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===================================================== 発行部数 23 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/06/22 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル anego〜アネゴ〜 局 名 日本テレビ系 放映日時 水曜22時 キャスト 野田奈央子(篠原涼子) 黒沢明彦(赤西仁) 沢木絵里子(ともさかりえ) 沢木翔一(加藤雅也) 長谷川真名美(市川実和子) 早乙女加奈(山口紗弥加) 加藤博美(戸田菜穂) 原 作 林真理子 脚 本 中園ミホ 主題歌 − あらすじ 野田奈央子(篠原涼子)は飛び降り自殺をしようとする沢木絵里 子(ともさかりえ)を必死に説得し自殺を思い留まらせる。 しかし、そのことで奈央子の不倫騒動がマスコミに取り上げられて しまう。 翌朝、奈央子は責任をとり退職願を提出する。 同僚達は納得がいかない。坂口部長(升 毅)は、困ったあげぐ騒ぎ がおさまるまで自宅待機を命ずる。 加藤博美(戸田菜穂)や他の女子社員達は奈央子のために自分達で 出来ることを考え、署名を集める。 黒沢明彦(赤西仁)の携帯に奈央子の父:野田茂太(ベンガル)か ら電話がはいる。 「黒沢君、奈央子はどうしていますか?」 奈央子が実家へ帰ってくると家にはマスコミが押しかけてきていた。 奈央子へコメントを迫る記者に母:野田厚子(由紀さおり)は「う ちの大事な娘に何をするんですか。おとといきやがれ!」とマスコミ を追い払う。 家へ入り奈央子は「ごめんなさい」と謝る。厚子は「何があっても、 奈央子はお父さんとお母さんの自慢の娘だから。それだけは覚えてお いて」と言う。 そこへ、茂太に呼ばれた黒沢が訪ねてきた。 4人で食事をとりながらモンゴル赴任のことを話す。黒沢は茂太と 厚子に奈央子へプロポーズしたことを打ち明ける。茂太と厚子は驚く が4人は和やかなムードになる。 博美は坂口と別れることを決意。 「今度は本気なんだろう?」 「はい。野田さんを見ていて、私もこのままではいけないと思った んです。楽しかったです。3年間、ありがとうございました。部長、 最後に1つだけ約束してください。禁煙だけはずっと続けるって」 「わかった。約束する。」 博美は涙を見せながらも坂口との関係を終わりにした。 一方、沢木家では絵里子が沢木翔一(加藤雅也)に離婚を告げた。 「離婚しましょう。私達が出直すためには、この方法が一番良いと 思うの。一人で頑張ってみる。」 「わかった」 奈央子はモンゴルについてインターネットで調べる。 「ついていっちゃおうかなぁ。モンゴルの花嫁か・・・」 モンゴル衣装を身に着け、黒沢と仲良く笑っている姿を想像し、ニ ヤける。 翌日、自宅謹慎の処分が解けて奈央子は出社すると、博美達から人 事部長に提出するという300人以上もの署名を渡される。「みんな。 本当にありがとう。みんなの気持ちは嬉しいけど、その気持ちで充分」 とお礼を言う。 だが、奈央子は退職を希望する。坂口は「何も辞めることは」と言 うが奈央子は「もう決めたんです。」と答える。 博美は黒沢をみて「ひょっとして寿退社?」と言うと黒沢は「え?」 と驚く。 奈央子は、署名の中に絵里子の名前を見つけ、絵里子の自宅を訪ね、 表札が『鈴木』になっていることに気づく。 奈央子は絵里子が署名してくれたことが嬉しかったと伝える。 表札のことを聞くと、絵里子は離婚したことを告げた。 「私、現実から逃げて結婚しました。結婚はゴールじゃないし逃げ 道でもないのに。