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◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2005/07/02 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信(第132号) http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員が 本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●三匹の子猫 井上さんが、子猫三匹拾ったそうだ。 「近くの川に捨てられていて、見て見ぬふりできなくて、拾ってしまいました。三 匹も飼うつもりなかったけど、まさか一匹だけ拾って、他の猫を置き去りになんて できないじゃない。猫を飼うのは、はじめてではないが、三匹を飼うのははじめて。 土地も広いし、プレハブとはいえ一応持ち家なので、猫三匹くらい育てられるさ。」 三匹のうち一匹は、最初から弱っていたそうだ。 家に連れて行ってからも、ほかの二匹に比べ、餌もろくに食べられなくて、衰弱し ていった。 「一匹が重症で、動物病院に連れて行ったけど、手遅れで死んでしまいました。人 間の三つ子を育てたことがないから、猫三匹は想像つかなかったな。人間用の粉ミ ルクを買いに行った時、いつの間に井上さん赤ちゃんができたんだろうなんて、思 われたかもな。」 井上さんは、若い独身男性で子育て経験なし。 屋久島で猫用品があまりないと思い、東京の実家から猫グッズを送ってもらったと いう。 ところが、屋久島にも猫用品が、意外とあることを知ったそうだ。 屋久島に移住して数ヶ月しか経っていないので、島の事情があまりわからなかった という。 しかも、生まれてから間もない子猫。 ねこまんまが、食べられるようになるまでは、粉ミルクを飲ませた。 厳密に言うと、猫用の粉ミルクが良いに決まっている。 井上さんは、猫用も人間用も両方飲ませている。 コップに、粉ミルクを入れ水で溶く。 子猫の顔を、コップの中に入れる井上さん。 http://www.yakushimapain.co.jp/a2005koneko.htm 「子猫たち」 「子猫たちは、全部オスだよ。」というので、私が見るとメスだった。 死んでしまった子猫はオスらしいけど、やっぱりあとの2匹はメスだった。 これには驚き。 井上さん、本当に飼ったことあるのかな。 メスは子供を生むから、捨てられてしまうのか。 「無責任に子猫を捨てるなんてひどい。死んだ一匹の子猫は犬にかまれたのか、サ ルにいたずらされたのかわからないけど傷があった。この2匹が大きくなったら、 避妊手術しますよ。」 井上さんの体を、木の代わりにミャーミャーよじ登っている猫たち。 今は小さいので家の中で、箱入り猫として飼っている。 井上さんの家は、周りが森。 森の中からサルが出てきて、子猫たちを窓越しに覗き込んでいたそうだ。 「サルに襲われたらまずい!」「早く女の子の名前付けなくては!」と、すっかり父 親気分。 子猫3匹は、柄もシッポの形も大きさも一緒だった。 グレーっぽい色のサバ柄。 一匹は死んでしまった。 一匹はやんちゃな顔。 一匹はおとなしい顔。 「今は離乳食も食べています。そろそろトイレのしつけもします。」と、部屋のあち こちに転がった、チョコボールのような糞、かりんとうみたいな糞を拾いながら猫 かわいがりしてた井上さん。 甘党の井上さんに差し入れで持っていった、チョコボールとかりんとうを渡しそび れて帰ってきてしまった。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町1丁目8番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |