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タイトル:Daily Drama Express 2005/06/17 タイガー&ドラゴン (10)  2005/07/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/06/17 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル タイガー&ドラゴン
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山崎虎児(長瀬智也)
 谷中竜二(岡田准一)
 林屋亭どん兵衛(谷中正吉)(西田雅行)
 林屋亭どん太(谷中竜平)(阿部サダヲ)
 リサ  (蒼井優)
 メグミ (伊藤美咲)
 組長  (笑福亭鶴瓶)
 銀次郎 (塚本高史)
脚  本 宮藤官九郎
主題歌  『タイガー&ドラゴン』 クレイジーケンバンド

あらすじ  えーいっぱいのお運びでありがたく御礼申し上げます。
 高座にどん兵衛(西田敏行)が上がる。
 もう30年も昔になりますが、お客様は3人でございまして・・
 そのうち2人は居眠り、あと一人が小便。
 今の若い人は幸せでございますなぁ〜
 品川に白木屋という貸し座敷がございまして、オソメという花魁が
ございまして、、

 ドラゴン&ソーダ
 竜二(岡田准一)が品川心中の落語を始める。
 お客はいつものように誰もいないが、リサ(蒼井優)には白い目で見
られる。
 「店長病院行ったほうがいいんじゃないですか?」
 「俺、落語やったほうがいいかもしれない。そうだ!入門する!」


 まとまった金がいるときは、四方八方に手紙を出して助けてもらう
わけでございます。
 今でいうカンパでございますな。


 手紙が見当たらない竜二は、目の前にあったドラゴン&ソーダのポ
ストカードに“6月吉日入門をお許しいただきたく…”
 ボー然としたリサの肩を叩き
 「今日から店長だ。週末には顔を出すから」と出て行く。


 オソメは心中する相手を探しながら、
 「この人がいいんだけど親孝行だし、
 この人がいいんだけど女房子供がいるし、」と悩む。


 ちびT(桐谷健太)と劉さん(河本準一)と一緒に暮らしていた部屋
を片付け荷物を持った竜二は
 「じゃあね劉さん アディオス!」


 こうしてオソメは心中の相手を決めます。
 これが世にいう品川心中の始まりでございます。


 流星会の組長宅にウルフ商会の力夫たちがやって来たという話しを
虎児(長瀬智也)は聞く。

 日向(宅間孝行)から、ウルフ商会の傘下に入るという身売り話だっ
たと、言われる。

 銀次郎(塚本高史)はあまりの力夫の物言いに、
 「命かけてるんだよ!痩せても晴れても流星会に骨埋める覚悟なん
だよ!」
 と怒鳴りつける。

 「流星会はわしで終わりや」組長(笑福亭鶴瓶)はぼつりとつぶやく。


 谷中邸に竜二が帰って来る。
 一同が竜二のことを歓迎し、入門を請う手紙が額縁に入れて飾って
ある。
 ・という妄想を抱き、
 谷中邸に入って行く。

 すると、

 玄関先に保(菅原大吉)がいる。
 谷中邸の面々はメグミの元夫、保を囲んで世間話に花を咲かせる。

 輪の中に入れずにいる竜二は、「先日お手紙を出したのですが・・」
とか細い声で言う。
 「えっ」と驚いた小百合さんが持っていたTパックを置いたところ
が竜二のハガキだった・・

 「俺の入門とおっさん。どっちが大事なんだよ!」
 「お客さんに決まってるだろ?」
 「ペーペーペーペー泣くんじゃない。見習いなんだから玄関先でも
掃除してろよ。」

 どん兵衛に怒鳴られ、竜二は外に出る。

 メグミがやって来て、「竜ちゃんなんかゴメンネ。もうすぐ保ちゃ
んも帰るし
 そしたら、改めて挨拶するわ。」
 メグミも保の泊まっているホテルに一緒に帰ると聞いた竜二は驚く。


