メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 7月3日号  2005/07/03


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           ■虹の向こうに妻がいる■
               
            2005年7月3号星期日  購読者634名

新婚生活出産に子育て  ■ ■ ■ ■ ■  新婚生活出産に子育て


 みなさんこんにちは、杜国朝です。

 私達夫婦の番組が放送された後の反響についてですが、いろんなかたち
となって現れています。
 ご近所さんが好意的に接してくれるようになったということ。
 妻と同年齢くらいの子持ちの奥さんが良い感じで接してくれるようになっ
たこと。

 私はごくごく限られた人にしか、この番組が放送されることを明らかには
しませんでした。
 会社の同僚に話したところで冷やかされるのがオチだし、親戚関係には
未だ披露宴も開いていないし。
 実家の近所にも正式にはお披露目していないしで。

 だけど、親戚からも実家の近所からも嬉しい反響ばかりいただきました。
 今回の番組はドキュメントということもあってか、ヤラセは一切ありません。
 すべて事実に基づいているわけですが、この番組の中では妻が本音をぶ
ちまけているシーンもあります。
 私もその言葉につい興奮してしまい、

 『バカヤロー!』

 と叫んでしまっているシーンをカメラマンに収められてしまいました。
 我が家ではDVDに番組を収めまして、それを何度も観ているわけですが、
このシーンがくると妻は必ずといって私を突き飛ばしてきます。
 まあ、良い思い出になりましたけどね。

 またしばらくしてから勤務中に上司から呼び出しを食らいまして、なんや
ろうかと出頭していきましたら、会社のほうにぜひ私と連絡がとりたいとの話
があったと。
 勤務先は番組のなかでは言わなかったのですが、会社の制服が映像に
出ていまして、地元の人からはそれがバレバレにわかっちゃうんですよね。

 それで会社に電話がかかってきたようなんです。
 これをきっかけとした新しい出会いというものもあるのでしょうか。
 おもしろ半分で有名人を気取っていましたが、まあこの番組を観てほの
ぼのとした気分になってもらえれば、私はそれでいいと思っています。
 
 この番組をぜひ全国の皆さんに観ていただきたいという思いを持っている
わけですが、個人的に対応していきましょうか。
 著作権の絡みがあっておおっぴらにはこんなこと書けないわけですが、観
たい人います?
 この程度にしておきます。

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【夫婦の役割分担・財布はどちらが握るか】

 -その三回目-

 前回ではパチンコ・パチスロについて書きましたが、良い時があったとしても
やっぱり博打ですから、総じて勝つことはありえないわけです。
 私の携帯にもいろんな攻略会社からの勧誘がかかってくるのですが、あれ
って十中八九はコンコンチキのインチキイカサマ野郎ばかりです。
 こんなところでもお金を使いましたね。

 もっともらしいことを書いた攻略法がありますが、まともなことを書いたものな
んてありゃしません。
 それに気づくまでは、ずいぶんと授業料を払いましたね。
 誰しもが遊びながら金儲けができれば、これ以上のことはないと考えるとこ
ろに落とし穴があるのでしょうか。

 最近ではゴト絡みの内容が増えてきているようで、たとえば体感機の販売
を電話で展開しているところが多いそうな。
 一台100万円と軽く言って売っているところが恐れ入ります。
 仮に出たとしてもこれは犯罪ですから、やっぱりまずいです。
 家庭が崩壊します。

 職を失います。
 いまのところには住めなくなります。
 それほどのリスクを背負うことになります。
 だからやめたほうが良い。
 いまは正攻法でやるようにしています。

 イベントはどうだろうか?

 マジでやっているところと、ガセでやるところなどいろいろとあります。
 ガンガンとホール内でアナウンスしている割には出球がない。
 台そのものの調子が出ていないということもあるかもしれないが、やっぱりここ
はガセなんじゃないのかと疑いたくなるようなホールって多い。
 私の住むところは等価交換の店ばかりで、そのせいかどうしても出が渋い。

 だから最近では、県外の六枚交換とか七枚交換の店に行くようにしている。
 かなり出しても交換するときにはガッカリすることが多いのだが、出すときの興
奮を味わいたいならばこれがいちばんなのである。
 立ち回りってとても大切です。
 あと、自分なりの勝ちパターンを考える必要がある。

 私の場合、よく失敗することとしてこんなのがある。

 中途半端に出るとそれを基にして大勝したいという欲望にかられる。
 それをそのまま持って帰っていればおいしいものも買えるのに、欲が出たがため
にハコにしてしまい、トホホッと肩を落として帰ることになるのだ。
 あの時止めていれば・・・と後悔しても、それは既に遅い。
 『台移動自由!』と書かれたホールの狙いは、実はここにあるのだ。

 いままでにパチンコ・パチスロを止めようと思ったことは何度もある。
 実は私は、いちどこれを止めることに成功しているのである。
 そのときには実際のパチスロ機を購入して、自宅で存分に楽しむということで
成し得ているのである。
 これで数年かは止めることができたというか、すっかりこの世界を忘れていた。

 それがなぜ復活してしまったのか?

 何気に仕事中にクルマを止めてホールに足を運んでしまっていたのだ。
 それでいくらもしないうちに、ボーナスがかかってしまったのだ。
 こんな単純な場面で簡単に復活してしまったのだ。
 俺ってこの遊びに向いているんじゃないのだろうかって。

 楽しみながら金儲けができるという、この相反する関係に人々は魅了され続
けてきたのであろうか。
 トラックで街中を走っていると、平日のお昼だというのにパチンコ屋の駐車場は
クルマで溢れかえっていたりして、いったいこの世はどうなっているんだと嘆くことが
よくあるのだが、この人たちはどうやって生計を立てているのだろうか。

 毎日勝てるわけなどないわけだし、大変な状況の人がとても多いと容易に想
像できるのだ。
 隣に座った人がいくらでも紙幣を突っ込んでいる姿を見たとき、

 『おいおい! 熱くなるんじゃねぇぜ!』

 と、指を左右に振る自分がとても大人に思えるときがある。
 カイジのなかの台詞ではないが、勝負は熱くなった時点で負けだというのを自分
ではわかっているのだが、なかなかクールには対処できないんだよなぁこれが。
 これでほとんどの方々が、この遊びに失敗しているわけだ。

 今回もパチンコ・パチスロを止めるという条件でパチスロ機を妻に許可を得て買
うことにした。
 私の好きな『アントニオ猪木自身がパチスロ機』である。
 もう、私の住むところにはこのパチスロ機は置いてない。
 あるところには、まだ現役で置いているらしいのに。

 これを当然のことながらに高設定で楽しんでいるのだが、これがどうして思ったほ
どに出がよくないのである。
 これだと高設定が入っていたとしても、案外わからないで席を立ってしまうことが
多いなぁというのがわかってきた。

 ホールでやっているときはすごい引きを演じていたのであるのだが、あれって単に
状態がよかったということにすぎないのである。 
 設定6だからといって昔の台のように安定した出方はしないのである。

 そんなことがわかってくると無理にホールに行ってお金を使わなくなるというのが私
の考え方で、少々高いかもしれないが現役の人気機種を購入して現実を味わう
のがよい方法である。

 話は変わるのだが、パチンコ・パチスロは日本人にとっては馴染みの深い遊びなの
であるが、外国人にとっては理解できない遊びのひとつであるらしいのである。
 特にパチンコにおいては、単なる玉の動きを見てどうしてそんなに面白いのか訳が
わからないということを彼らは言うらしい。

 妻もそんなところがみられる。
 家でパチスロを打たせるとこれが結構引きが強くて、案外本番にも強いんじゃない
かと思えるほどにボーナスを引きまくっている。
 結局のところ、欲を持てば持つほどに価値から遠ざかっていくのであろうか。
 攻略本を読めば読むほど勝てないような気がするのは、私だけであろうか。

 私はパチスロしかやらないのだが、近頃のパチスロは液晶画面が付いて、しかもそ
れがとても綺麗である。
 だからコインの出がそれなりによければ、おもしろくておもしろくて台に釘付けになる
のはごくごく当たり前なのである。
 わかるかなぁ。わっかんねぇだろうなぁ。

 だから止められないんだよなぁ。

 - 続く -
 
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