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===================================================== 発行部数 23 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/06/14 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 離婚弁護士2・ハンサムウーマン 局 名 フジ系 放映日時 火曜21時 キャスト 間宮貴子(天海祐希) 三神達也(宇梶剛士) 佐伯絵里(瀬戸朝香) 大庭保 (松重豊) 柳田俊文(佐々木蔵之介) 緒形亜紀(片瀬那奈) 井上紀三郎(津川雅彦) 小向つや子(戸田恵子) 本多大介(玉山鉄二) 脚 本 林宏司 主題歌 − あらすじ 第9話 え!?不倫弁護士 間宮貴子(天海祐希)の家に泊まった翌朝、三神達也(宇梶剛士) はマンションのエントランスで貴子の部屋のインターホンを鳴らして いる神谷佑介(佐藤隆太)とすれ違う。 貴子は寝ぼけたまま受話器を取り「三神さん」と答えてしまう。来 客が佑介だと気づき、驚く貴子。カフェで向かい合うが、一時間も無 言のまま。どうやら夏休みでイギリスから戻ったらしい。 街角で、「仕事だから」と彼氏から待ち合わせに遅れることを電話 で告げられる女性・北詰麻紀(星野真理)。麻紀は近くの店内のウエ ディングドレスに目をやり、ショーウィンドーに映った顔のニキビを 気にする。そこへ、エステサロンの従業員・魚住恵梨香(矢沢心)が 声を掛け、「20分で済むから」とエステの無料キャンペーンへ勧誘す る。 エステサロン・シャレードに移り、エステ契約をしぶる麻紀に男性 スタッフ・真中(田中実)が「今のままじゃ、あなたのニキビはます ます荒れる」と告げる。 貴子に「しばらく実家に戻る」と休暇を申し出る佐伯絵里(瀬戸朝 香)。緒方亜紀(片瀬那奈)が「子供の件、事務所に迷惑掛けたって 悩んでたからなぁ。戻って来なかったりして」と言い、本多大介(玉 山鉄二)は不安になる。 事務所に麻紀がやって来る。 麻紀は、10日前の6月4日、エステサロン・シャレードで美顔の無料 体験を受け、その後エステ契約を結んだ。ところが翌日になるとさら に肌が荒れ、病院へ行く羽目に。契約時よりサロンの対応に疑問を持 っていた麻紀は、契約の解除を申し出るが、サロン側は担当者がいな いなど、のらりくらりと交わす。とにかく契約を解除したいという依 頼だ。 クーリングオフができる期間は8日間で既に切れている。一度クー リングオフを申し出たが、「そんなことをされると私がクビになる。 クビになったらアンタ責任とれるのか」と脅された。これはクーリン グオフの妨害にあたり、期間が延長できる。しかし、エステ側はクー リングオフのことなど聞いてないと言い張る可能性が高い。 貴子の元へ三神から連絡はない。佑介からは何度も電話が掛かって きてるが、出ていない。柳田俊文(佐々木蔵之介)の元にも佑介から 電話があり、三神のことは話していないが、すれ違ったので気づいて いるようだ。 麻紀、大介と共にシャレードに赴く貴子。予想通り、恵梨香はクー リングオフの話など聞いていないとシラを切る。 そこで貴子は「クーリングオフは諦めます。その代わり、エステの 契約そのものを解除します」と告げる。 平成11年の特定商取引法改正により、エステはいつでも中途解約で きるようになった。サービスを受ける前なら2万円の解約料で解除で きる。クーリングオフに期限はあるが中途解約には期限はない。 「本当は、おたくのような業者に2万円出すのも惜しかったんで、 なんとかクーリングオフしたかったんですが、しょうがない。これで 解約して下さい。」 貴子達が去ろうとすると、真中が引き止める。「エステ契約の解除 だから20万だね」 麻紀が契約したのはエステと関連商品の健康セットで90万。契約書 には「推奨商品」と記載があり、商品にも「エステとは関係ありませ ん」と書いてある。関連商品なら解約できるが、推奨商品はクーリン グオフも解約もできない。次の日にわざわざ店に来て、よさそうだか ら買うと言ったとシャレードは主張する。健康セットの契約書は確か にエステの契約書の次の日の日付になっている。 健康セットの契約を取り消すには、消費者契約法による契約の取り 消ししかない。契約のさせ方に問題がある場合、それを証明できれば その契約を取り消すことができる。 1.不実告知=契約を結ぶ上で、重要な判断材料となる情報につい て、事実と違うことをいい、消費者を錯覚させること 2.断定的判断=将来の変動が不確実であるにも関わらず、断定的 な情報を伝え、確実であると錯覚させること。 3.