メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME144】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2005/07/20


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2005/7/20 第144号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
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上海での翻訳セミナー

7月16日、中国の上海で「日中交流翻訳・通訳セミナー」を現地の同業者と合
同で開催しました。
日本からは「通訳翻訳ジャーナル」の編集部長・八代様と仲谷が出かけて行っ
て講師を務めました。

上海で日中語間の翻訳と通訳をしている人、または勉強中の人が多く参加して
くれました。

上海の翻訳・通訳業界は一口で言って、日本のバブル期前の状態です。需要が
多くあり、供給が追いつかないため、翻訳者ならびに翻訳会社にとってはビジ
ネス的に嬉しい状態です。

日本でも同じ事を経験しましたが、このような情況では翻訳の品質が多少劣っ
ても仕事になります。しかし、需給が安定してきたとき、コストと品質が他に
勝っている者だけが生き残ります。セミナーではこの点を指摘し、一緒に努力
を継続しましょう、という話をさせて頂きました。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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『翻訳要員として企業に雇われ、手始めに英和翻訳の「要約」をやらされて苦
労した』という話を聞きました。挑戦するのは結構ですが、要約というのはそ
んなに簡単ではないのです。翻訳代に加えて、大意要約料金としてプラスアル
ファーを請求するところです。手始めにやるようなことではないと思います。

それでは問題。The next verification text was carried out at our Bangkok 
Factory, Thailand on February 15. 翻訳は簡単です(ですから省略)。では、
要約はどうしますか。いえ、要約に一般解は存在しないのです。とはいっても、
こういうのは「verification text(実証試験)が着々と進んでいる」という文
脈のことが多いでしょう、おそらく。

でもそうばかりとは言えません。もしかすると「この件は、2月まで放ってお
かれた」かもしれません。「2回目の実証試験は環境の異なる外国工場で行った
のだから、信頼性が高い(あるいは、信頼性が低い?)」と言いたいのかもしれ
ません。どこに力点があるのか、前後の文脈をよく読まないと分らないことで
す。

また、要約文に「2月15日」「タイのバンコク」という詳細情報を含めること
が必要なのか不要なのかは、要約文を読む人のニーズによって決まることで、
他人には全く分りません。「文章を要約する」という仕事は、難しいです。全訳
の方が楽です。

よく引き合いに出すことですが、日本人に、英語ではなく日本語の文章を読ん
で要約するように頼んでも、10人中9人の方がまともにできないというのが現
実です。


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4. 翻訳者日記#34(阿久根)
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「事件簿1」

昨日(18日)の昼前、いつものようにパソコンで作業していたときに、やはり
いつものようにローカルニュースを観ようとテレビをつけました。すると、冒
頭でいきなり、「今朝、吹上浜で鯨が打ちあげられているのが発見されました。」
というではありませんか。砂浜の様子や山の位置などを見る限り、自宅近くの
海岸のようでした。昼ご飯ももうすぐだというのに、私は娘たちに「うちの海
岸だ。鯨を見に行こう。」と行って、3人で飛び出しました。松林に入る手前で、
近所の女性から「ちょっと遠いんじゃない。車でもう少し先まで行った方がい
いかもよ。」と忠告されたのですが、引き返すのが面倒だったので、そのまま海
岸まで歩きました。海岸を見渡せる場所まで出てみると、確かに砂浜に20人程
度の人が見え、その先に大きな物体が横たわっていました。ちょっと遠いけど、
運良く干潮に近かったので、鯨のすぐ近くまで歩いて行けそうでした。娘たち
に「頑張って歩こうね。」と言って歩き始めました。途中、砂浜に出来ている小
さな流れをいくつか渡るときに足がずぶぬれになりましたが、そんなことお構
いなしで歩き続けました。干潮のときに水際まで歩く機会があまりなかったの
で、子どもたちには周囲の地形や砂の様子が新鮮に映っているようでした。

海岸線から500mほど沖合のところにその生物は横たわっていましたが、尾びれ
が波に揺られる様子は、あたかも生きているようでした。テレビの報道による
と、座礁した鯨の種類はマッコウクジラ。体長は約16mで、体重およそ43トン
とのこと。鯨の周囲にはカメラをかついだテレビ局のカメラマンらしき男性、
日傘をさして恐る恐る鯨の様子を観察する女性、携帯電話のカメラで熱心に撮
影を続ける男性など、20人前後の人たち。後ろを振り返ると、砂浜の入口から
歩いてくる人や4WDの自動車で出来るだけ近くまで来ようという人たちの姿が
見えました。私が鯨と人間を観察する一方で、子どもたちの視線は別の場所に
あったようです。突然、「あっ、あんなところに鯨雲があるよ。この鯨はもう天
国に行ったのかな?」と空の雲を指さしました。「本当だね。偶然なのかな。そ
れとも、本当に天国に行っちゃったのかな?」と私も答えました。娘の一人は
学校で学習した「くじらぐも」の一節を口ずさみました。ふと頭に浮かんだの
でしょうね。

体長約16mのマッコウクジラの前では、見物人も赤ん坊同然です。こんなに巨
大な生物が岸から数百メートルのところを泳いでいるのですから、海は人間の
想像を超えた場所なのだと思わずにはいられません。

最近、この近辺で座礁する鯨が多いような気がします。3年半前には14頭のマ
ッコウクジラが座礁しましたし、4月にも珍種の鯨が打ちあげられていました。
「異常気象」や「天変地異」といった言葉と結びつく現象でないことを願って
います。


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5.リンクしよう  
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