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===================================================== 発行部数 23 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2005/05/31 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 離婚弁護士2・ハンサムウーマン 局 名 フジ系 放映日時 火曜21時 キャスト 間宮貴子(天海祐希) 三神達也(宇梶剛士) 佐伯絵里(瀬戸朝香) 大庭保 (松重豊) 柳田俊文(佐々木蔵之介) 緒形亜紀(片瀬那奈) 井上紀三郎(津川雅彦) 小向つや子(戸田恵子) 本多大介(玉山鉄二) 脚 本 林宏司 主題歌 − あらすじ 第7話 「絶対別れない女」 朝、ジョギングする柳田俊文(佐々木蔵之介)。間宮貴子(天海祐 希)が三神の車から降りるのを目撃。「先生が朝帰り・・・?」 事務所に佐伯絵里(瀬戸朝香)がにこやかな顔で出勤。小向つや子 (戸田恵子)と緒方亜紀(片瀬那奈)は、「彼氏でもできたのかな?」 と噂する。それを聞いていた本多大介(玉山鉄二)は「えっ?」と動 揺。 仕事中の絵里の態度もいつもとは異なり、大介がまだやっていなか った仕事に対し、「忙しいとは思うけど、なるべく早めにお願いね」 と優しく言う。 そのとき、絵里の携帯が鳴り、微笑みながら電話に出て、話を聞か れないように部屋を出て行く。 事務所に新しい依頼人がやって来る。 依頼人・野波真理(中山忍)、33歳は水泳指導員をしていて、2年 前に泳ぎに来ていた建設会社経営・北尾龍三郎(清水紘治)、64歳と 知り合った。二人は年齢の壁を超え惹かれあう。北尾には妻と成人し ている子供もいるが、8年以上別居状態が続いており、結婚生活は破 綻していて、真理と結婚の約束をしている。ところが、北尾の妻・芙 美子(江波杏子)は離婚をかたくなに拒否。 そこで、正式に妻と離婚をし、真理と結婚したいという依頼だ。 いくら結婚生活が破綻してから二人が出会ったとしても、形として は不倫であり、北尾からの離婚請求が認められるためには次の3つが 必要になる。 1.夫婦の別居生活が2人の年齢、同居期間と比べて相当の長さに なること 2.夫婦間に未成熟の子供がいないこと 3.妻が離婚に より極めて過酷な状態に置かれないこと 1.については、最高裁で7年半の別居生活で離婚を認めた事案が ある。 2.については、子供は既に独立している。 3.について は、北尾が妻に杉並の家と、2000万の慰謝料を用意するつもりである。 金額としては充分だが、妻はなぜか離婚に同意しない。 そこへ亜紀が入ってきて、新聞を渡す。記事には北尾がマンション から転落したとある。 貴子が病院へ赴き、医者に話を聞く。北尾は両足の骨折、全身打撲、 頭部を8針縫う怪我という状態で、命に別状はない。 貴子は芙美子にも話を聞きに行くが、「主人とは絶対に別れません」 と言われてしまう。 北尾は社員研修用のマンションの一つから転落。警察は事件、事故、 自殺未遂の3点から調査している。 貴子は再び病院へ行き、なぜそこまで離婚を拒むのか、芙美子に尋 ねる。 「決まってるでしょ。遺産が欲しいからよ。あの人を、何年支えて きたと思ってるの。最初は従業員が5名。その頃からずーっと一緒だ ったの。あの人は強面でやり手そうに見えるけど、ほんとは気の小さ な男なの。でも外づらがよくて、あたしにしかあたれないもんだから、 昔は些細なことで何度殴られたか。会社が軌道に乗ったら、飲む・打 つ・買う。女を囲うのは男の甲斐性だって、堂々と愛人を作ってると きもあったわ。そんな想いで40年間・・・いまさらどこの誰とも分か らない女に、遺産を取られて我慢できると思う?」 