不利益事実の不告知=消費者の利益になることだけを話し不利 益になる重要な情報は故意に伝えず、不利益なことがないと錯覚させ ること。 4.不退去 帰ってほしいと言ったのに帰らず、消費者を困惑させ ること。 5.退去妨害、監禁 契約時に1つでもこのような行為があれば契約が取り消せる。その 証拠を探すことに。 彼氏・大谷俊哉(柏原収史)と会う麻紀。 「エステ!?なんでそんなとこ行ったんだよ」 「肌荒れてるって言ってたじゃない」 「いいんだよ今更そんなの。で、70万も取られたの?」 「うん」 「何やってんだよ。ばかじゃないの?弁護士だって金掛かるんだろ」 「お金のほうが心配なの?」 「決まってんだろ!もういいよ、そんな話いちいち俺に聞かすな」 麻紀は俊哉と別れ、貴子と会う。「今エステを受けないと肌がぼろ ぼろになる」と言われ、不実告知にあたるが証拠がない。麻紀は日記 や家計簿などをつけていなく、証拠を探すのは難しい状況。 麻紀は「もういいです。諦めます、70万」と言い出す。「分かった からもういいんです。彼があたしのことを好きじゃないってこと。本 当は、つき合ってもうだいぶ経つし、そろそろ結婚なんて話になるの かなぁなんて思ってて。だからちょっと綺麗にしておきたかったんで す。でも違ったみたい・・・」と。貴子は「もうちょっと時間をちょ うだい」と麻紀を力づける。 柳田の元に佑介から電話が入り、屋台で飲む。 「忘れろ、間宮貴子のことは。君は多分イギリスへ行って慣れない 海外で色んな壁にぶち当たってんだろ。人間ヘコんだ時は昔の景色を 懐かしがるもんだ」 「何言ってんすか、俺は・・・」 「まだ夏休みじゃないだろ。君の行ってるロンドン大学、俺も留学 してた。この時期、ちょうど試験の真っ最中。夏休みにはまだ早 い。・・・逃げてきたんだろ。勉強、ついて行けなくて」 「大きなこと言って留学した割には、法律の専門用語も分かんなく て・・・」 「だけど俺に言ったよな。間宮貴子にふさわしい男になるんだって。 だったらそれまで戻ってくるな。きちんと卒業してから戻って来い。 これ以上、先生失望させるな」 「分かりました。・・・あの、彼女は今幸せなんですか?よくわか んないけど、なんかそうでもないような気がして」 「まぁ電話がないのは気にしてたみたいだけど、男と女の事は二人 しか分からないからな」 事務所のホワイトボードの絵里の欄にある「休暇」の文字を見つめ る大介。 貴子は鬼の涙で飲んだ帰り、「ごめーん」と彼氏の元に走る女性を 見かける。彼氏は「遅いよ。連絡しろよ」と。それを聞いた貴子は何 かを思いつく。 後日、再び麻紀と大介を連れ、シャレードに赴く貴子。 真中が「またおたくらか」と、うんざりしたように出てくると、恵 梨香も「実際多いのよねぇ。効果が出ないのをウチのせいにする奴」 と言い、真中も続けて「汚いものを綺麗にするのは時間が掛かるのに ねぇ」と言う。 貴子は通知書を提示しながら説明を始める。 「エステサロン・シャレードは6月4日午後4時20分、新宿区内の路 上にて会社員・北詰麻紀さんに『20分で済むから』と言ってエステの 無料体験を勧誘した」 「約15分の美顔マッサージを受けた後、同店において北詰さんに計 5人がかりで詰め寄り、半ば脅迫のような形で70万円の推奨商品の健 康セットを買わせた」と大介が続ける。 「これは、消費者契約法で契約を取り消すことができる退去妨害・ 監禁にあたります。よって推奨品の売買契約を取り消します。彼女は この日、恋人の大谷俊哉さんと待ち合わせをしていた。これが、時間 にうるさい男で」 「それが?」 「彼の機嫌を損ねることを恐れた彼女は、何度も、携帯で『ごめん、 遅れる』と知らせた」 「先生、嘘言っちゃダメよ。この子は店で携帯掛けてないもん」と 恵梨香が馬鹿にしたように口を挟む。 「どうして?」 「だって携帯掛けさせないように」と口を滑らせ、慌てて「だって 見てたから」と言い直す。 「へぇ〜。監視してたって訳」 バツが悪そうに下を向く恵梨香。 「でも今の子達は普通、こっちでしょ」と言い、麻紀に携帯を借り る。 「彼女はトイレに立った時、ずっとメールを送ってたの。日付も時 間も入ってるわ」うろたえる真中。 「エステ契約の際、あなたたちは15分で済むと言っておきながら、 実は3時間20分も彼女を足止めし契約書にサインさせた。これは消費 者契約法上の退去妨害、監禁にあたる」 悔しそうに唇を噛む恵梨香だが、真中は往生際が悪い。 「だから、それはエステの契約でしょ?エステの契約はもう取り消 したじゃない。こっちはエステ契約の次の日に健康セットを購入した 契約書、持ってるんだけど」と、契約書をテーブルに叩きつける。 「ん?字、読めないのかな?“帰りたいと言ってるのに、帰してく れないの”“今、健康セットを選べって言われて、選んでるところ”。 どっちも6月4日になってますよ〜。つまり、エステの契約と健康セッ トの契約は同じ日にされたってこと。契約書の日付は偽造であり、健 康セットの売買契約も消費者契約法上、取り消すことができる、とこ のメールは証明している。恋人も、彼女が遅れたことを証言してくれ るって言ってるし、これは確実に裁判でも有力な証拠ね」 真中は「馬鹿な、そんなこと」と呟き、控えていたスタッフに携帯 を取り上げるよう指示する。 大介が携帯を守り、「言っときますけど、この携帯力づくで奪って も無駄ですよ。送られた彼氏の方にも同じメールが行ってるんで」と ピースサインを出す。 「いっくら頭悪くてもそれくらい分かりますよねぇ」 真中にさらに追い討ちを掛ける貴子。 「これ、特定商取引法違反にもなるから、2年以下の懲役もしくは 300万円以下の罰金もある。もう1つついでに、監督官庁にこの店の 業務停止命令を出すように求めておいたから。さ、行きましょ」 笑顔で帰ろうとする麻紀達に、「待て!それさ・・・」と真中が引 き止める。 「汚いもの綺麗にするのに、案外時間掛からなかったね、これ。美 顔マッサージ、受けたかった。店がつぶれる前に。残念!」 呆然とする真中達を残し、店を出る3人。 麻紀が貴子に礼を言う。 「ありがとうございました。・・・あの、本当にあの人は協力して くれるって?」 「電話してみたら?あなたの方から」 貴子の言葉に後押しされ、俊哉と会う麻紀。 「顔のニキビなんかどうでもいいじゃねーか。もっと大事なことが あるだろ、俺らには。就職3年目には結婚しようなって、俺昔言わな かったか。無駄な金使ってる場合じゃないだろ。こっちは必死で残業 して金貯めてるって言うのに。おかげで渡しそびれたよ」 麻紀に指輪を渡す俊哉。 「安物だけどな。お前な、この何倍も高い契約してどうすんだよ。 俺、立場ねぇだろ。ニキビがあっても、何があっても、俺はそのまん まのお前がいいんだよ」 思わず俊哉に抱きつく麻紀。 事務所の外で、絵里に電話したい大介だが、なかなか決心がつかず 迷っているうちに通話ボタンを押してしまい、絵里につながってしま う。 「先生、帰ってきますよね。こないだのこととか、迷惑でも何でも ないんで。みんな仲間じゃないですか。それに、誰が何と言おうと俺、 味方ですから。先生がどこにいようと、俺・・・」 「ここにいるわよ」と、絵里が現れる。 「直接言う。どこにも行かないから。ありがと」 笑って頷き、「おかえりなさい」と大介。 柳田が貴子に話し掛ける。 「この間、佑介君と会いました」 うろたえる貴子。 「大丈夫。そのままそっとイギリス帰るから。ただ、最後に一度電 話に出てやってもらえますか。どうしても戻る前に、一言話したいっ て。自分の口からはっきりさよならが言いたいんでしょう」 電話を待ちながら、別れた時の佑介のことを思い出す貴子。その頃、 ハンサムウーマンの編集部では三神と佑介が対峙している。 佑介からではなく、三神から電話が掛かってきて、会うことに。 「すいません。全然電話できなくて。僕もちょっと真剣に色々整理 しておきたいことがあって。それがちゃんとするまでは、電話しない ようにって思ってました」 「そうですか」 「彼、佑介君、来ましたよ、僕の所へ。可哀想なくらい緊張しちゃ って、間宮先生とはどういうつき合いなんだって。それはっきりして くれないと、イギリスには帰れないって」 「また余計な・・・」 「僕もそう思いました。でも、膝が震えてる彼に免じて答えてやり ました。僕は間宮貴子を愛してる」と、貴子を抱きしめる。 「真剣に向き合おうと思ってる。僕も色々遊んだけれど、この恋は 最後の恋にしようと思ってる。誰にも渡さない。僕の心からの気持ち です」 うっとりとする貴子。 「彼、イギリスへ帰りましたよ。さっきの電話も彼が掛けてやって くれって言ったんです。あなたが待ってるみたいだからって。彼のお かげで、ここまではっきり言うことができた。まだガキだけど、いい 男ですね」 笑って頷く貴子。 後日、幸せで顔が引き締まらない貴子の元に内容証明が送られてく る。三神亜希子という女性から、夫・三神達也との不貞行為について 慰謝料を請求する、というものだった・・・。 寸 評 今回の敵は今までで一番“悪”って感じでしたね。糾弾してくれ てすっきりしました。俊哉も口は悪いけど、ちょっと不器用なだけな んでしょうね。 執 筆 者 テアラ(teara-lj@infoseek.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- いよいよ来週、最終回です。今度は絵里が貴子を助けるようですね。ゲスト も豪華なようで、楽しみです。(テアラ) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |