メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2005/06/26 あいくるしい (最終回)  2005/07/13


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/06/26 (Sun) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 日曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル あいくるしい
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 真柴由美(原田美枝子)
 真柴徹生(竹中直人)
 真柴明示(杉浦直樹)
 真柴みちる(綾瀬はるか)
 真柴豪 (市原隼人)
 真柴幌 (神木隆之介)
 真柴唄 (松本梨菜)
脚  本 野島伸司
主題歌  『ベンのテーマ』Micheal Jackson

あらすじ  最終話「なみだのバトン」

 家族揃って真柴家の墓を掃除している。明示(杉浦直樹)が墓には
なるべく来た方がいい、困った時には顔も知らないご先祖様の前に立
って手を合わせてみなさいと言う。徹生(竹中直人)は(手を合わせ
るだけでなく)一生懸命努力して汗水たらして頑張ってから墓参りに
来るようにと言う。子どもたちは二人の言葉にうなずき「真柴由美
(原田美枝子)に誓って」と約束する。


 『ねえねえご先祖様って一体どんな人がいたんでしょ。子どもの頃
はどんなことを考えていたんですか。もしかして僕のような子どもも
いましたか?世界のすべての人が幸せになるといいな。』

 小学校の校庭。幌(神木隆之介)が天野未来(大後寿々花)に「虹
色の戦士」である証の最後のビー玉を渡したことを花井耕作(春山幹
介)から責められる。幌と南雲愁(本郷奏多)・羽生章司(中屋力)
・原沢聖子(後藤果萌)は賛成する。

 未来は自室で幌から貰った赤い靴を履いて立ってみるが倒れてしま
う。

 坂巻奈々(志保)がビー玉の件で賛成した聖子を心配して話しかけ
る。聖子は幌が好きなので、幌が未来にビー玉をあげたことでショッ
クを受けていないかを心配したのだ。聖子はもうじき東京に引っ越す
と洩らす。

 原沢家。東京に引っ越す篤(浅野和之)を徹生と花井芳夫(高橋克
実)が手伝っている。離婚した妻・千秋(南果歩)のアパートの近く
に引っ越す予定。

 ボクシングの練習をする豪(市原隼人)に中川竜一(萩原聖人)が、
明日、竜一の母校でスパーリングの練習をするからと言う。豪はジャ
ブもスパーリングも習っていないので不安になる。

 真柴家。携帯でみちる(綾瀬はるか)と矢口淳一(小栗旬)が話を
している。
 淳一の腹違いの兄・瀬戸政希(田中幸太朗)が医療ボランティアで
海外に行くと院長宛に手紙を残していなくなったという。淳一は政希
がみちるの所に言ったら教えて欲しいと頼む。

 天文台。幌が明示に未来からの最後のなぞなぞの答えを相談してい
る。明示は星の本を広げて、未来はとても感受性の強い子かもしれな
いと言う。なぞなぞの答えは「くじら座のミラ」、「不思議なもの」
という意味で、ミラは星を1つ連れているが、近すぎて1つにしか見え
ない、もう1つは死んだ星(燃料を燃やし尽くした)と説明する。

 真柴家。豪がみちるに園子(原田・二役)に芝居をしてもらい悪者
になってもらったことを明かす。

 天野家。幌たちは未来を散歩に誘う。

 由美の墓の前。豪は木崎ほのか(沢尻エリカ)にスパーリング前の
不安を洩らす。

 湖のほとり。未来は子どもたちの前で自分の名前未来(ミラ)は星
座からつけたと自己紹介する。すると幌は「ミラは君が自分でつけた
名前でしょ。クジラ座のオレンジ色の星ミラ、不思議なものっていう
意味だよね、歩けないんじゃない、歩かないんだ。君の本当の名前を
教えて」と言う。

 真柴家に1組の男女が尋ねて来る。

 未来はポツポツと語り始める。幌が「ミラは二つの星。もう1つ
は?」と尋ねると未来は「死んじゃったの」と答える。

 真柴家。未来の母(山下容莉枝)がみちると徹生に未来(ミキ)が
歩けなくなった真相を語る。5年前に姉弟で事故に遭い、息子は即死、
仲の良い姉弟だったので、未来はショックを受けた。両親は腫れ物を
扱うように未来に接し、学校に行きたくないと言えばその通りにして
きた。事故後未来は心が開けなくなってしまったので、大変なことに
なる前に連れ戻したいと言う。

 真柴家。みちるは聖子の携帯に連絡しようとしてみると、明示がそ
れを止める。明示が子どもたちに任せてみませんかと提案する。明示
は昨日孫に言ったんです、その子は感受性が強くて優しくすると逆効
果になるかもしれない、本当の優しさは責任感を伴うものです、言葉
の慰めはその場限りのもの、本当の優しさはずっと見守る相手への深
くて強い気持ちが必要、それを聞いて幌はじっと考えていましたと語
る。
 徹生が「ガキにはガキの世界でしか救えない物語があるんじゃない
ですか」と付け加える。

 湖のほとり。未来は弟がかわいそうで、生き残った自分を責めて足
を動けなくした。愁は弟は喜ばないんじゃないかなと言う。未来はい
っぱい血が出てきて冷たくなってと弟の死んだ時の様子を苦しげに話
す。幌が由美の臨終の様子を語り、幌は未来の弟の言葉を代弁する。
「僕の分まで幸せになって。泣いたりしないで笑って。立って僕の分
まで元気に走って」と言うが、未来は「できないよ」と言う。そばに
いる虹色の戦士たちも口々に未来を励ます。