「だから、あの事故が?」 「どういう意味?」 貴子が事務所へ戻ると、井上紀三郎(津川雅彦)が知り合いの記者 から聞いたという新情報を伝える。北尾が転落する前に、女性と言い 争う声を聞いたという、マンションの住人が現れたのだ。さらにその 直前、芙美子らしき女性がマンションに入っていくのを見たという証 言も。 慌てて病院へ戻る貴子。病室に北尾がおらず心配する貴子だが、治 療に行っただけだった。 警察からの事情聴取が終わった芙美子の元へ、再び貴子が現れる。 「あなたも、あれは事故じゃなかったと思ってるんでしょ?」 「私は違います。奥さんは、離婚をしない理由に、遺産が欲しいと 言われた。だけど北尾さんは、充分すぎる位お金は払うと言ってる。 その他どの条件を見ても、奥様が離婚に応じない理由がない。このま ま調停や裁判になっても、負けるのは目に見えてる。奥様がそれを分 からないはずがない」 「つまり?」 「北尾さん、エタ注・・・エタノール注入という治療を受けられて ますね。昔、私の叔父が同じ治療を受けてました。念の為、大学に行 って調べてきました。やはりそうでした。ある病気の治療法だって。 私の叔父は・・・・・」 「肝臓ガン・・・でしょ?」 「はい」 「もう転移も見られて、医者からはもって半年だって。もちろん本 人も知ってるわ」 「だから奥様は離婚したくなかった。妻として最後まで面倒を見よ うと・・・」 「彼、飛び降りたの。離婚についての最後の話し合いをしたい。そ う言われて、あの人のマンションへ向かったわ。私はもう、その時は 意地を張ってるのが馬鹿らしくなってて、別れてあげるつもりだった」 その話し合いの席でガンだということを知らされる芙美子。北尾は それ以来、誰とも連絡を取らず、部屋に閉じこもって病院にも行かな くなった。 「あの人、人一倍見栄っ張りだから弱い所を人には見せたくなかっ たのよ。でもその日から、睡眠薬がないと眠れなくなって、そのうち 『こんな病気で弱っていく俺は俺じゃない。死ぬ。死なせてくれ』っ て毎日言うようになって・・・」 そして北尾は飛び降りてしまった。倒れている北尾の元に芙美子が 行くと、「殺してくれ。頼む。お願いだから」と北尾。芙美子は近く にあった大きめの石を振り上げるが、振り下ろすことはできずに泣き 崩れる。 「本当に勝手な男でしょ。外ヅラがよくて、あたしにだけひどいと こを見せ続けた40年間。だから、あたしが最期を看取る。他の人には 邪魔されたくない」 「40年の愛情ですか?」 「愛情・・・・憎しみ。あたしを苦しめつづけた人間の最期を、こ の目で見届ける。そうしないとねぇ、ケリがつかないのよ。私の40年 に。・・・会ってもいいわ、あの人に」 病室で北尾に面会する貴子。 「先生、お願いです。真理には知らせないでほしい」 「あの、離婚は・・・?」 「頼む。お願いです」 紀三郎と共に、真理に報告する貴子。北尾がああ言っている以上、 離婚の話は進められない。 「北尾さんの奥様は、かたくなに離婚はしないと仰っています」 「どうしてですか?8年も別居してたんですよね?」 「その・・・財産が惜しいと・・・」 「だから言ってるじゃないですか。あたしは、財産なんか欲しくな いんです。もし奥様がそのことを疑っているのなら、相続放棄ってい うんですか?その手続、取ってもいいんです。先生、離婚できるって 言ったじゃないですか」 「奥様の気持ちがかたくなだと、調停や裁判になりますから、時間 が掛かるんですなぁ」と紀三郎。 「どれくらい掛かるんですか?2年も3年も掛かるんですか?私、す ぐにでも結婚したいんです。時間がないんです」 「え?どういうこと?」 「・・・妊娠してるんです」 真理のバッグの中には母子手帳が・・・。 帰り道、紀三郎から提案が。 「離婚が不可能なら、せめて子供の認知は?」 「北尾さんはもって半年と言われてる。子供が生まれてくるのは 7ヵ月後・・・」 再度、芙美子を訪ねる貴子。 