 ウルフ商会の力夫が虎児を尋ねて、谷中邸に入って行く。

 夜、虎児が帰って来る。
 「こんにちは 田辺ヤスオの件ではようお世話になった。どうもお
おきに」
 虎児と力夫は目を合わせて、頭突きをする。

 2階に上がった力夫は虎児に
 「単刀直入に言いますが、あんたうちけーへんか?
 合併といっても、ウルフ商会の新宿支部が出来るという話しや。
 当然流星会の名前も看板もはずしてもらう。うちがほしいのは山崎
だけや。」
 「俺がおたくに行ったら合併の話しがなくなるということか。
 俺がそっちへ行くか。流星会が無くなるか。二つに一つということ
か。」

 廊下で聞いていたどん兵衛と竜二が「お話し中にごめんなさい」と
慌てて入って来る。
 「この男には一日も早く足を洗って堅気になってもらって、立派な
噺家になってもらわないと困るなーと思ってるんです。
 この男にわたしの名前を譲ろうと思っているんです。」
 どん兵衛は竜二の顔を見て、
 「ごめんなぁ、せっかく帰って来てもらったのに、気に入ってるん
だよ
 手放したくないんですよ。
 この男に230万の借金があるんですよ。それを完済するまでは…」

 力夫はどん兵衛を無視し
 「山崎うち来いや、世話になった組長の恩返しになるんだから。」


 どん兵衛は高座に上がり、品川心中を始める。
 ちょっとぉ相談したいことがあるんだよぉ
 おまえが寝ちゃったからおまえにあてた手紙を書いているの
 ・今宵限り自害いたしてあいはて致しそうろう…
 ・自害・・


 そば処
 竜二がメグミに「あと230万あれば、虎児さんは堅気になれる。」
 メグミは怒って
 「竜ちゃんはさぁ誰のために落語をやろうと思ってるの?
 虎児さんのため?お父さんのため?」
 怒っているメグミに驚いた竜二だったが
 「酔いが廻っただけ、風にあたって来ようっと」とメグミは店を出
る。

 竜二はメグミを追いかける。
 「言いたいことがあったらはっきり言ってよ」
 「言いたいことがあるのはそっちでしょ?」
 「聞かないの保ちゃんのこと?帰って来てほしいと言われたの。」
 「言葉が見つからないんだよ」
 「竜ちゃんに何か言ってほしかったわけじゃないもん。」
 「まってよ。メグミちゃん複雑なキャラじゃなかったじゃない?
 キャラなんか関係ない。メグミはアニメでもゲームでもないもの人
間だもの。馬鹿にしないでよ。」
 走って去って行くメグミを見ながら
 「うゎーめんどくせー」


 品川心中を思い出し、ニヤニヤする虎児は組長に、何笑っているの
か指摘される。
 組長に「谷中正吉の前回分の支払いです。」と札束を渡す。

 「粗忽長屋やったらしいな、たいしたもんや、あんな難しい話。
 わしと一緒におったときは一個も面白なかった虎が、今やら高座で
は客をどかんどかん。落語って面白いか?そうやろ?
 あとなんぼ残ってるや?230万か。
 一つ20万やさかい、2×11で最後10万足らんな。
 最後の10万はわしが短い話教えてやるさかい。」


 ウルフ商会の力夫を前に
 「すいません。やはり自分親父さんに不義理は出来ません。
 この間の話なかったことに、、、」
 「そんなんあかんわ。わし全部話してしもうた。まぁいいわ。
 そういうことなら流星会潰すだけや」


 喫茶店よしこ
 高田亭馬場彦(高田文夫)とジャンプ亭ジャンプ(荒川良々)から
230万あれば、堅気になれると聞いた師匠が、芸能協会にカンパを
呼びかけたために集まったお金を虎児に渡す。
 「気持ちは嬉しいけど、優しくされるの馴れてねーんだ。」
 虎児はお金を受け取らずに帰る。


 師匠を前に、虎児と竜二は品川心中の講義を受ける。
 「今のおまえらの顔には福がないな。おかしくもないのに笑えねー
し。」
 「ダメだって。笑うんだよ。どんなに追い込まれても平気で笑って
いられるのが本物なんだよ。」
 「この間、俺に名前をくれるとかくれないとかいう話、俺は師匠が
俺のためにつけてくれた小虎という名前が大好きだ。」
 「やっぱ勝てねーなー」と竜二は言う。

 「ごめん下さい」
 玄関先に保さんがやって来る。聞けばメグミが帰って来ないとのこ
と。
 勿論谷中邸には居ない。
 気晴らしに友達とドライブに行ったけど、出掛ける前に見ていた携
帯サイトには“レンタン”の文字が・・
 「自殺志願サイト?」

 虎児の携帯が鳴る。
 竜二と保はメグミを捜しに車に乗り込む。

 メグミは男4人と共に山奥へやって来る。


 虎児は組長宅へ急ぐ。組長は血を流してソファの上で横になってい
る。
 部屋の中はメチャクチャ
 この場に日向がいないことを不信に思った虎児が聞くと
 実は日向も先週襲われたことを知る。
 肘と右肩、あばら骨が3本いかれてて入院してると。

 「どうするんですか?兄貴ここまでされて黙ってるんですか?」
 銀次郎が悲痛な顔で虎児に言う。組長は行ったらあかんと止めるが
 「うるせー」
 虎児と銀次郎はたった二人でウルフ商会に殴り込みに行く。


 小虎の演目時間だが、小虎は出て来ない。
 楽屋ではどん兵衛が落胆していると竜二がやって来る。
 着替えようとしている竜二を「おまえ見習いだろ」と止める。
 竜二は頭を下げ、
 「面白い話を面白く話したいんだ。自分のためにやってるんだ。
 自分のためにやってるんだ頼む」


 高座に小竜が上がる。
 林屋亭小竜、恥ずかしながら戻って来ました。

 品川にオソメという花魁がおりまして、これがまぁ黙っていると超
のつく美人。
 まぁ喋ると少々なまりがキツイ青森の産まれなんですが、
 男どもと手紙を交わし約束をとりつけた、今で言う日帰り旅行
 ところが男どもには別の目的があった。
 そう、レンタン自殺。
 一人じゃ死ぬ勇気がねーって、道連れを募って心中しようとしまし
た。

 オソメの情夫であります反物屋の竜と昔なじみの保が、奉行所の助
けを借りてオソメの行方を追っておりました。

 「おーい、メグミちゃ〜ん」

 メグミの幸せそうな寝姿を見ていた男たちは、やっぱり死にたくな
いと思い直し車から逃げて行く。

 やがて朝になり、メグミが目を覚ますと回りを男達が取り囲んでい
た。

 「ここどこ?助けてー」
 メグミは驚いてその場から逃げる。

 メグミが逃げていると保の姿が見える。
 「あっ保さん。怖かった、メグミ怖かった」
 メグミが抱きつくとその衝動で保が木に腰を打ちつける。
 「腰が抜けてしまったぁ〜」


 会場から大拍手が。
 「腕を上げたなぁ小竜」


 喫茶店よしこ
 どん兵衛が竜二を前に虎児のことを心配する。
 「三年ぶりのわりにはたいしたもんだ」
 「とりあえず、入門は認めてくれたんだ」
 喫茶店のテレビを眺めていると衝撃の映像が、
 「ウルフ商会に男が侵入…今入った情報によりますと
 男は新宿流星会の山崎と名乗り・・」

 ウルフ商会の事務所の中で、暴れまわった虎児と銀次郎は最後の
一人を起き上がれない状態にする。

 「兄貴…」
 「虎だよ。二代目・・」
 虎児は銀次郎に深々と頭を下げる。

 ウルフ商会を出た虎児は少し笑いながら警察に連行される…


寸  評  新宿流星会が二代目銀次郎になりました。
 しかし、流星会とウルフ商会で、同じヤクザなのにトップが違うと
違うものですね。
 落語とヤクザなんて全然畑違いなのに、違うフィールドで認められ
る虎児はすごいなぁ。

執 筆 者 田村()

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2. 編集後記
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 遅くなっております。申し訳ございません。
 ボーナスをもらいました。欠勤をしていたことを忘れていたので思ったほど
多くなかったです。でも、あまり働いてもいないのにもらえるのはありがたい
ですね。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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