 幌が未来の両手を持つと未来は立ち上がり、一歩ずつ足を出して歩
く。子どもたちは喜び合う。聖子はこれでよかったという顔をする。

 スパーリングをしている豪。1発も当らないと投げやりになってい
る。豪は殴られてばかりだったが、練習の成果が出て1発打ち返す。
相手は倒れて動かない。

 みちるの元に政希が現れる。淳一が絵描きになると言い出したので、
自分が先に海外ボランティアに行くことにしたと話し、自分のバイク
を豪にやると言って置いて行く。みちるは帰っていく政希を呼び止め
て「待っててあげる」と言う。

 ほのかの部屋。怪我をした豪の手当てをするほのか。豪はほのかを
抱きしめ「俺の勝利の女神、ずっと俺のそばにいてくれ」と言う。

 みちるは幌を伴って「ひがしやま」で働く園子に会いに行く。

 園子の部屋。みちるは「また父と会っていただけませんか?」と頼
む。園子は「何を言ってるの」と拒むが、「もし会いに来たら友だち
みたいに」と再度頼み「さみしい気持ちは止められない。いけないこ
とだと知っていてどうしようもなくてあなたに会いに行ってたとした
ら、自分の親にさみしく暮らしてって言っているようで、唄の母親代
わりって言っても私も子どもだったりして唄が寂しいのを止めるのは
私のエゴかも」園子は「あんたそういう性格損するよ。辛いこと自分
から折れようとしちゃうと人生損するよ。お母さんを思って生きるの
は幸せじゃないか。それ寂しいって思うのおかしいじゃないか。お父
さんだって唄ちゃんだってそのうち平気になるから」と答える。みち
ると幌が部屋の外に出ると、徹生がいた。

 引越しの準備をしている聖子と幌は偶然道で会う。幌は聖子に「さ
よならは言わない。ずっと友だちだから」と二人は握手する。

 原木駅。ホームには千秋と裕太(武井証)が迎えに来ている。徹生
・芳夫・明示・みちるが篤と聖子を見送りに来ている。篤は千秋とよ
りは戻っていないが、東京で住むアパートは千秋が探してくれたと言
う。芳夫と徹生は篤に東京でダメだったら戻って来いと言う。

 列車の中から千秋が聖子に「あそこ」と指を指して教える。列車の
外の道には虹色の戦士たちがビー玉をかざし聖子を見送っている。聖
子は窓を開けて「ありがとう、またね」と叫ぶ。

 戸別地区対抗運動会。3世代対抗リレーで真柴家の第1走者は明示、
徹生、幌と走り4番走者の唄が転んでしまう。応援に来ていた園子が
唄に「起きて。立って」と声をかけ唄は立ち上がり走る。

 『僕は今日今までどうして涙が出ないのかわかりました。涙は頑張
って流すものではなくきっと気がついたらこぼれているものなんです
ね。そしてそれは自分のためじゃなく、ほら、こんな風にお姉ちゃん
がほらみんなも。僕は体の力がすっと抜けました。どうしてってそれ
は、もしも世界を救う人がいるとしたら僕だけじゃなく』

 5番走者みちる、6番走者の豪が走り1着でゴールする。


寸  評  全体を通して大きな盛り上がりもなく、淡々としていたかなと思
います。
 悪役も登場せず全部良い人という感じだったので、単調に感じたの
かもしれません。
 第1話では「田舎」であることを強調していましたが、田舎である
のに方言もなく標準語で話し、老人人口が多いはずなのに老人は明示
しか登場しないのは、リアリティが乏しい気がしました。
 見ている側としては、由美そっくりの園子を唐突に登場させるより
も、由美の死期をもう少し延ばして家族の絆にまつわるエピソードに
した方がよかった気がします。
 再放送で「ウェディング・プランナー」を見ていたら飯島直子の子
ども役で神木隆之介が出ていました。いつ見ても笑顔がかわいい男の
子で出てくると画面がなごみます。

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 春のドラマが最終回になりました。「汚れた舌」の涼野杏梨(森口瑤子)と
杏梨(牧瀬里穂)が激しくなじりあう関係だったのに、最後に一緒に働くよう
になる展開があり、驚きました。
 「赤い疑惑」の最終話を見ました。冬から春の設定だったので、藤原竜也ら
がコートを着ているシーンは、見ていて暑さを感じました。夏に冬の設定ドラ
マを見ると、着ている物が重いので暑苦しく感じます。ドラマなので、何でも
ありだと思うのですが、放送の季節を配慮してほしいと思いました。作り方は、
山口百恵のドラマをすべて踏襲しているように感じました。視聴率はイマイチ
だったそうですが、「anego〜アネゴ〜」と放送時間帯がかぶっていたことが、
敗因だったのでしょうか?確かに「anego」の方が来週はどうなるの?と回を
追うごとに、次の週の方が気になりました。
 夏のドラマは何を見ようかなと思っています。あらすじ担当は「女系家族」
で、初回から2時間スペシャルということで内容が濃そうな感じで期待してい
ます。原作を読みましたが、かなり面白かったです。(たま)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。