「野波真理さんは妊娠しています。3ヶ月だそうです。だからどう しても彼女は、籍を入れてほしかった。戸籍の父親の欄を空白にした くなかったんです」 「それで?」 「奥様に離婚の意思がないのは分かりました。だけど、子供の認知、 それだけは奥様が反対されても、北尾さんの意思だけでできるんです。 離婚は諦めます。ただ、認知だけは北尾さんにして頂きたい」 「なら勝手にすれば?あたしの許可はいらないんでしょ」 「はい」 「だけど無駄でしょ?あの人、もって半年。子供が生まれる前に死 んじゃうわ。残念だったわね」 去っていこうとする芙美子だが、貴子が呼び止める。 「方法はあります」 「どういうこと?」 「胎児認知です。胎児、つまりお腹の中の子供でも認知できるんで す。子供の認知と同様、奥様の許可がなくても北尾さんの意思だけで できるんです。北尾さんと話をさせてもらえませんか?」 「・・・そんな方法が。さすがは弁護士さんね。・・・できない。 行かせないわ。そんな、ほんとにあの人の子供かどうかも分からない。 このまま死んでもらうわ、あの人には」 そのとき、北尾の容態が悪化。真理も病院へやってきた。面会でき るということで、芙美子が北尾の病室へ向かう。その背中に、貴子が 頼む。 「生まれてくる子に罪はないですよね?北尾さんにお話し頂けませ んか?」 「しつこいわ」取り合わず行ってしまう芙美子。 北尾の病室から出て行った看護婦が、扉を開け放ったまま行ってし まう。芙美子が中から真理へ「どうぞ。どうぞお入んなさい」と声を 掛ける。 「あなたの愛人が来てるわよ。この人のお腹の中には、あなたの子 供がいるんだって。まだ3ヶ月。この弁護士さんによるとね、子供は 生まれないと認知もできないんだって」 「奥さん」 「だから・・・だから生きなさい。認知したければ、子供が生まれ るまで頑張って生きなさいよ。愛人囲うのも男の甲斐性だって、あな た前に言ってたわよね。その甲斐性、見せなさい。生まれてくる子を 1人認知できないなんて、男の甲斐性があるって言える?北尾龍三郎、 それでいいの?散々、大きな口叩いて・・・。この子が生まれるまで、 大きくなるまで、死なないで。・・・・・それがあなたの義務よ」 手を伸ばす北尾。芙美子が真理の手を取って、2人の手をつなげる。 屋上で、お礼を述べる貴子に、「憎しみと愛情はいいお友達なの」 と答える芙美子。貴子がいなくなった後、一人涙を流す。 小料理屋・鬼の涙で飲んでいるつや子と柳田。 「貴子、明日いよいよ3回目のデートだって」 「だってこないだ、朝帰り・・・?」 「あれ、朝までドライブしてずっと喋ってたんだって。高校生じゃ ないんだから」 「そうなんだ」 「あんたはたもっちゃん(鬼の涙の主人、大庭保・松重豊)と仲良 くなったの?」 保は、貴子の好きな人が柳田だと思い込んでいて、柳田を敵視して いるのだ。「話題っていうのはさぁ、共通の友人の話から入んないと」 というつや子のアドバイスを元に、貴子が最近、一目ぼれをしたとい う話をし、さらに怒らせる。 翌日、貴子は三神とデート。そして、絵里も誰かと待ち合わせ。 大介が、小さな女の子と食事している絵里を見かける・・・。 寸 評 芙美子が北尾に「生きなさい」と言ったところで、思わず涙がこ ぼれました。結局のところ、芙美子は旦那を愛していたのでしょう ね・・・。 執 筆 者 テアラ(teara-lj@infoseek.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 風邪をひいてしまったようで、一昨日から熱が下がりません。37.5度くらい の大した熱ではないのですが・・・。 暑くなったり、涼しくなったり・・・という天気が続いてますので、皆様も お気をつけ下さい。(テアラ) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |