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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/07/21 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 女系家族 局 名 TBS系 放映日時 木曜22時 キャスト 浜田文乃(米倉涼子) 矢島藤代(高島礼子) 矢島千寿(瀬戸朝香) 矢島雛子(香椎由宇) 梅村芳三郎(高橋克典) 大野宇市(橋爪功) 矢島嘉蔵(森本レオ) 宿間芳子(浅田美代子) 矢島良吉(沢村一樹) 原 作 山崎豊子 脚 本 清水曙美 主題歌 今井美樹「愛の詩」 あらすじ 第3話「非情」 浜田文乃(米倉涼子)は突然マンションにやってきた矢島藤代(高 島礼子)、千寿(瀬戸朝香)、雛子(香椎由宇)ら三姉妹と叔母の芳 子(浅田美代子)に強要され、千寿の通う坂上レディースクリニック に連れて来られる。 4人は院長・道彦(長谷川初範)による文乃の診察に時間がかかっ ていることを理由にして、文乃の診察室に入って行く。文乃は屈辱的 な仕打ちに「出て行ってください」と抵抗するが、聞き入れられない。 診察後、道彦は妊娠4ヶ月であると診察結果を告げるが、着替えた 文乃は診察室に侵入されたショックで診察内容を聞かずに帰ってしま う。道彦が4人に告げた中には文乃は腎臓が弱く妊娠後期になると妊 娠中毒症にかかる怖れがあり、中毒症になった場合は母子共に危険な 状態になるという。藤代は文乃がお金目当てで子どもを産むので、文 乃が希望の金額を与え子どもを始末させてしまえばいいと言う。 虚ろな表情の文乃は歩いて帰るが、花園神社で縁日がやっているの を見かけ入ろうとする所を通りかかった梅村芳三郎(高橋克典)が声 をかける。芳三郎は文乃に梅村流の家元であると身分を明かし、嘉蔵 (森本レオ)には生前発表会のチケット購入やいきつけの飲み屋「杉 の子」で懇意にしてもらったと話す。先日、文乃の部屋で嘉蔵の写真 を見て、文乃と嘉蔵の関係を知った芳三郎は嘉蔵を偲んで「杉の子」 へ行こうと誘う。 デパートのロッカールームで文乃は母子手帳を落とし、通りかかっ た三浦陽子(山下容莉枝)に手帳を見られる。 藤代と芳三郎は、藤代の相続遺産である不動産の査定のため待ち合 わせをする。藤代は芳三郎に、文乃の妊娠後期になると妊娠中毒症に なる怖れがあるので、今のうちに始末するように勧めると話す。そこ へ小森不動産の小森常次(三波豊和)が現れ、3人は不動産物件の査 定に向かう。 査定後、芳三郎は藤代に軽井沢の別荘は1億円を切り、賃貸マンシ ョンは4億、貸しビルは10億、合計14億7千万円であると報告す る。芳三郎は雛子の株券は名義変更を行わず売ってしまえば相続税が かからないこと、千寿相続の会社は業績次第、三姉妹の中でも藤代の 相続分が一番損であるので、共同財産の中から一番高い物を相続する のが当たり前とそそのかす。 矢島屋本社では、矢島良吉(沢村一樹)が次期社長として専務の宇 市(橋爪功)に仕入れの発注方法が複雑でわかりにくいので説明して 欲しいと頼むが、宇市は何十年もかかってできたシステムで説明が難 しく、知りたければご自身で調べてくださいと冷たい返事。良吉は社 長として仕入先にも挨拶したいと言うが、宇市に拒まれ「私には何も するなということですか」と憤っている。宇市は婿養子の良吉の立場 が悪くならないように配慮しているだけとかわす。 デパートの呉服売り場では、陽子が同僚に文乃の母子手帳を見たこ とをばらしている。 藤代と別れた後、芳三郎は小森と話している。芳三郎は藤代に 14億7千万円と話したが、実は16億2千万円、芳三郎と小森は共 謀して藤代に不動産物件を安く売らせる算段をしている。 一方、雛子は藤代が出かけていることをいいことに、芳子と芳子が 懇意にしている骨董品屋京賀堂(マギー司郎)を呼び、座敷で骨董品 を広げて査定をしてもらっている。千寿が蔵でやればいいでしょと嫌 味を言うが、雛子は取り合わない。芳子は骨董品の目録の一部が墨で 消されているのを不審に思うが、宇市に確認すると、墨で消された物 は、親戚筋に分けられたものだと言う。予定より早く帰ってきた藤代 が恐ろしい形相でふすまを開ける。藤代は「私の留守を狙ってこそこ そといつからおばさんを味方につけたのかしら?」と怒っている。雛 子は芳子が自分の立場に同情してくれたと芳子をかばう。芳子は藤代 は気位が高くて底意地の悪いのは姉さん譲りと負けていない。藤代は 二女に生まれて跡を継げなかったことを妬んだりどこか卑屈でひがみ ってぽいとやりかえす。千寿は二女の立場を批判されて自分に対する 嫌味かと怒っている。 藤代は骨董品の中から自分の嫁入り道具として亡くなった母が持た せてくれたお茶道具を見つける。雛子はお茶道具が藤代のものという 証拠はないと言い、千寿はお姉さんは欲張り過ぎと言う。藤代は茶道 具を自分のものと主張し、宇市に命じて自分の部屋に運ばせる。藤代 は自室で宇市に共同財産の目録をすぐに作るように命じる。宇市は簡 単にできないと言うが、藤代は宇市の手を握り頼み込む。 宇市が座敷に戻ると、芳子らが雪村の老鶴山水図が見当たらないこ とで大騒ぎをしている。芳子は雛子に誰が持ち出したかわかるまでは 相続について了承しないように言いきかせる。 宇市の愛人・小林君江(伊佐山ひろ子)の部屋。山水図は宇市が文 乃の部屋で見つけねこばばして君江の部屋にある。宇市は長い間安い 給料で働き、娘たちにはこきつかわれたので相続が終わったら矢島屋 を辞めると君江に話す。 千寿の部屋。良吉は社長が亡くなってから宇市の態度が大きくなっ てやりにくいと愚痴を洩らす。千寿は宇市には辞めてもらいましょう と言う。 デパートの呉服売り場では陽子が文乃に何ヶ月かと探りを入れるよ うに聞く。そこへ芳三郎が買い物をよそおって現れ、文乃を「杉の子」 へ誘う。宇市から文乃に電話が入り、3日の3時に矢島屋で親族会議 があるので出席するように言われる。 「杉の子」は文乃にとっても嘉蔵との思い出の場所、嘉蔵との思 い出が蘇ってくる。芳三郎の携帯に藤代から連絡があり、共同相続財 産のリストを見せてほしいということだった。食が進まない文乃を芳 三郎が心配する。芳三郎はもしかしてつわりではないかと質問する。 文乃はその通りであると答える。芳三郎は矢島家の娘たちが妊娠を知 っているなら大変なこと、それでも婿養子として耐え忍んできた嘉蔵 が文乃と会えたのは幸せであったと喜び、矢島家から酷なことをされ ると思うが、切り抜けていってほしい、新しい命が授かったのだから 負けずに元気な赤ちゃんを産んでくださいと祝福して励ます。文乃は 祝福されたのは初めてと芳三郎に心を許す。 出かけていた藤代がケーキを買って帰りご機嫌な様子で雛子に話し かけ、骨董品の査定で怒ったことを謝る。さらに千寿にも千寿は芳子 と違って控え目で謙虚とごまをする。藤代は三人きりの姉妹互いに信 じあおうと話す。藤代が去った後、雛子と千寿は藤代の態度に怪訝な 様子。千寿は気まぐれなところも亡くなったお母さんそっくりと言う。 クルーザーの中で、藤代と芳三郎は会っている。藤代は共同相続財 産の中から、山林を所有したいと言う。芳三郎は山林の所有に関して は知識がないとペテンにかけられる怖れがあり、一口に山林といって も土地の所有権と木の所有権では財産の価値が違うと説明する。藤代 は目録でおかしな点があると愚痴をこぼし、心細くてたまらないと弱 音を見せる。芳三郎は総領娘でも後ろ盾のいない藤代の立場を心配し、 自分が味方になるからと藤代に甘い言葉を言い、キスをする。 親族会議の日が来た。宇市は三姉妹に検討後の意見を聞く。藤代は 三人が平等のようであるが、女系家族では総領娘である自分が優遇さ れるべき、会社を継ぐ権利もあったはずなのに、それは千寿に譲る。 会社はやり方一つで将来性があると言う。良吉は今の業界は厳しく自 分たちの相続分が有利ではないことを主張する。雛子の株券は名義を 変更せずに売れば相続税がかからないし、骨董品は値段があってない ようなもの、骨董品屋と手をくめばどうにでもなる。三人の中で一番 不利なのは自分とあくまでも自分の立場の主張を続ける。 千寿が藤代の婚礼衣装は2500万円、持参金も2500万円なの でその分も相続分としてみるべきではないかと言う。それを聞いた雛 子が自分はまだ結婚していないので、持参金分を加算してほしいと言 う。雛子は雪村の掛け軸が所在不明であることから、見つかるまでは 相続については保留の立場と言う。 良吉がお互いの主張ばかりしていても堂々巡りだと言っていつまで も社長の座を空けておきたくないと言う。藤代は共同相続財産は自分 が一番有利になるようにしてほしいと譲らない。そこへ文乃がやって 来る。 藤代らは文乃に文乃は腎臓が弱く妊娠中毒症になる可能性があり母 子共に危険、命をかけて産んでも死産では元も子もない、仮に子ども だけ残っても矢島家は女系家族なので育てる気はないと諭す。千寿は 命をかけて産むことはないと言う。藤代が立ち上がり「矢島家のため におろしていただけますか」と言う。あまりの非情さに文乃は「今何 ておっしゃいました。もう一度おっしゃって下さい」と言うと藤代は 「おろしなさい」と命じる。 寸 評 産婦人科で内診に踏み込まれるのはとても屈辱的なことだと思い ます。こういう屈辱的な経験を経て、おとなしかった文乃もどんどん 強くなっていくようです。予告では山下真司と神保悟志の姿がありま した。どんな役で出てくるのでしょうか? 執 筆 者 たま() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 夏のドラマは何を見ようかなと思います。「女王の教室」は1話を見忘れま したが、第3話までのストーリーをダイジェストで放送していたので、内容が よくわかったので続けて見ています。「ドラゴン桜」は第3話から見ましたが、 面白かったです。ただ、前回が「タイガー&ドラゴン」いうタイトルで今回も ドラゴンがつくので、ストーリーに連続性はないとはいえ、何だか新鮮味を感 じられず敬遠してしまいました。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |