多くの非行原因論があるが、
そのほとんどは「なぜ数年後に非行が収まるか」を
うまく説明できていません。

現実に非行少年たちは原則としては親のすねと少年法などが尻拭きしてくれなくなったとたんに8割以上が更正してしまいます。

そしてそれは普通成人後であって、正確には経済的な自活を強いられる時点で
「バカなことをしておれなくなる」のです。

このことは「依存・パラサイト」を卒業させるにはどうすればよいか、を示唆しているように思われます。


では

ヘルパークール


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