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===================================================== 発行部数 23 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/06/11 (Sat) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.土曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 土曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 瑠璃の島 局 名 日本テレビ系 放映日時 土曜21時 キャスト 川島達也(竹野内豊) 藤沢瑠璃(成海璃子) 仲間勇造(緒形拳) 仲間恵 (倍賞美津子) 米盛照明(小日向文世) 島袋さなえ(小西真奈美) 原 作 森口● 脚 本 森下佳子 主題歌 「ここにしか咲かない花」 コブクロ あらすじ 第9話 川島達也(竹野内豊)[高原信]は、観光客とケンカしたと言うこ とで、厳重注意を受けて帰されることに。 今日はもう船がないので、仲間勇造(緒形拳)が明日迎えに行くこ とにする。 藤沢瑠璃(成海璃子)は、なぜ川島が『高原』なのか?と問う。 仲間恵(倍賞美津子)は、人間、頑張ってもどうしようもないこと もあると言うが、納得できない瑠璃。 鳩海島に、美穂子(さくら)がやってきて、川島の写真を見せて、 探していると言う。川島(高原)は、兄・川島達也の友人なのでこの 島に来た。川島(高原)とは、兄の死んだ翌日から連絡が取れなくな った、と言う。 校長の小浜学(岸部一徳)は、川島(高原)は、石垣島の八重山署 にいると教え、島袋さなえ(小西真奈美)は、詳しいことは勇造に聞 くように言う。 自治会長の新垣治衛(平泉成)が、この情報を勇造に話す。勇造は 恵も呼ぶ。 高原は、殺した友人・川島達也(金子昇)になりすましてやってき た!? そこに美穂子がやってきて、それは違うという。 美穂子は兄・川島達也(金子昇)の死は、警察でも自殺と断定され たという。 恵は瑠璃を学校に送り出す。 瑠璃はいずみ(永井杏)を迎えに行く。 松隈奈津美(西山繭子)は瑠璃に、何でも相談して、と言う。自分 たちは高原を応援する、と。 瑠璃といずみは、暁(内田流果)を迎えて三人で登校。 新垣の家では、宮園壮平(塩見三省)、斉藤茂(賀集利樹)、中嶋 美月(井川遥)が集まり、高原のことをどうするか相談。無実なら追 い出せないし、もし殺人を犯していたら、どうするのか?と。 いずみと暁は、瑠璃を元気づけようとするが、瑠璃は途中でさなえ には、忘れ物をしたと言っておいてと言うと、どこかへ行ってしまう。 勇造は高原を迎えに行き、瑠璃が待っているから鳩海島に帰ろう、 と言う。 でも、鳩海島に、本物の川島の妹が来たので、島の人がいろいろ言 うかもしれない、と付け加える。 松隈浩二(勝村政信)がインターネットで、『川島達也』のことを 調べていると、さなえがパソコンの電源コードを抜いてしまう。経費 節減ですから、と。 そして、そんなに気になるなら、直接本人に聞けば?と言う。 さなえは、中学校再開の嘆願書を作成し、小浜に直接、石垣島の教 育委員会に出しに行きたいと言う。 小浜は、『可愛い子には旅をさせろ』って言いますからね、と許可 する。教育委員会は手強いですよ、と付け足して。 瑠璃は美穂子に、高原(川島)のことを聞きに行く。 美穂子は瑠璃に三人で撮った写真を見せ、高原は兄・川島のたった 一人の親友。絶対成功すると野心をたぎらせる川島を、いつも抑制し てくれていたのが高原。 5年前、高原と川島は、念願の店を表参道に、共同経営で出した。 ある日、飲み過ぎた川島を高原はバイクの後ろに乗せて走っていた が、飛び出してきた車を避けようとしてハンドルを誤り、バイクを転 倒。 高原は利き腕の右手をけがしてしまい、はさみを持てなくなった。 高原は事故を自分のせいだと自分を責め続け、川島はいらだちを高 原にぶつけた。 ある日、川島は投身自殺を図る。 命は取り留めたが、脊髄を強く打ち、もう起きられない身体になる。 それから毎日、死にたいと暴れ続けた川島..... 瑠璃はもう、美穂子の話は聞きたくない、と立ち上がる。 美穂子はただ高原に何があったか知りたいだけ、と言う。 瑠璃は、もし高原が戻ってこなかったら、美穂子のせいだから。そ んな関係では、高原は戻ってこないかもしれない、と言う。 瑠璃が小学校に遅刻してくると、小浜がさなえの代理で授業してい た。 そして、みんなが不安になるのは、信じたい人が信じられない時。 それを解消する特効薬を小浜は教える。 深呼吸をし、お腹に手を当て、目をつぶり、なんでその人を信じて いたのか、1つずつ思い出すこと、と言う。 さなえは石垣島の教育委員会に鳩海島の中学校再興の嘆願書を出し、 生徒の数の要件を、3人から2人に減らして欲しいと訴える。鳩海島 から石垣島へは通学不可能な距離なのだから、と。 教育委員会の人たちは、今、さなえは授業をしているべき時間では ないか?と言う。 さなえが小浜に許可を取ったというと、教育委員会の人たちは、今 度は許可を出した小浜のことを問題にする。 さなえには来年の3月で異動なのだから、こんな無駄なことを考え なくていいと言う。 さなえが鳩海島に戻ろうと波止場へ行くと、美穂子が立っている。 美穂子は高原に話を聞こうと署へ行ったが、行き違いになった。で も、なかなか鳩海島に戻る勇気がないと言う。 美穂子はさなえと共に鳩海島に戻る船中、初めてのはずなのに鳩海 島をよく知っていた気がすると言う。 勇造に連れられて高原が鳩海島に戻ってくる。 高原の姿を見て、ささやき合う島の人たち。 高原が仲間家でお茶を飲んでいるところに、瑠璃が帰ってくる。 高原は「お帰り」と声を掛けるが、瑠璃は挨拶もせず、自分の部屋 へ入る。 勇造が瑠璃に声を掛ける。 瑠璃は、人にはどうしようもないこともあると言われたけど、高原 がいなくなっては悲しくて、何も言えなかった、と言う。 勇造は、瑠璃のまわりには、沢山瑠璃のことを思ってくれる人たち がいる。高原はきっと黙っているのが苦しくなって、そのことを言い に戻ってきただけだろう。そんな高原をわかってあげるように、と言 う。 無理だ、と瑠璃。 瑠璃は波止場で、戻ってきたさなえと美穂子に会う。 美穂子はこの島を兄が持っていた写真で知っていた。灯台やこの桟 橋が写っていた。 兄は鳩海島の生まれで、そのことを誇りにしていた。だからきっと 高原は『川島達也』としてこの島に来たのだろう。そして、川島達也 の人生を生きている。 自分はそれをわかったので、東京で川島と何があったのか聞かなけ ればいけない、と言う。 「ありがとうね、瑠璃ちゃん。今まで、瑠璃ちゃんにも、この島の 人々にも、ずっとウソをついてきたけど、何から話した方がいいか な.....」と高原。 高原は、自分の名は高原信。川島達也は親友で、美穂子の兄と言う。 美穂子は川島に、何が残されているのかと問いかけてきたが、高原 には答えられない。 高原と美穂子は川島を家に連れ帰り、来週からリハビリ。早く始め れば、それだけ効果が高い、と言う。 川島は海が見たいと言う。 高原は夜、川島を埠頭に連れて行った。 川島は、この海の向こうに生まれた島がある。そこに帰りたい。も う疲れたし、この先、美穂子や高原のやっかい者になりたくない。死 にたい、と言う。 高原は、川島の面倒を見ると言うが、川島は一生見るのか?『生き ろ』という方は簡単で、でも、生かされている方はたまらないよ、と 言う。 高原は車椅子を埠頭の端に押していき、「死ねよ!」と車椅子を蹴 る。 「海が見たいんじゃなくて、死にてぇんだよな」と高原。 高原は、悪い夢を見ているような状態だった。頭の中がしびれてい るようだった。 「そんなこと、できるわけないだろ。『殺してくれ』と言われて殺 せるわけないだろ。生かされることが地獄だって、オレは『生きてく れ』としか言えないよ」と高原は言い、帰ろうかと促す。 「悪かったな、辛いこと頼んで。もういいよ、信」と川島。 川島は自力で身体を起こすと、「ありがとうな」ということばを残 して、自ら海に飛び込んだ。 高原も海に飛び込み、川島の身体を捕まえた。 でも、その時高原の頭に、「オレが生きていれば何かいいことがあ るって言えるか?」という川島の言葉が甦り、手を離してしまう。 そのまま川島の身体は沈んでいく。 海から上がった高原は、車椅子を海に蹴り落とす。 「違うよ。わたしを助けてくれた時のように川島(高原)さんは助 けようとしたんだよ」と瑠璃。 「どういいつくろっても瑠璃ちゃん、あいつを死なせたのにかわり がないんだよ。生きていればいいことがあるって、オレは言えなかっ たんだよ。この島であいつの名前を騙って生きてきた」と高原。 「東京に帰っちゃうの?」と瑠璃。 「うん。警察に行って、全部話してくる。そうしないと、『高原信』 に戻れないから」と高原。 「川島さんのままじゃいけないの?」と瑠璃。 「瑠璃ちゃん、わかってくれ」と高原。 「そんなのイヤだよ。絶対許さないよ。なんでわたしを助けたの? わたしを放り投げるなんて!」と瑠璃。 「瑠璃.....本当はわかってるんだよな。川島(高原)クンのこと、 わかってるんだよな。川島君のこと、大好きだもんな。思い切り泣け」 と言うと、勇造は瑠璃を抱きしめる。 瑠璃は勇造の腕を離れると、涙を流しながら駆け出す。 寸 評 遂に川島(高原)の過去が明らかになりました。川島は入水自殺 で、高原は、助けられそうだったけど助けなかった、という犯罪だっ たのですね。 川島は、やはり鳩海島を去っていってしまうのでしょうか?瑠璃の 親しい人は、やはり一人去り、2人いなくなり.....という運命なの でしょうか? どこまでも青い空の下、寂しいような、もっとからっとしたような。 執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 先日、やっとHDDを買う前に大量に録画したビデオ・テープを見終わりま した。 ずっとテープに録画していた『愛のソレア』も、全部の回を見終わりました。 昼ドラマに久しぶりにはまりました。事件続きで、60回以上あったのにも関 わらず、中だるみを感じませんでしたね。 時間が長いとドラマの作りとして、主人公の子供時代から大人、あるいは年 寄りになるまでを描く、ということになりますね。美保が一番輝いていたのが、 最後の年齢でしたね。女優時代は無理した感じでした。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |