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タイトル:Daily Drama Express 2005/07/05 海猿 (1)  2005/07/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/07/05 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 海猿
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 仙崎大輔(伊藤英明)
 井沢環菜(加藤あい)
 吉岡哲也(佐藤隆太)
 池澤真樹(仲村トオル)
 勝田孝太郎(夏八木勲)
 下川いわお(時任三郎)<=「いわお」は、[山冠に品]だが、
インターネットでは使用できないため、ひらがなで表記。
 肥後大作(伊武雅刀)
 光森千佳(佐藤仁美)
 星野怜 (臼田あさ美)
 池澤尚子(芳本美代子)
 大野里江子(奥貫薫)
 冬柴康介(鈴木一真)
 津田晋平(益岡徹)
 山路拓海(平山佑介)
 別所健次郎(三宅弘城)
 永島康太(坂本真)
 岩松大悟(坂本あきら)
 三池健児(飯田基祐)
脚  本 福田靖
主題歌  −

あらすじ  EVOLUTION 1

 −− 会社の営業マンの時は、それなりに充実していた。同期の中
でも成績優秀だった。
    でも、帰りの電車でヘトヘトだった。好きな海にいたいと思
った。
    そして、ここがオレの仕事場だ。


 第七管区福岡海上保安部 航海士補 潜水士 仙崎大輔(伊藤英
明)。

 用意を整えた仙崎は、他の二名の潜水士と共に、浮遊物の浮かぶ緑
色の海に飛び込んだ。


 −− 海上保安庁の潜水士は、職員のわずか1%。13名の仲間と
共に50日間の苦しい訓練に耐え、限界まで頑張り、かけがえのない
仲間も失った。もう誰も海で失いたくない。
    そしてオレは潜水士になった。

 仙崎達は海中から、ガムテープでグルグル巻きになった冷蔵庫を引
き上げる。
 先輩は、中からバラバラ死体が出ても驚くな、という。

 でも、中から出てきたのは海草.....


 −− 潜水士の訓練中、教官から何度も言われた。最前線に楽しい
ことなんて何もない。
    教官の言葉は、ほとんど正しかった。正しく言えば、遭難現
場でなくても、楽しいことなんて無い。
    オレは潜水士になって1年。まだ、遭難現場の最前線にすら、
立っていない。


 仙崎は来月から第三管区に異動になる。

 仙崎は、井沢環菜(加藤あい)に、横浜に異動になったと電話する。
 でも、引っ越しの最中の環菜は、忙しいと電話を切る。
 「てれやがって」と環菜のことを勘違いする仙崎。

 男と電話?と聞く友人に、「ただの友達。その友達が横浜に来るっ
て。どうしよう」と環菜。


 第三管区横浜海上保安部。
 横浜配属になり、辞令を貰い、乗船する船が『ながれ』と言われる。

 横浜保安部 警備救難課長 津田晋平(益岡徹)は、仙崎大輔の名
前を聞いたことがあると言う。
 側近が訓練中に事故を起こした、平成16年前期組、と答える。


 『ながれ』−−横浜所属の巡視船PL−100。昭和52年建造の
廃船間近な老朽船。

 仙崎が『ながれ』のそばを歩いていると、呼び止められる。
 主計科 主計士補 吉岡哲也(佐藤隆太)。

 吉岡はタメ口で仙崎に船内を案内し、普段は厨房にいると言う。
 仙崎は吉岡に年を聞く。
 「23」と吉岡。
 仙崎は、自分は26。3つも年上なのだから、言葉に気を付けろ、
と言う。


 巡視船 『ながれ』 船長 勝田孝太郎(夏八木勲)。
 勝田は仙崎に、『ながれ』 に乗ったからには、渦を巻いていよう
が、サメがいようが、海に飛び込むのだ、と訓辞。
 それから、潜水隊長を紹介。
 主席航海士 潜水隊長 下川いわお(時任三郎)[注)「いわお」
は、[山冠に品]だが、インターネットでは使用できないため、ひら
がなで表記]。

 下川が潜水班を紹介。
 通信士補 潜水士 山路拓海(平山佑介)。
 機関士補 潜水士 別所健次郎(三宅弘城)。
 機関士補 潜水士 永島康太(坂本真)。
 主任航海士 潜水士 池澤真樹(仲村トオル)。

 池澤が仙崎のバディー(2人一組で潜水する時の相方)となる。

 訓辞は以上をもって解散。


 池澤は仙崎に、今日は訓練はない。明日に備えて装備の点検や、船
中をよく見ておくように、と指示。

 仙崎が池澤に挨拶しても、無愛想な池澤。


 勝田と下川は、仙崎を付けたことで、池澤が人を育てる気になるか
どうかだ、と話している。

 別所と永島が仙崎に説明をする。招集がかかったら2分以内に集合
のこと、と。

 それから歓迎会。2人の他に、吉岡もいる。
 吉岡の目的は、店のウェイトレス・星野怜 (臼田あさ美)ちゃん。

 仙崎は彼女がいると言う。東京と福岡の遠距離恋愛。メールのやり
とりだけだったと言う。


 環菜は友人に、付き合っていると言うより、単なるメル友。
 なのに向こうはすっかり恋人気取り。こっちに来られても困ると言
う。
 第一、海自と海保の違いすらわからないのに、と環菜。

 環菜は、この店が、海保のたまり場と聞いて、ぞっとして振り向く。

 すると、そこには配管で懸垂をしている仙崎。

 仙崎は環菜を見付けると、すっかり恋人気分で、先輩に環菜を恋人
だと紹介。


 環菜は、この店の上に住んでいる。

 環菜は、何とか店を出て、自室に戻る。
 でも、表では酔った先輩が仙崎に、(上半身の)服を脱がせ、『懸
垂禁止』と書いてあるにもかかわらず、その柱の腕木で懸垂をやらせ
ている。


 7月5日22時45分
 台湾沖 北緯21度 東経123度
 エイジアントリップ号


 仙崎は環菜に、さっそく日曜日のデートに誘うメールを送る。
 そして甲板を見ると、池澤が黙々と腕立て伏せをしている。
 「トレーニング、付き合いますよ」と言うと仙崎は、いろいろ話し
かける。
 仙崎は、七管では、自分はダメだった。一度も人助けたことが無い、
とぼやく。そして、手を差し出す。
 だが池澤は、無視。

 仙崎は、バディーでしょ、命を預け合うんでしょ、と言うが、池澤
は、仙崎に命を助けられることは無い、とそっけない。


 吉岡と同室になった仙崎は、吉岡を上段のベッドに移らせ、今まで
吉岡が寝ていた下段を占拠する。そして、池澤について聞く。
 吉岡は、池澤は特救隊(特殊救難隊)。『ながれ』には、一時的に
いるだけで、すぐに救援隊に戻るのだろうと言う。


 池澤は夜、妻・池澤尚子(芳本美代子)に電話する。今夜は泊まり
で、明朝帰る。身体に気を付けるように、と。


 訓練。
 仙崎は池澤に対抗心を燃やすが、歯が立たない。


 平成16年度前期潜水訓練の同期の集まり。
 遅れて到着した仙崎。遠い人は北海道からも来ている。

 仙崎は、鞄から写真立てを取り出す。それは終了時の写真で、仙崎
の胸には、工藤の遺影が抱かれている。
 工藤が亡くなって一年。環菜は忙しくて参加できないと言っていた
と愚痴る仙崎。
 三島(海東健)は、特救隊の池澤とバディを組めるなんて最高、と
言う。
 その会に参加していた、工藤が好きだった看護婦は、工藤と会うま
では、自分の仕事について深く考えなかったが、あれから真剣に取り
組むようになったと言う。
 「工藤の分まで頑張らないとな。池澤さんに認められるように」と
仙崎。


 補給長・岩松大悟(坂本あきら)は北川に聞かれ、池澤と仙崎では
力の差がありすぎて、バディを組むのは無理では?と言う。
 北川は、新人を育てるのかベテランの役目と言う。
 そして、今日は(海が)荒れそうだな、と言う。


 7月8日 22時49分 駿河湾沖 北緯32度 東経 135度
 エイジアントリップ号


 夜、環菜が寝付けずにいると、エリカからメールが入る。海猿たち
の同期会の写真。しかもみんなでお尻を出している。
 あの、呉で環菜を見送ってくれた時と同じポーズ。

 環菜が一年前のことを思い出していると、今度は冬柴康介(鈴木一
真)からメール。「今から出てこられない?」と。


 7月9日 0時13分 第三管区横浜海上保安部

 激しい雨が降っている。

 緊急出動命令。
 仙崎はパイプに頭をぶつけて、集合が最後になる。

 伊豆沖で座礁したパナマ船籍の船の救助活動。
 重油流出の恐れもある。
 船内に人が取り残されているらしい。

 エイジアントリップ号は沈没。
 救命ボートで脱出した乗組員は、巡視船『三笠』が救助。
 だが、船内にまだ2名取り残されているらしい。


 7月9日 4時7分 三浦半島沖 北緯35度 東経 140度 
エイジアントリップ号 海難事故現場

 重油が漏れ、オイルフェンスがはられている。
 『なだれ』も救助準備を整える。

 仙崎は池澤に、潜って重油を飲んだらどうなるか聞く。
 「死ぬよ」と一言返す池崎。

 雨の降る中、次々と海へはいる。
 「焦ってエアーを無駄にするなよ」と池澤。

 一同は船内に入る。


 その頃環菜は、ファミレスで冬柴と徹夜でデザイン画を仕上げてい
た。


 4時41分
 要救助者2名発見。2人とも油まみれ。

 池澤は、若い外国人船員に、"Can you speak Japanese ?" と問う。
 船長は、若い船員から助けてくれと言う。
 池澤は、2人一緒に助けるのは無理。まず、若い船員から助ける。
でも、船長を助けられるかはわからない。最大限の努力をするが、と
池澤は言うと、船員にマスクをかぶせ、先に海に潜る。
 仙崎はすがる船長に、『絶対助けますから、待っていてください』
と言ってから潜る。

 池澤は途中で出会った仲間に、もう一人船内にいると指を立てて示
す。

 池澤と仙崎は、まず船員の救助に成功。
 「仙崎、握手だ」と池澤が言い、2人は固い握手を交わす。
 池澤は、仙崎に先に上がれと言うと、さっさと潜っていく。


 環菜は冬柴と喫茶店で明け方までデザイン画を描いている。
 環菜が雑誌記者からデザイナーになったのは、やはり服が好きだし、
記事書く才能もないしと言う。


 仙崎は、「潜水士になって、初めて人を助けました」と嬉しそう。
 池澤達は空身で上がってくる。船長は助けられなかったのだ。


寸  評  このドラマ、映画を見ていないとちょっと辛いかもしれないです
ね。わたしは、6月に放送した映画をなんとか先に見ました。
 映画のあらすじを書くわけにもいかないので、放送を見逃した人は、
済みませんがビデオでも借りて下さいね。

 あの重油の海に飛び込むの、大変ですね。ドラマでは、ごまペース
トだそうですけど。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先週、紀伊半島沖で船の衝突事故があり、特救隊が船員の救助に向かったけ
れども、火災が鎮火できず、全員亡くなられたというニュースをやっていまし
た。特救隊とか、海上保安庁が、すごく身近に感じました。

 海上保安庁と言えば、巡視船に乗せてもらったことがあります。最初の海の
日、竹芝桟橋から横浜港まで、巡視船での東京湾クルーズでした。途中で、ヘ
リコプターが登場しての、救助パフォーマンスもありました。
 横浜港では市立美術館の先の、普通では上陸することもない桟橋に上がり、
桜木町駅までとても遠かったのを思い出しました。

 でも、今困るのは、『夢で逢いましょう』の記憶が強く残っていて、海上保
安庁も海上自衛隊も一緒に見えてしまうことです。ドラマの中のセリフ、実感
をもって聞いていました。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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