そんな結婚だったから彼を幸せに出来なかったんで すね」 「私、絵里子さんが羨ましかったな。私が欲しいものを全て絵里子 さんは持っていたから」 「私は奈央子さんが羨ましかったです」 「ね。絵里子さん、幸せって何なんだろうね」 「それが解っていれば離婚しません。けど1つだけ、自分が幸せじ ゃなかったら誰かを幸せにすることは出来ない」 いつもの立呑み屋『金太郎』で、長谷川真名美(市川実和子)は黒 沢にプロポーズの相手が奈央子か聞いた。黒沢は「はい」と返事する。 真名美は「良かった奈央子さんで」と応援する。 そこへ、博美、早乙女加奈(山口紗弥加)、中野早希(小西美帆)、 立花渡(山口馬木也)が入ってきた。博美は「で。黒沢君どうなって るの?」と黒沢に聞くと、黒沢は「まだ、アネゴから返事もらってな いんです」と答えた。相手が奈央子だと知り驚く加奈達。立花は 「22で人生の墓場ぢゃん」と言い、加奈達に反感をかってしまう。 黒沢の携帯が鳴る。相手は奈央子だった。みんなは気を利かせて先 に帰る。 黒沢が待っていると奈央子が金太郎へやってきた。 「この間は大事な話の途中で寝ちゃったりして、ごめんなさい」 「いつ返事くれるか待っていました。すごい長い5分間でした」 「黒沢君、あれからずっと考えていたんですけど、やっぱり無理で す。結婚できません」 「1つ聞いていいですか。俺、ダメなところとか言ってくれれば直 します。やっぱり、それでもダメですか」 「黒沢君がダメなんじゃなくて、私がダメなの。沢木さんと絵里子 さん離婚したの。人の家庭を壊してまで黒沢君と結婚は出来ない」 「俺、待ってます。それっていつ時効なんですか。奈央子さんの気 持ちは何なんですか」 「それは・・・私が黒沢君と結婚したらヤキモチ焼いちゃうし、若 い子に目移りしちゃうんじゃないかとビクビクしちゃって。黒沢君の こと幸せに出来ない」 「本当にそう思っているんですか?俺は奈央子さんといると楽でほ っとします。でも、幸せになるってそんなに大変なんだ。」 「私にとってはね・・・」 黒沢は奈央子とモンゴルに行っても尻尾を巻いて帰ってこないと約 束をした。 翌日。奈央子の退職日。 真名美達は黒沢の結婚を断って会社も辞める奈央子の気持ちがわか らないと言うと、奈央子は「ちゃんとケジメをつけてからでないと先 に進めないの」と答えた。 ロビーまで行くと女子社員達が奈央子を待っていた。花束を貰い、 みんなに見送られ奈央子は東済商事を去った。 〜 野田奈央子33歳独身無職。これで全てを無くしてゼロになりまし た。 『もし、誰かを幸福にしたかったらその人の持っている物を増やさ ずに欲しがっている物を減らしてあげればいい』と詩人のセレカは言 っています。私が一番欲しがっていたのは結婚でした。でも、まずそ れを欲しがらないというところからリセットしてみようと思います。 「私、もうジタバタしません」 〜 黒沢が旅立つ日。 立花が見送りにきた。 立花は「なんでお前、ふられたの?」と聞くと「俺、まだ諦めたわ けではないですから。アネゴが楽になるまでモンゴルで待ちます」と 答える。 そして「立花さんも、あんまり無理しすぎると大切なものをなくし ますよ」という。 奈央子は派遣社員として色々な会社の面接を受けるが不倫騒動のこ とがあったため、なかなか採用がされない。やっと、小さな会社に就 職が決まる。 モンゴルに行った黒沢は奈央子に近況などのメールを送り続けた。 『拝啓、アネゴ。お元気ですか?モンゴルについて3日が経ちまし た。モンゴルにもアネゴが居ました。工場の女社長です。聞くところ によると彼女がめちゃくちゃ厳しいので前任者が逃げ出したそうで す。』 『拝啓、アネゴ。お元気ですか?大変です。カシミヤがありませ ん。』 『言葉や文化の違いはありますが、僕は逃げません。アネゴと約束 したから。』 その頃、奈央子は通帳と睨めっこ。黒沢のメールを読みながら「私 も頑張ろう」と言う。 『拝啓、アネゴ。お元気でした。今日はヤギの放牧を手伝いました。 ヤギとはすぐに仲良くなりましたが、現地の人に心を開いてもらうの は大変です。まず、酒を飲まされます。こちらにきてから、僕は随分 お酒が強くなりました。僕は逃げないで頑張っていますから、アネゴ もたまには返事をください。』 ”拝啓、黒沢くん。元気で頑張っているようで何よりです。それで はまた。” 『拝啓、あねご。返信ありがとうございます。2行のメールをもう 100回以上読みました。』 その頃、奈央子の職場では他の社員達が奈央子のことを『姉貴』と 呼び始めた。 『拝啓、あねご。僕は一仕事やり遂げました。工場のアネゴも誉め てくれました。僕はこのまま尻尾を巻いて帰るのは悔しいので、逃げ ません』 秋になり、奈央子は久々に金太郎で博美たちと再会し楽しい時間を 過ごす。 ”拝啓、黒沢くん。金太郎で久しぶりにみんなと会いました。加藤 さんが総合職試験に受かったお祝いです。真名美さんは全契約社員の 先頭に立って、正社員への扉を開くように会社と交渉しているそうで す。加奈さんも早希さんも頑張っています。黒沢くんも頑張ってくだ さい” 『拝啓、アネゴ。アネゴはどうしていますか?』 冬になり奈央子は契約延長が決まり喜ぶ。 クリスマスの日、同居している同僚が勝負服を着てパーティーに出 かけるが、奈央子は一人でビールを飲み、お祝いする。 「派遣の契約更新おめでとう。奈央子、メリークリスマス。カン パーイ。」 翌年の春。 『拝啓、アネゴ。僕はまた、カシミヤの調達に草原へきました。こ っちにいると時間がゆっくり流れます。ゆっくりとした時間の中で、 今日するべきことをする。それが僕には合ってるみたいで、青い空を 見て、幸せだなって思ったりします。』 ある日、奈央子と黒沢の元へ立花と加奈から結婚披露パーティーの メールが届く。 そんな時、街でばったり翔一と会う。真琴の誕生日のプレゼントを 持っている翔一。絵里子も頑張っていることを聞く。 立花と加奈の披露パーティー。 久々に黒沢はみんなに会うが奈央子の姿が見えない。 奈央子が遅れて会場へ駆けつけると立花と加奈に「司会者にドタキ ャンされちゃったんです」と言われる。 披露パーティーが始まるが奈央子は現れない。 「それでは、只今より立花家、早乙女家の結婚披露パーティーを始 めたいと思います」 その声に気づいた黒沢が司会者の方を見た。 「本日の司会を務めさせていただきます。野田奈央子と申します。 みなさまどうぞよろしくお願い致します」 パーティーは順調に進んでいった。 最後に奈央子は立花と加奈からスピーチをお願いされマイクの前に 立つ。 「立花さん。加奈さん。おめでとうございます。正直、羨ましいで す。私は長い間、白馬の王子を必死に追いかけてきました。34年間、 それに費やしたと言っても過言ではありません。 でも、ある時、ある人が私に言ったんです。『結婚はゴールじゃな い。逃げ道でもない。』と。 OLというものは楽ではありません。代わり映えのしない毎日の中 で独身男はどんどん消えてゆき、後輩達に先を越され、仕事をしっか りやっていても寂しい女だと思われていないかと、もう心の中でジタ バタして戦っているんですよね。 ある日気がつくと、私は何もかもを無くして、本当に一人ぼっちに なっていました。でも、そんな時、別のある人が私に言ったんです。 『ゆっくりとした時間の中で、今日するべきことをする。それが幸せ だ』って。 出口の見えないトンネルを息切れしながら走っていた私の毎日に風 が吹きました。 その時、やっとわかったんです。幸せは、がむしゃらに追いかける ものではない。戦って勝ち取るものでもない。それは多分、自分のす ぐそばにある。そんな、そこにある幸せに私は気づいていないだけで した。 