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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005ー07-31--------第121号 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 伊豆横道三十三観音6 松崎1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 6 松崎 伊豆横道三十三観音 7番札所 【宝蔵院】 曹洞宗 15−2−18 同じ道を戻り再びR136号線南に下がり松崎の町に入る、 那加川に架かる「宮の前橋」の手前を左折、県道下田松崎線を東に、 船田のバス停から「21世紀の森」の案内板に沿って標高564mの富貴野山山頂に向かう、 頂上に駐車場があり参道が真っ直ぐ伸びている、 杉木立の中を湿った杉の落ち葉を踏みしめながら5分程で右手に苔むした石段が現れる。 両側に石仏がずらりと並ぶ、暫らく進むと今度は参道の中心に背中あわせで石仏が、 弘法大師あり観音あり地蔵、名も無き石仏、その数180体、 江戸時代一体一体背負って運ばれたものだそうだ。 薄暗い杉木立の中で数多い石仏と向かい合う時,壮観というより圧倒されるようである。 途中山門跡と思われる礎石が残り、一段高い所が境内『本堂』の前にも一列に石仏が並ぶ、 ご本尊は聖観世音菩薩 此処も閉扉、内陣の天上には龍が描かれている。 本堂隣に『開山堂』、境内には樹齢400年高さ30m,周囲6,5mの弘法杉、 樹齢150年の百日紅や大杉が人里離れた幽玄な世界が其処にあるようだ。 所在地 静岡県賀茂郡松崎町門野173−1 0558−58−7151 ==================================== 『数々の石仏が迎える幽玄な寺』 kamiike@par.odn.ne.jp ===================================== |