そういう、一瞬一瞬を分かち合える人がいることが、本当に幸せで すよね。立花さん、加奈さん、いつまでも仲良く。お幸せに」 パーティーも終わり、黒沢は奈央子に話しかけようとするが、なか なか話ができない。 奈央子はみんなをカラオケに誘うが、予定があり断られてしまう。 帰り道、金太郎へ行くと、成田に向かったはずの黒沢が居た。 「おかえりなさい」 「はい」 黒沢心の声=やべっ、あがってる= 奈央子心の声〜黒沢くん、大人っぽくなったな〜 「アネゴ、全然変わらないですね」 「黒沢くん、ヘナチョコっぽくなくなったね。たくましいってこと だよ」 〜かわいい。やっぱり変わってないや〜 「いい結婚式でしたね」 「そうだね」 「アネゴ、いつかモンゴルに来てください。俺、待ってますから」 「そんな優雅じゃないよ。有休もないしさぁ」 =そういう意味じゃなくて= 〜どういう意味なんだろう?〜 「それで…」 「なに?」 =俺、☆◆○△★・・・= 〜ああ、読めないっ またオバサンの限界だ〜 〜私、☆◆○△★・・・〜 =ああ、読めないっ やっぱ俺まだガキだ= 「二人とも本当によく来てくれたね」と大将が言うと「はい」と 二人で答える。 〜私・・・黒沢くんの次に金太郎が好き〜 =俺・・・アネゴの次に金太郎が好き= 別れ際、桜の木の下で「黒沢くん、メール頂戴。あの・・・あなた のメールを読むと元気がでるから」と奈央子は言う。 「約束します。毎日メールします。朝8時に」 「待ってるね」 黒沢は手を振り、モンゴルへ帰って行った。 朝8時、黒沢が奈央子へメールを送ろうとするとパソコンのバッテ リーが切れてしまう。 電源を探し、草原を走り回る黒沢。 黒沢からのメールをソワソワしながら待つ奈央子。 しかしメールは届かない。奈央子は仕方が無く出掛ける。 モンゴル語教室、奈央子はモンゴルを勉強中 「モンゴルは今日もいいお天気です」 黒沢は電源を見つけ、やっとメールを送る 『拝啓、アネゴ。おはようございます。アネゴ。モンゴルは今日も いいお天気です。』 寸 評 終わりました。みなさん、どうでしたか? 私の感想は…『消化不良』です。っというか想像通りでした。 まぁ、アネゴらしい終わり方だし、この先を色々と想像できる終わ り方で良かったという方もいらっしゃると思いますが、私としては白 黒ハッキリして欲しかった。 「メール頂戴」という言葉が奈央子の精一杯のアピールだとは思い ますが、月日も経ったんだし、きちんと自分の気持ちを伝えても良か ったのでは? その他、沢木夫婦の今後や博美たち同僚の話ももう少し描いて欲し かったです。 掲示板etcでスペシャルやパート2を希望する声が目立ちますが、 どうなんでしょうね。 執 筆 者 西脇() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- ほとんどの回で提出期限を守ることが出来ず、編集長様ならびに読者の方々 へ大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。 今回のドラマはあらすじの書き方について本当に悩みました。 冒頭にある奈央子からのメッセージや奈央子と明彦の心の声(字幕)など、ど う表現すれば解りやすいか。 あと。個人的な感情として、不倫反対派&ジャニーズファンの私は、どうし ても奈央子と明彦の仲を中心に書いてしまう。 そういえば、昔は大好きなアイドルがドラマに出ていて、少しでもラブラブ っぽいシーンがあるだけで相手の女優さんにカミソリが送られる…だったと思 います。 今はラブラブなシーンが見たいとか結婚して欲しかったとか・・・時代も変 わりましたねぇ〜(ばば臭い?(^-^;)(西脇) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |